ハイボールさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

3.6

胸糞悪いーーーーーあああー!!!
子供達にした目を伏せたくなる所業だけでなく、訴えを聞こうとしない大人たちの汚いこと…二重で傷付けられていてやりきれない。ずっと悔しくてたまらなかった。
これが実話ベー
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マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

3.7

ボロボロ泣いた。
ユン・ゲサン目当てでしたが、ユ・ヘジンが良すぎた。不器用ながらも人情味があり憎めない。
ユ・ヘジンに泣かされるの「タクシー運転手」もだったなあと思ったら脚本家の監督作品なのね。

シークレット・サンシャイン 4K レストア(2007年製作の映画)

4.0

ずっと観たかった作品だけど、鑑賞後もしばらく苦しくてしょうがなかった。家で一人で観てたら翌日まで引きずりそうだったので映画館に観に行って良かったと思ったぐらい。
どんどん心が削られていく姿は観ていてキ
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人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした(2023年製作の映画)

3.5

少しだけ呪われろ!って台詞に惹かれて鑑賞(笑)
イヤな人には本格的にじゃなくていいから、新しい靴で犬のフンを踏むとかのちょっとした呪いにかかってほしい。
…と、そんなことを思ってしまう私もだいぶギスギ
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ワン・デイ 悲しみが消えるまで(2017年製作の映画)

3.4

奥さんを失ってからたぶんガンスは泣けてなかったんだ。やっと心から泣けるようになったんだね。愛する人との別れは喪失感から泣けないものなのかもしれない。ちゃんと泣いてずっと忘れないでいるように故人を想う時>>続きを読む

サタデー・フィクション(2019年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ好きなタイプのスパイ映画。
とにかくコン・リーが素晴らしい。彼女じゃなきゃ成立しない。舞台と現実が上手く交わらせた構成。バイオレンスさはあるけどそこに囚われず人物の表情に集中できたのは全編
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.3

同じ色、同じ金額でも人それぞれの感じ方が違う。常識とか普通って言葉で排除してしまう理不尽さは実際にもある。
プロデューサーと助監督にボロクソに言われた花子が本音を爆発させるシーンまでは観てる自分もムカ
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極限境界線 救出までの18日間(2020年製作の映画)

3.5

大好きなファン・ジョンミンの出演作。胡散臭い役も好きだけどこういう正義感溢れる役の彼を観たかったのよ〜。いずれにしても人間臭さを出せるあたりがファン・ジョンミンの良さだね。やっと日本でも公開されて嬉し>>続きを読む

アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.2

心に抱えているものを見せず、気にしないで毎日を過ごしていてもふとしたきっかけでそれが浮かび上がってきた時の苦しさというか喪失感というか、ぽっかり抜けてしまった感じというか…上手く言葉に出来ないけど何も>>続きを読む

おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

2.8

原作未読です。とにかく後半がもったいない。いきなりそんなんあるか???ってなってしまった。中島健人はセクシーサンキューって言ってるとこしか知らなかった(ごめんなさい)けど、なかなかこういう役も上手くて>>続きを読む

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.2

高校生だった頃に校外学習で観た作品。当時は『どうしてこれを???』と思ったし、ただただラストに衝撃を受けるばかりだったのだけど、先日久しぶりに観たら少しのきっかけから大きく変わっていく家族とその周りの>>続きを読む

春画先生(2023年製作の映画)

3.0

う〜ん…世の中には色んな愛し方があるんだなぁと(笑)
はい、引きました。とくに辻本の行動が本当に嫌悪感感しかなくて。
春画に魅せられた人の話かと思いきや、後半春画関係なくなっちゃったね…。思ってた話と
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.8

怖すぎる。「どうしてそこまでして…」とシグネの行動に絶句。なにが本当なのかも分からなくなってもう観てられない…。
承認欲求が強すぎるのは現代病なのかもしれないな。本人は苦しいはずなのにそれよりも認めら
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.5

裏稼業で生き延びている姉と弟の話。
見始めは関西特有のノリについていけなかったものの、嘘のように引き込まれていったのは安藤サクラが凄かったから。山田涼介もこういうキワキワな役できるんだなとびっくりだっ
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

4.0

漫画未読でドラマは数話しか観たことなかったけどすごく面白かった。犬神家みたいなその一族の因習にまつわる話がメインだけど、この作品の魅力は主人公・久能整にあるね。
整はめっちゃ面倒くさい奴だけど、自分が
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ロスト・イン・ザ・スターズ/妻消えて(2022年製作の映画)

3.7

タイトルから「ゴーン・ガール」のような話をイメージしてたら展開にびっくりした。予備知識なしで観るのが正解です。
朱一龍は出演作をよく観るのだけど、また新たな顔を観た気がしたよ。

ウンギョ 青い蜜(2012年製作の映画)

3.2

話は「なんでやねん!」となるものの主役3人の演技力に惹き込まれました。
キム・ゴウンに翻弄され、キム・ムヨルに嫉妬するパク・ヘイルおじいさんのドロドロした構図にクラクラする……

国選弁護人ユン・ジンウォン(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

好きなオム・テグが出てるから観た。こういう役多いな…(涙)
うああああ〜モヤモヤする終わり方で複雑だわ。正義の完全勝利ではないところにリアルさを感じたけども。

バレリーナ(2023年製作の映画)

3.0

う~ん…話はいまいちハマれなかった。
悪役の所業がいちいち胸糞悪いから成敗されるのはスカッとしたし、チョン・ジョンソの超絶凄まじいアクションは素晴らしかったんだけどなあ〜。
ラストの海辺のシーンはやり
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.5

ある出来事から「その場所」に閉じ込められた人達の話。予告やあらすじから恋をしてはいけない街の話なのかと思ってたけどそうではなくて、平穏を保つために前に踏み出させないようにしていて、誰かを好きになる気持>>続きを読む

オクス駅お化け(2022年製作の映画)

3.3

ジャンプスケアでビクッとしたものの怖さよりも悲しくなった。終わり方は韓国映画っぽさがあって好き。
それにしても実在してる駅名をホラー映画に使えるのはリアルさが増すね。日本じゃ考えられないからびっくり。

雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

3.5

吹替で観たので炭治郎感が凄かったけど、まっすぐ何かに打ち込む姿には純粋に胸が熱くなった。面白かった。

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.4

自分が生き生きする場所があることの大切さを知る。
建築家としてのキャリアを諦めて家族に尽くすが溜め込んでたんだろうなってわかるし爆発するよね…。
理解のある娘ちゃんがすごく救いだった。夫婦にとっても娘
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星明かりを見上げれば(2022年製作の映画)

4.3

朱一龍って最初わからなかった。
王道ストーリーだし、泣かせに来てるのがわかるのに涙が止まらなかったのは人が生きて行くために大事なものに気付かされたからかもしれない。そのぐらい心震えるものはあった。

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

4.6

20年ぶりに観たけどやはり名作です。
この世には自分の半身がいてそれを探す旅をしている。自分らしくどういう風に生きていくのかをヘドウィグの叫びを通して考えさせられる。楽曲も素晴らしくて、ラストのヘドウ
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.8

ラストが完璧すぎて変な声出た。
テンポ良くてめちゃめちゃ面白かった〜!
連続殺人犯を捕まえる為に手を組んだヤクザと刑事。それぞれにも思惑があって完全に信じてはいないからハラハラした。
てかさ、殺人犯も
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ホムンクルス(2021年製作の映画)

2.3

原作好きなので観た。
成田凌の狂った演技が観れて良かった。それだけ。
綾野剛主演で内野聖陽も出てるのになんかもったいなさを感じた。好きじゃないかも。

あしたの少女(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

仕事終わりに観てズーンと落ちた。かなりしんどい話です。
実習生として入社した当初は目がキラキラしてたのに、心がすり減りどんどん光がなくなっていく。なんだかんだ理由をつけて安い賃金で労働力を使おうとする
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千年女優(2001年製作の映画)

4.0

公開当時に観て以来久しぶりに観たのだけど好きだなあ。
名前も顔もはっきり知らない「鍵の君」への想いをこんなに持ち続けられるなんて。会えない彼の存在は心の中で生き続けてたからだろう。歳を重ねた彼女が変わ
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

3.5

原作未読。
このオチはありなの?本当に嫌な余韻しか残らないや。
静かにゆっくりと話が進んでくから違和感がジワジワと効いてくる。ジャンプスケアに頼っていないので普通のホラーだと思ってると地味に感じるかも
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春に散る(2023年製作の映画)

4.0

勝利の一瞬にかける二人。師弟関係がそこまで濃密に描かれてる訳じゃないのに通じあってるのがわかるのは、その一瞬への熱さが伝わってくるから。たとえどうなろうとそこに掛けなければいけない…傍から見るとどうし>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.3

トム・クルーズのアクションシーンはいつ観てもものすごいからスクリーンで見る価値はある。ハラハラドキドキもする。でも話が間延びしてるから途中で少し飽きちゃったよ。このシリーズでこうなったの初めてかも。>>続きを読む

疫起 エピデミック(2023年製作の映画)

3.7

2003年のSARS発生時の台北が舞台。閉鎖された病院に閉じ込められた人々のドラマ。
医療従事者達にとっても未知のウイルスであり、感染の恐ろしさがあることは変わりない。顔に残るマスクの跡が生々しい。彼
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ハント(2022年製作の映画)

3.5

イ・ジョンジェ初監督作をジャパンプレミアで観てきました。イ・ジョンジェ、笑顔が素敵で良いお声だったなあ〜。

誰が本当のことを言っているのかずっとドキドキしながら観てた。中盤のあるシーンからの怒涛の展
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ライアー(1997年製作の映画)

3.5

刑事二人を言葉巧みに翻弄する容疑者。妄想のような映像も相まって観てるこちらも何が真実なのかわからなくなる。心理戦が面白かった。ティム・ロスが本当憎らしいぐらい上手い。
ラストは一瞬訳がわからなくなった
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もしかしたら私たちは別れたかもしれない(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

お互いまだ好意はあるんだろうけど、もう一緒にはいられない倦怠機の恋人の別れが丁寧に描かれていた。
ラストの二人のシーン、めちゃくちゃ切なかったなあ…。しょうがないんだけどさ。前に進むためのポジティブな
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