幸福観がざっくりしすぎている事始め、全編地に足ついてない感覚がある。
地に足ついてない世界設定で狂気を描かれてもそもそも「怖い」とならないので、ホラー映画の面白さでもある画面で起きてることの凄惨さが閾>>続きを読む
みんな純粋で良い。
固有名詞リストアップしておきたい系
ロンドンに戻ってからがなんか…。
『バービー』よりは好きな気がする。ほぼ同じ映画だという気もする…というと細部に目を向けなさすぎだと我ながら思う。つまり結構どうでも良かったっぽい。
そんなことより近所>>続きを読む
じぃさまの自己省察。
無様で惨めで哀れ。
映画が持てる客観性について考えてた。主人公の無様さについては心に留めておきたいが、ウディ・アレンの映画は映画の外のことを踏まえなくても、やっぱり合わないなーと>>続きを読む
音を聞くこと、オフスクリーンを筆頭に様々な意味での空白を信じているので、やっぱり偉い。
映像ワークショップの映画すぎる。『ドライブマイカー』が濱口竜介が映ってない濱口竜介のワークショップ映画だったみた>>続きを読む
Blu-rayが届いたのでまた見る。
なんだか悲痛な横移動の連続が、最後の本当に小さな落下(そして死)を鮮烈に映す。最後に小さく流れる涙がどうにもならない問いに対するやるせなさを感じさせる。
初めに答>>続きを読む
絵画の男とそれを描いた芸術家が重ね合わせられるところが勿論ハイライト。なんか今だったらパキッとしたピント送りになりそうな画面なのだけど、技術的な時代性故なのか、ぼんやりと二つの対象が溶け合う感覚があっ>>続きを読む
鏡の前を通過して、二つの灯りを吹き消す。頭痛のタネを。
人類永遠の課題。二人
ミシェル・ウィリアムズが自分の知っている彼女ではなかった。凄い。フェイブルマンズのお母さんと本当に同じ人ですか? という感じ。
なんというかちょっと偏屈で、ずっとムスッとした顔で目にクマがあって、周囲>>続きを読む
転生シーンは指示通り目を瞑った。
なんか凄い色々な意味で歪んだ解釈の概念を映画として浴びせかけられた感覚。概念的なものを言葉と光と音に変換しているのでちゃんと映画と言っていいと思う。本当に変。
映画>>続きを読む
このジャンルの横断、今の映画的な再解釈、そしてルックから分かる映画への造詣はまさにというか流石という感じでA24という固有名詞の果たす役割って多分こういうのなんだよな…ということを感じたのだけど、ジョ>>続きを読む
触覚の映画って感じで、執拗な手のクロースアップは誰かの身体に触れたり自然物に触れたりというその瞬間を強調する。引きのシーンでも警官が子供の肩を撫で、慰めているような場面もある。
時間軸が何度も前後する>>続きを読む
この間10年ぶりくらいに祖父母に会いに行ったら大体こんな感じだった。
認知症患っても処方箋出しまくる元精神科医の婆ちゃんが恐怖すぎる。
ソラリスの海の下に倒れるダリオ・アルジェント。今年やたらとソラリ>>続きを読む
誰かの為に部屋を整えたり体を整えたりすること、できること、そして待つことの尊さ。対置されるラジオから流れる戦争がそういった営みの儚さを蹂躙していることへの想像を否が応でも引き出す。
電話番号のメモが風>>続きを読む
映画は遡ればシネマトグラフでなくてファンタスマゴリアであるという宣言みたいな映画に見えた。その一回性のきらめき、つまりレイヤードされた影、それを日常的に見つめ続ける平山という存在も同じく、限りなく現在>>続きを読む
何ゆえこんな貴重な特集をこんな忙しい時期にシビアな日程でやるの…?この一本しか観れそうにないよーと残念がってもいたが、むしろこれ一つで良かったのではないかと思えるほど豊かで美しかった。
大まかな物語>>続きを読む
ところどころ意図的にあいだを抜いたような繋ぎ方があったり、綺麗な冬の陽光が見えたりして、おおってなったといえばなった。ゲイの主人公が主に社会的に父親的な役割を求められて崩れていく…というのには少し『怪>>続きを読む
一人で悶絶しながら観ていた。最高。なんかもう大好きになったのでリズ・アーメッドになりたい。似ているパーツひとつもないけど。年末にリズ・アーメッドに惚れるの『サウンド・オブ・メタル』以来。出演作ちゃんと>>続きを読む
アフターサンみたいな映画だといいなと思っていったら、初期ノーランみたいなやり方の日本映画でうーんって感じ。整然としすぎだし顔面が好きすぎる。俺は彼女の周囲のスケッチみたいな映画がみたかったし、やっぱり>>続きを読む
もはやあざとすぎるくらい上手い。ていうかあざとい。
空白の助手席に手を伸ばすブラッドリークーパー。後ろを通り過ぎるスヌーピー。
プール飛び込みをスーパーロングで撮る。
全体的に窓の映画。古典。
撮影がヴィットリオ・ストラーロとクレジットされてるのだが…確かにちょっとシェルタリングスカイのようにも見える画面が…??
激アツ。『エクソシスト 訂正する者』って感じ。
デビッド・ゴードン・グリーンの名作ホラーの長い時間を経たのちの続編モノは、言葉が多くなりすぎるきらいがある。しかしその出来事を登場人物にとっての人生の転>>続きを読む
最近のホアキン・フェニックスの出る映画は監督も題材も違えど、何処か線のようなものがチラチラと見えて面白いなと思いました。
知らぬ人のいない固有名詞はその偉大さに一般市民とは違うモノを常に感じてしまうが>>続きを読む
火星探査ローバーのドキュメンタリを観ようと思ったら、遠いところにいるローバーに愛情を抱ける人間の感情に関する切ないSF映画だった。
割とずっと画面がごちゃごちゃしてて人間も物も基本的に等しくゴミみたいに扱われているのが良かった。他の時代劇なら露骨に見せ場になりそうな出来事にヌルッと入っていき、その上スパスパ切っていく。
プロットか>>続きを読む
面白かった。コロナ禍で撮られたということだけど狭いところで撮っているのに広いという印象がする。映画内映画という二重構造も原案の戯曲の翻案に止まるわけでもなく、コロナ禍の制約に甘んずるわけでもない外側へ>>続きを読む
こんなに画面の青色が印象的に配置された映画ない気がする。突風が吹き荒れて青色のカーテンが画面外から侵入してくる。
カメラが動く、人物が歩く、動く、座る、立ち上がる、風によって物が動く、その度に画面の中>>続きを読む
なんか意外に凄い映画らしいと聞いて観たら良かった。ロバート・ロドリゲスなんか…という先入観はどんどん消えていった。
SF的設定を借りて映画というものを換骨奪胎しようとしていたように感じた。
トゥルーマ>>続きを読む
この人に面白い映画が撮れるわけないよなぁ…でもゴジラ好きだしなぁと思いつつ行ったら予想よりしんどくてスクリーンの前で呆れを通り越してもはや安心さえした。
映画が撮れないのならせめてアトラクションとして>>続きを読む