なおさんさんの映画レビュー・感想・評価

なおさん

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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.6

情緒不安定に悩まされるひとりとして、とてもやさしいせかいだなーと思った。
直接のストーリーに出てきていなくても登場人物ひとりひとりにストーリーがありそうで、沈黙も空気感がとても好き。

勢いに乗って気
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

1つのシチュエーションが進むと同時にに登場人物とその背景を重ねていくことで何層も見え方が変わっていくの、とても気持ちいい。仁義なき場面なのに情で全てが決まっていくの面白いなぁ。
やっぱり痛いところは痛
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海がきこえる(1993年製作の映画)

3.9

絵が綺麗。行ったことのある場所もちらほらで、懐かしいはずはないのにそんな気分になった。

ファンファーレ(2021年製作の映画)

4.0

ショートショートナイト2本目。

なんともディストピアだけど、音楽もそれにはまった動きも好き。
わたし、この社会ではまともに生きていけないだろうな…

トリとハリネズミ(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ショートショートナイト1本目。

なんだかよくわからんが安心する関係っていいよね。
最後の「物語は終わりだけど始まりのような気がしますね」って、とてもよき。

くるりのえいが(2023年製作の映画)

4.0

2024年映画はじめ。

0→1の瞬間、1→100の過程って、見ていてぐっとくる。ずっと、いろんな人と、こういうことしているのかな、すごいな
それと相反するようなライブのシーンも重ねてみると違う見え方
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オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

3.8

とってもかわいい、ほんのりダーク。とても人間ぽいおはなしだった。

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.0

なんというか、すごく生々しくて見入ってしまった。
自分ではどうにもならなくて、もう嫌だってなって、それでもここで一緒に生きたかった。
大切な人の、もしくは自分の切実な思いに、わたしはどうこたえたらいい
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

中盤くらいからひとつひとつのシーンに引き込まれて無心で観ていた。

貧困が心持ち次第で全部清貧な暮らしに変わるとは思わない。貧すれば鈍する。豊かさは人の数だけあるから、街は決められたきれいな"豊かさ“
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.2

短い時間なのに、余白と視線で登場人物がみんなチャーミングに見えるのがすごいなぁと思う。
その分全部が語られるわけじゃないから妄想が膨らんでしまう。
そして安定に犬がいい演技をしていて好き。

浮き雲(1996年製作の映画)

4.0

言葉が少ない中、じわじわと希望が失われていく様子がぞわぞわした。
『誠実な営みには神様が宿る』って、それでも信じたい、よね。

宇宙人ポール(2011年製作の映画)

3.9

オマージュ盛り盛り、洋画コメディの様式美盛り盛りで楽しかったー。

アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

4.3

小さいいたずら、とても素敵。みんないい人。
ビジュアルがとってもおしゃれ。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

よるべない気持ち。どこに持って行ったらいいのか。自分の正しさは何のためにあるのか。
“おとな”になって久しいけど、同じ気持ちで観てしまった。
服とか背景とか、みんなおしゃれ。

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

いろんな人、ことと重ねていろんなことを思った。

みんな守りたいものがあって、だからその人の主観で見たらみんな正しくて。どうにか分かりあえんかなぁ…と思いつつ。
実際状況はあまり変わっていないけれど変
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過去のない男(2002年製作の映画)

4.1

ストーリーがすっきりしてて、情報不足でえ、なんで?となるところもある反面テンポよく気持ちよく観られた。
主人公をはじめ登場人物がみんな自分に素直でチャーミングだった。動きとか間がちょっとシュールな感じ
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白鳥(2023年製作の映画)

4.0

ロアルドダール短編集を一気見。
どうしてこんなにひどいことができるんだろう…
どうしてこんなにまっすぐでいられるんだろう…

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.8

ロアルドダール短編集を一気見。

ねずみ捕りが不気味。トンデモなことを言ってても謎の説得力があるの面白い。

(2023年製作の映画)

4.0

ロアルドダール短編集を一気見。
結末はうっすら分かってるけど、どきどきしながら観てた。コンパクトで寓話感があって、これぞ!という感じ。

マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いろんな街の営み、人間模様。
風景をゆーーっくり撮るのは監督の好みなんだろうか。初めて見たから新鮮に感じた。
突然いなくなって居所もわからないのに手紙だけ届き続けるジェレミー、どんな気持ちだったんだろ
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宝島(2018年製作の映画)

3.9

休暇文化がない身からするとバカンスって一律優雅なイメージを持ってしまうけれど、結局のところ人と人、生活の一部なんだなぁと思った。
バカやってるところも、自分のことを語ってるところも、自宅から離れたとこ
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.5

何を思ってこうしているんだろう…?となった場面が多かったかな。
エルファニングがかわいかった。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

4.2

さすがパンチが効いてるなーーという印象。ストーリーも映像もちょっとシュールで童話っぽい。目に流れ込んでくる読み物。
原作も読みたいなぁ。

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.7

なんとも刺さる。
経験も願望も選択も、自分が肯定できなかったらから回ってしまう。

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

思った以上に終始ばちばちのひえひえでおーう…となった。
受け入れられたい、受け入れてくれるはずという期待と、どこまでも噛み合わない時間が切ない…
1番冷静に話ができたのは初対面の義姉というのが皮肉だけ
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アンソニーのハッピー・モーテル(1996年製作の映画)

3.7

ウェスアンダーソン監督のデビュー作ということで。
カメラワークとか間合いとかは感じられなかったけれど、なんだかよくわからない中に"ファミリー"愛が染み込んでいる感じとかユニフォームの感じはこのときから
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

豊かな暮らしの先にあるものって。そもそも豊かな暮らしって。何かを足してみたり、引いてみたり、でも見つからない。
不自由なく生きているように見える人も、おんなじように孤独や葛藤があることを改めて感じた。
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ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

予想してなかったけれどすごくしっくりくる結末だった。
最後、そして今後、クロエはどんな表情をするんだろうか。

『もうすぐ』14歳ってなんとも絶妙な年齢だなと思った。
国、言葉、年齢、性別、いろんなも
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.3

何が起きたのかわからないままくすくすしながら2時間過ごした。
寄りと引きの感じとか画面の構成とか、システマチックな雰囲気を味わえる。

おとながこどもでこどもがおとな。
いつも心に好奇心。

追記
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