たけのこさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

たけのこ

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天気の子(2019年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

【ネタバレあり】

Q:自らの覚悟で犠牲になることを選んだガールフレンドを救うと東京が水没します。あなたならどうしますか?

周りのことを考えずに目の前のことだけに夢中になれるのは、子供ならではの特権
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.0

名作と聞いていたのですが、意外なほど響きませんでした。端的に言うと「自分の少年期あるある」に通じるものがなかったのだと思います。アメリカ人とは原風景が違うのかもしれません。彼らにとっては「三丁目の夕日>>続きを読む

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ミュータントの能力バトルには見応えがありましたが、シリアスな人間ドラマをヒーロー物でやろうとして上手く行かなかった感じでした。大人の鑑賞を意識し過ぎたのか、子供が観ても誰を応援していいのか分かりにくい>>続きを読む

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.0

コメディシーンや岡田君のアクションは良かったです。私は血が飛び散るような殺人描写が苦手なのでそこは減点。もう少しマイルドだと良いのだけど。

岡田版「白い巨塔」は見てませんが、岡田君はファブルのような
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ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

3.0

観る前は連続殺人犯カップルの逃避行的なイメージに抵抗感がありましたが、全編にわたり至ってポップな作りでした。1994年公開にしては映像センスがオシャレな感じ。オリバー・ストーン監督には硬派な社会派イメ>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

5.0

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アラジンと魔人との厚い友情に私も周りの観客も大号泣でした。予告編では「これってウィル・スミスにする必要あるの?」と思いましたが、終わってみれば彼以外には考えられないですね。

劇場体験型の映像エンタメ
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私の少女時代 Our Times(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

(ネタバレあります)

前半のノリがコミカルなこともあり、「青春って甘酸っぱいよねー」程度に観てましたが、ラスト15分ほどでの大人の恋愛映画としての完成度がだだ上がりでした。超大物俳優を起用しての大仕
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カラフル(2010年製作の映画)

3.0

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いま一つ刺さるものがありませんでした。マコトがヒロカに「いろんな色があっていい」と話す内容自体はイイ話だと思います。一方でマコトが中学生にしては老成した悟りに至ったキッカケが何だったのか、ピンと来ませ>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

5.0

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見たことのない風景や、日常の中のふとした瞬間に懐かしさを覚えるのは、
今では思い出すことさえできない遠い日の記憶を呼び起こされるからかもしれない。

運命を変えたのは、偽りのない子供の目を信じる親の心
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

ハリウッド版ゴジラ:キング・オブ・モンスターズを観た後の小学生たちの会話、「シン・ゴジラの方がカッコイイ」からの鑑賞。たしかにカッコイイ!

まずゴジラのフォルムがカッコイイ! ハリウッド版はずんぐり
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.0

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THE・怪獣映画でした。迫力あるけど中身なし!でもそれがいい!

怪獣バトルの映像には予告編通りの迫力がありました。特にラドンが通過した後の大惨事感が良かったですね。ラストで“キング”にひれ伏す姿には
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レプリカズ(2018年製作の映画)

4.0

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ラストでのターミ兄ちゃんの大暴れで一気にチープになりましたが、B級寄りのSFサスペンスとして十分楽しめました。主演のキアヌ・リーブスでなんとか踏みとどまった感じ。クローン家族へのネタばらしや黒幕の自分>>続きを読む

貞子(2019年製作の映画)

1.0

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お姉さん「出口調査ですが、貞子は100点満点で何点でしたか?」
私   「正直に答えていいんですか?」
お姉さん「もちろんです」
私   「マイナスが付けられないんだったら0点です」

ツッコミどころ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

これといった事件が起きるわけでもない恋愛ものですが面白かったです。観る人の性別や年齢でツボが全然違ってくる作品だろうなーと思います。

前半はよくある男女の恋愛話という感じでつまらなかったのですが、ス
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インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

4.0

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私はシェイプ・オブ・ウォーターにはハマれなかったのですが、そっち方面の美女と異形の純愛路線を狙ってもイケてたんじゃないかなーと思いました。ラストの化け物バトルはいらないかも。

・いくらでも尺を取れそ
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.0

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ヒーロー物として安定的な面白さがありました。エンタメとしての文法が確立されており、いつものメニューを頼めばそれなりのものが出てくるチェーン店のような安心感。ただグルメにとっては、ダメ元で飛び込んだ名も>>続きを読む

アルマゲドン(1998年製作の映画)

5.0

過去鑑賞記録。インターステラーからの宇宙SF父娘物つながり。最後に観たのがずいぶん前なので細部を覚えていませんが、エアロスミスの名曲が流れるだけであの感動がよみがえります。職場の避難用ヘルメットを小脇>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

2.0

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意識高い系のトンデモSF作品でした。これだけ内容がガバガバだとかえってつっこむのが野暮な感じもしますが、各シーンにつっこみテロップを入れながら楽しむマニアもいるのではないでしょうか。終盤の「本棚の裏側>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

5.0

王騎がッッッ!!!寄せてきたッッッ!!!
(※原作ファンによる感想です)

これまで観た邦画でトップクラスの面白さでした。まず山崎賢人と吉沢亮の熱演が秀逸。序盤のわずかな時間の中で、信と漂との出会いと
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芳華-Youth-(2017年製作の映画)

4.0

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前半は美しく、後半は残酷で、ラストは切なかったです。戦場シーンが抑制されたものであれば文句なしの5評価です。

映像と音楽、少女たちの輝く生命が美しく、前半は浮き立つ心で観ていました。模範兵くんが完璧
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.0

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ほぼドラマ性のない単調なドキュメンタリーでした。

この作品では、9.11からイラク侵攻までの世論やマスメディアの動きを、真実の報道を使命とする二人の記者の行動を通して描いています。

一方で、世の中
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フューリー(2014年製作の映画)

5.0

あらゆる感情を揺さ振られる。

二人は若い。そして生きている。

エマとの出会いと別れの切なさ。男が惚れるブラピの男前ぶり。

ティーガー戦車のハンパ無い強さ。

誰に強いられたものでも無い使命。私が
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希望の灯り(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

【登場人物の生死に関するネタバレあり】

作業着に袖を通すシーンの繰り返しで表現される単調な日々。食品スーパーのバックヤードという地味な舞台設定ですが、本作ではそこで働く人々の営みを丁寧に映し出すため
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百円の恋(2014年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

安藤サクラの肉体改造とラストのボクシングシーンは良かったです。逆に言うとそれ以外に見どころがありませんでした。あえて良く取れば、うんざりするような底辺生活の描写があってこそ、ラストの試合後のイチコの心>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

見応えのあるキャスティングに対し、脚本のお粗末さがアンバランス。せっかく役者が揃っているのに、制作陣の力量が商業レベル未満のように感じました。

チェイニーの人物像や、核となる政治ドラマが描かれるわけ
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小さな声で囁いて(2018年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

表現を職業とする以上、世に出した作品を批評される覚悟、さもなくばそれを受け流す覚悟は必要と思います。特に映像作品であれば、キャストの容姿は作品を構成する重要な要素の一つになるので、当然批評の対象になる>>続きを読む

あん(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

どら焼き屋さんの日常の描き方が丁寧で好感が持てただけに、監督が描こうとしたテーマがどこにあるのか分かりにくく残念でした。

私なりにこの作品のテーマを解釈をするならば、

「服役経験のある青年が、同じ
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

5.0


ハートウォーミングという表現がぴったりの作品でした。エンドテロップが始まった時は「え?終わり?」と思いましたが、本作は映画的な結末を求めるような作品ではないですね。仮に裁判に勝ったとしても、検事が指
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運び屋(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

イーストウッドの俳優人生を見届けるぐらいの意気込みだったのですが消化不良でした。この作品をイーストウッドの見納めとは認めたくないので、ぜひ次回作を期待。

イーストウッドが演じることでなんかイイ話みた
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

異人種バディの奇妙な友情という王道プロットで、普通にホッコリしました。良い意味で捻りのない直球ストレートの映画でしたが、本作では二人がやり取りするセリフにハッとする名言が多かったです。例を挙げると、>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アクションシーンには迫力がありましたが、脚本がイマイチでノリ切れませんでした。

無敵の人気ヒーローが悪党に倒されてしまう姿を見て、心を痛める子供たちはいないのだろうか? 私自身はマーベルヒーローにあ
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

このジャンルでは一つの完成形で、個人的にいちばん好きなやつでした。コールセンターを舞台にした電話版「serch/サーチ」。

緊急ダイヤルのコールセンターの一室からカメラが外に出ることはなく、主役の顔
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.0

世界観  :< ブレードランナー
アクション:< ミッション・インポッシブル
ストーリー:無評価  

20世紀フォックスのオープニングパロディが洒落てました。ボヘラプとかもそうだし最近多いですよね。
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ビリギャル(2015年製作の映画)

4.0

(実話のストーリーを知らないので映画作品としての評価です)
ベタなホームドラマですが、ベタゆえに安心して観ることができました。

私は勉強のデキる子だったので、「勉強よりも人間性」「不良の方が実はいい
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ヒート(1995年製作の映画)

-

過去鑑賞記録。ずいぶん前に観ましたが、冒頭の「ヒーローになろうと思うな!」というセリフをいまだに脳内リピート中。仕事中にエエカッコしいで余計な口出ししたくなった時とかにこのセリフで自分を戒めることが多>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ある程度分別のある女性が一人で観に行く感じの映画という印象。私の偏見かも?
「煌びやかなイギリス宮中で繰り広げられる老け専レズの三角関係」
言葉にすると下品で申し訳ないですが(笑)、映画としてはむしろ
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