esakinariyaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.6

現実(資本主義)を否定しないからこそ、考えさせられる。映画としては、それこそもっとカタルシスを産むような展開は可能だったはず。少なくとも前半の展開には、そんな兆しはあったのだけど、そうしないからこそ重>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.9

あの屋上のシーンを見せられたら、好きになるしかない。映画『ショートバス』を思い出した。とは言え、丁寧なカット割りが多く今泉力哉節は控えめながら、屋上のシーンからの流れは、やっぱり今泉力哉ならでは。

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.4

和製スタンドバイミー。夏休みにぴったりの映画。家族の描き方、人と人との関係性の描き方が素晴らしかった。

his(2020年製作の映画)

3.9

メチャメチャいい映画。普通に観ると不倫映画なんだけど、それをLGBTQという観点だけでなく、夫が家事育児をしていたことで、見事に凝り固まった男女像を転換しジェンダーを、普通を問う映画になってる。素晴ら>>続きを読む

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.3

土竜の唄もファブルも漫画を読んでないからなのか、どっちも好き。土竜の唄が終わっただけに、こちらは引き続き続篇を期待したい。

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.3

やっぱり人は出逢いなんだなと思う。どれだけ好きでもそれを認めてくれる人がいないと、かたちにならなかったりするんだから。そういう意味でも母役を演じた井川遥の役者振りは見事。

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.4

人と人との出逢いは、やっぱり人生最大の財産だ。

トランスジェンダーについての映画でも、ネグレクトについての映画でもなく、これはただただ映画を映画らしく撮っただけの映画なんだと思う。

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.8

マイク・ミルズやっぱり好きだな。子どもたちへのインタビューは別の作品で観たいくらい。

それにしても子どもが騒音扱いされたりする今、こうして甥っ子を預かったりしてみて、そのたいへんさを知るのもいいかも
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.9

家族ってなんだろうか。社会の縮図なのかもしれない。

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.6

脚本も監督も変わると、こうも面白くなるのか。ということが分かる好例のひとつ。前作に足りなかったキャラ立ち、コメディ要素、そしてタランティーノ張りの演出で見事に仕上げてくれた。観たかったスーサイド・スク>>続きを読む

斬、(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

時代劇というと、プロレス的なものと思っていた。だから斬撃シーンは、決め手の型通りやるとカッコいい。そこに生死があることを忘れて観てしまうような。それが時代劇だと思っていたけれど、この映画はむしろそこに>>続きを読む

ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償(2020年製作の映画)

-

スパイク・リーが撮りそうだなと思って見てたら、監督はそんなスパイク・リーに師事していたのだと知って納得。それにしてもフレッド、ハンプトンの語り口がラップみたいで心地よかった。

ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

3.6

lust for lifeという言葉はこの人のためにあるんじゃないかと思うほど、ハーモニーコリンの映像は生を色鮮やかに映し出してくれる。きっと人生はもっとたのしんでいいのだ。

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.3

どこまで予想しても、それを上回る展開にまたしても騙されてしまった。まだまだ続いて欲しい。

都会のアリス(1973年製作の映画)

3.7

迷子になるのは子どもだけじゃない。
やっぱりヴェンダース好きだ。

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

いったい誰が勝ったのか。
しかし主観が変わると、こうも捉え方が変わってしまうのか。ことル・グリとマルグリッドのエピソードは差があり過ぎて、端折ったのか、ル・グリの妄想なのか。後者だとすると思い込みの暴
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.5

呑むっていうのは、音楽みたいなものなんだろうな。音楽はここじゃないどこかへも連れて行ってくれるし、最高にたのしませてもくれる。お酒も似たようなものかもしれない。

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

3.4

そう言えば夢は映画監督になることだったなぁ。いつの間にか忘れてたけど。そんなことを思い出させてくれた映画。

キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.4

ガイ・リッチーらしさは薄いけれど、久々に品のある映画らしい映画を観た気がする。ノワール映画と言ってもいいかもしれない。イーストウッドの息子はいい味出してたし、久しぶりにジョシュ・ハートネット見た。

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.4

愛すべき男たちの、愛すべき物語。
人生、映画のようにうまくはいかない。

空白(2021年製作の映画)

3.3

ちょっと長いけど、免許とるときとか、安全運転講習とかで見せた方がいい気がする。

ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

3.2

la la landにつづく。と思わず言いたくなるベタベタなラストシーンは、今作のベタさを象徴している。でも世界観は恐ろしいほどリンチそのものの怪作振り。しかしカンヌを獲りそうな内容ではない気がする。

唐人街探偵 THE BEGINNING/僕はチャイナタウンの名探偵(2015年製作の映画)

3.1

結局シリーズ3作品観てしまった。地味にハマる。続編出たら普通に観てしまいそう。