KengoTerazonoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

アリス(1988年製作の映画)

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カットバックが異界への結節点となる。それは異なる論理で動いている対象を眺めるという行為でもある。

ドローイング以外の様々なアニメーションでオブジェクトを動かしているところがいい。
その中でもピクシレ
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トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

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葛藤が表にでないようにして描くメロドラマといったところだろうか、、、?ピノシュが愛によってどんどんすり減らされ、縛られ、がんじがらめになっていってるような気がした。

フィルターやレンズの歪み、極端に
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ハリーの災難(1955年製作の映画)

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かなりインモラルかつセクシャルな話題だったが、これはプロダクション・コード的にはどうだったのだろうか。スキャンダルな映画な気がする。

視線の繋がりがとても気持ちいい。映画における基本的な手法だが、シ
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マルタの鷹(1941年製作の映画)

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画面の黒みは画面の中に影をつけるということだが、それはすなわちどこに光を置くかという、明るさの選択でもある。真っ暗な画面ではなく、暗くても映える画面にするにはどこを暗くするか、どこを明るくするかという>>続きを読む

トラスト・ミー(1990年製作の映画)

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大好きな作品。小さな世界の小さな話だし、この先彼らが幸せになれるのか全く見当つかないが、右も左もわからない、目まぐるしい現代でなんとか自分の善性を模索しようと観た後思える。古典的なメロドラマの枠組みを>>続きを読む

月曜日から来た女(2005年製作の映画)

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以前とスタイルが大きく変わったと言われてはいるが、ハートリーは全く変わっていない。ハリウッドメロドラマのパスティシュと心理的なサスペンス、そして消費資本主義に対する批判。ゴダール的な焼き直しをより綺麗>>続きを読む