ニャキヤマさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ニャキヤマ

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小説家の映画(2022年製作の映画)

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不勉強ながら初ホン・サンス映画。
めちゃくちゃ心地よい作品でした。

すっごくエリックロメールに影響を受けている事、そして濱口竜介さんに(ズームアップ含め)影響を与えたコトがよくわかりました。
タイト
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

5.0

ヨーロッパ企画のSF(少し不思議)ムービー。

前作の「ドロステのはてで僕ら」は楽しく観て、面白いし良く出来ているなーと感心した一方で「いかにも演劇の人が作った映画だな…」と少しアレだったのですが、本
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

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エズラーミラー主演作品。
主演の彼の諸問題で公開が遅れた事は重々承知ですが、彼の演技が本作の1番の魅力であると言っても過言ではないので、無事公開出来た事に関しては嬉しく思います。

また最近流行りのマ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

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映画ではなく映像作品という評価であれば、★5どころか★100万点あげても足りないぐらいの満足度です。
ただ映画での評価となると、、、

途中で終わってしまう"to be continued"的な事に憤
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苦い涙(2022年製作の映画)

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フランソワオゾン作品。
声に出して読みたい名前の映画監督第1位のライナー・ヴェルナー・ファスビンダー作品のリメイク。

オリジナル作品の女性同士から、男性同士に変更していて、かつ明らかに主人公がファス
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アシスタント(2019年製作の映画)

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なんとなく"MeToo"関係の作品なんだろうなと思っていたら、なんとなくどころかガッツリとワインスタインをモデルにした物語でした。

ある映画製作会社に勤める"アシスタント"の1日を追った作品です。
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

5.0

ポールシュレイダー監督作。
またしても戦争トラウマ贖罪映画で「タクシードライバー」「魂のゆくえ」と兄弟のような作品。

ギャンブル映画としてもサスペンス映画としても物足りないですが、その居心地の悪さが
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

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ブラムハウス製作作品。
スタッフはほとんど「マリグナント」(大好き!)同様です。

80点ぐらいの作品を100%の力で制作したという印象を受け、 “ちょうど良い”クオリティーでとても満足でした。
PG
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雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

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タイトルがアレな中国産3Dアニメ。
貴重な字幕上映で鑑賞。

物語は王道で少年ジャンプのように「友情・努力・勝利」とてんこ盛り、かつ分かりやすく、物語のドライブ感も素晴らしかったです。
それでいてラス
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

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オスカー脚色賞受賞作品。
監督・脚本はサラポーリー。前作「テイクディスワルツ」(地獄の内容)より11年ぶりの作品。
個人的には「ドーンオブザデッド」や「死ぬまでにしたい〜」での役者としてのイメージの方
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怪物(2023年製作の映画)

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僕にとって”怪物”と言えば、同世代である”平成の怪物”こと松坂大輔を一番に想起します。

という全く不要な枕詞から始めてしまいましたが、そのぐらいセンシティブな内容のお話でした。
ネタバレ厳禁って程で
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

5.0

ポールメスカル主演作品。
「アフターサン」(日焼け止めの名前らしい)大変素晴らしかったです。

離れて暮らす31歳のお父さんと11歳の女の子(私ソフィー)とのトルコでのバカンス。ソレを現在のお父さんの
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最後まで行く(2023年製作の映画)

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ひじょ〜に個人的にニガテな藤井道人監督作。
作風が主にマイノリティーな事柄を"題材的"に選んでいるだけの姿勢が透けて見え、またソレに対する一部の露悪的に描く演出が好きになれません。

リメイク元の韓国
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

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大ヒットシリーズの三作目。
1作目はもはやクラシックと言っていいほどの大傑作だと思っております。
2作目は”苦悩”を相手役にフューチャーした事は良いアイデアだと思いますが、「まぁこんなものか..」感は
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さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

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噂に違わぬ素晴らしい作品。
「わたし(さくらももことまる子)の好きな歌」というタイトル通り、湯浅弘章が音楽アニメシーンを携わっており、後に続く大傑作「マインドゲーム」のドラッギーな演出でがーさすでした
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

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ここ最近A24と並ぶ勢いのブラムハウスがプロデュースしたレイシストについての映画という事で鑑賞。
"BLM"が世界中のトレンドになった時に、良く観たソレじゃない事を期待していたら、そこは流石ブラムハウ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

5.0

トッドフィールド監督作品。
「リトルチルドレン」は観たことがあり、不倫を題材にこの題名ということでシニカルな作風のイメージを持っていました。
そして本作は、予告編を見る限り「窮地に追い込まれた主人公が
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それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

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「それでもボクはやってない」が「(罪を認めた方が楽だが)それでも僕はやってない」であれば、本作は「(おちこんだりもしたけど)それでも私は生きていく」って感じですね。
※ちなみに原題は「ある晴れた朝に」
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ジュリア(s)(2022年製作の映画)

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予告編で設定に惹かれて鑑賞。

今流行りのマルチバースって感じではなく、はたまたテレビドラマの『if もしも』(懐かしい!)とはまた違っていて、ゲームのマルチエンディングストーリーって感じです。

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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

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ミカエルアース作品。
「サマーフィーリング」「アマンダと僕」も観てますが、「サマーフィーリング」心の奥底にソッと仕舞い込んで、たまに匂いを嗅ぐぐらい僕にとって大切な作品です。

予告編を観る限り今まで
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

まずほぼ満点に近い最終作を作ったくれたジェームズガン監督に、紆余曲折あった製作経緯があったにも関わらず感謝でいっぱいです。アリガトー
初日の初回で1番前のど真ん中で、ずっとウルウルでお隣に座ったお1
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ハッピーフライト(2008年製作の映画)

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この連休中ヒッキーだったので、最終日に少しでもGW気分を味わいたく、ずっと積読(?)だった本作に搭乗して、羽田発ホノルル着にて離陸しました。

流石矢口史靖監督作らしくウェルメイド的と言いますか、細か
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茶飲友達(2022年製作の映画)

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「え!?こんな話なの!!」と下調べしていない人たちは全員思うであろう、そして僕もそんな感じで非常に"興味深い"作品ではありました。

実在にあった高齢者の性風俗という違法事件をモデルにしており、それを
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EO イーオー(2022年製作の映画)

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スコリモフスキ監督作品。
監督作は「アンナ〜」「エッセンシャルキリング」と「早春」(大好き!)しか観ておりません。
本作は「エッセンシャル〜」の雰囲気に近く、主人公の目線を通して厳しい道中を、甘い郷愁
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

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いやーー、人が死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!!でした(景気ヨイ!( ・∇・)
ただし直接的な描写は描かれていないので、チミドロですがグロくはありません。
※血糊り量も2.5トン!とのこと。

GOT並に主人公かと
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

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GotG3の2回目のため、予習(復習?)。
想像していたよりもキュートなお話。

3に出てきたマンティスとの関係やラストの新聞に書いていた身内ネタ、またネビュラの人間味にも本作を観て納得。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

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GotG3公開前日という事で、クリプラ吹き替えで観たくて字幕で鑑賞。

ゲームの映画化という意味では素晴らしい出来栄えではないでしょうか。
マリオをプレイした事ある人には嬉しい演出が散りばめられて、横
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ガール・ピクチャー(2022年製作の映画)

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なるほど!さもサンダンス映画祭で賞を取ってそうな恋愛群像劇って感じでした。
ただしヘテロセクシャルとは限りませんという所が現代っぽいし、しかもソレが(周りの反応含め)当たり前な事に描いている事が好感を
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

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シャンタル・アケルマン監督作。
3時間21分と長尺で覚悟をしていましたが、残念ながら僕には苦痛の時間でした。

濱口竜介「ハッピーアワー」5時間17分
ベルイマン「ファニーとアレクサンデル」5時間11
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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"エブエブ"なんて呼ぶものか!
なんて息巻いていたのに、当日窓口では「エブエブ一般一枚で」と言ってしまっていたから、あら不思議。

オスカー7部門(!)受賞作品。

鑑賞後は「こ、これが最多ノミネート
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別れる決心(2022年製作の映画)

5.0

パクチャヌク監督最新作。
ポンジュノが社会的底辺の人々を描くのであれば、パクチャヌクはアウトローな人々を描くといったところでしょうか。

そして本作も自分の居場所に居心地の悪さを感じている"変わった人
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

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ポール・バーホーベン監督最新作。
監督作は半数以上が鑑賞済みだと思います。
いずれも特異な主人公を徹底的なリアリズム表現、その人(主人公)にとってのリアル(または幻想)を客観的(現実的)に描くといった
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

5.0

スピルバーグ監督最新作。
現状最高峰のリビングレジェント映画作家といっても過言ではない、特に近年の巨匠感はただ事ではないような雰囲気さえしている監督の半自伝的作品です。

たまらんかったとです(ナゾ
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トリとロキタ(2022年製作の映画)

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ダルデンヌ兄弟監督作。
監督作品はほぼ鑑賞していますが、作風は一貫して社会や世間の枠組みから外れた人たちをドキュメントタッチで描かれています。
近年は移民を取り上げている事が多くケンローチの様に、より
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

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ショーンベイカー監督作。
前作にあたる「フロリダプロジェクト」は観賞中あまりにイライラしてしまい、記憶に強く残っております。

本作はソレの男性版といった所で、やはりイライラはしてしまいましたが、驚く
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

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庵野監督最新作。
非常に困惑してしまった作品で、色々レビューや感想を読み漁ってしまいました。

宇多丸さんやBLACK HOLEの皆さんは「庵野監督特有の一風"変わった"ルックは魅力的だが、(ドキュメ
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