『ボストン市庁舎』以上にミニマルで、かつ明確に主人公がいるように見えるので、見易すぎる。見た事の無い一生食べることができないだろう食べ物が大量に出てきて最高。
効率化と多様性の尊重の食い合わせの悪さを>>続きを読む
どうしても想起してしまう固有名詞の印象とは違い、ポップな映画。撃墜されて脱出、降下したその先はスターリングラードの激戦の真っ只中で死屍累々の戦場を転げ回るっていう展開が特にそんな気持ちにさせる。
映像>>続きを読む
途方もないというか何の救いもないというか、記録としての映画が忘れ去られる者を救い得るのではないかという楽観さえも否定していくような感じ。政治の暴走や自然災害が、個々人の何もかもを容赦なく覆い隠す。落下>>続きを読む
メカトロウィーゴみたいな特攻兵器に自我と発話機能持たせてる米軍がマジで畜生すぎて凄い。ザンスカール帝国のバイク戦艦みたいなのが怪獣映画の文法で登場した時はたまげた。AIをスピーシーとして描いてるのに、>>続きを読む
デ・ニーロがほぼシス卿。
映画はあくまで作りものとするエピローグと責任を引き受けるかのように登場するスコセッシ。偉い。
シリーズにはコレといって思い入れもないが、階段とホットラインマイアミ視点は凄い楽しかった。特に階段のところは普通にジョン・ウィックを応援してしまった。
序盤、ジョン・ウィックシリーズのユーモアの匙加>>続きを読む
やけに気合の入ったフェイクドキュメンタリーやマイルドな「こわれゆく女」的な場面、土砂崩れとご近所との派手な言い争いに、多少の意地のようなものを感じはしたが、どうもこのテレビドラマ然とした画面と音楽、そ>>続きを読む
全然好きじゃないなーって思ってたけど普通に終盤でヤラれた。鏡の使い方はまぁ良いとして、突然排水溝から覗くカメラが挿入されてビビった。『ブレイキング・バッド』かと…
現在しかない人たち!
正反対な二人を一応繋ぎ止めてる「映画が好き」という事実に映画の文化としてのパワフルさを多少感じる。
空白、不在、欠如。その他のこの作家の作品に通底する主題を掲げた、現状唯一のドキュメンタリーの体で撮られた映画だが、やっぱり枠組みを基本的に無視、或いは利用していくのが良い。
唐突な暴力、3回?血塗られていると言えそうな場面があった。つながりそうもない挿話が繋げられていたり、稽古風景のようなものが挿入されていたり、なかなか変でよかった。物語やジャンルといった内部や画面の中だ>>続きを読む
2017年前後って画面に映ってる人が生きてるのか死んでるのか、存在してるのかしてないのか、してて良いのか良くないのか、そういうことが分からなくなってくる映画が沢山あったな…という記憶がありその中で見逃>>続きを読む
今まで刺激されたことのない中枢が刺激される感じ。何の中枢かはわからないけど漠然と
基本画面の外の存在だったドイツ軍(野原での戦闘では基本的に音だけ)が目の前に現れてくる時に、映画としてはもっとも緊張の高まる屋根裏のシーンがあるのが上手過ぎる。そこから細部が明らかになり赤軍側のイデオ>>続きを読む
帰りに俺の弟が泥酔の末、鍵と定期券以外の全ての所持品を無くして気づけば朝を迎えていたというBunkamuraの前を通った。何故か感慨深かった。
格子柄のコート、格子状の窓、格子の柵。
檻のようなイメージから出てくる閉じ込めるという反復が、フランセスの状況から、フランセスが男に対してやること、そしてフランセス自身が内側に押し込めてきた欲望と多層>>続きを読む
この興奮はオールタイムベスト的なやつかもしれない…!うおー!
個人的にずっと観たかった新作映画が本当に最高だったというこの高揚感は本当に得難い。
心療内科などにいくと必ず「最近眠れていますか?食べれていますか?」と聞かれる。その二つが人間に最も大きな影響を与え>>続きを読む