esakinariyaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.3

イメージとは違う永野芽郁に驚きつつも、原作漫画を読むと少ないキャストながら、キャスティングがうまくいった好例のような気もする。キャラクターが少ないからこそできたのかもしれないけど。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.2

シルエットが本当好きだよね。この監督。俯瞰からのカットも含め、やっぱりゲーム感が強い。ひょっとしたらシリーズ中一番強かったかも。だってもっとまとめてかかればいいのに、まぁどのシーンもみなさんご丁寧に順>>続きを読む

そして俺は、ここにいない。(2019年製作の映画)

3.7

久しぶりに『シティ・オブ・ゴッド』を観たくなった。もっとも『シティ・オブ・ゴッド』のようなスタイリッシュな演出はない。むしろ徹底して淡々と街と人を映すだけだ。だからこそ転機となるあのシーンが、まるで自>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.2

自分だけ助かろうとする人間と、ひとりでも多く道連れにしようとするゾンビ。ゾンビがもともと人間だったことを考えると、人間の本性が見えてしまう何とも恐い映画。

パプリカ(2006年製作の映画)

3.7

久しぶりに観たけど、完全に『インセプション』。もちろんノーランが今敏の影響を受けてるわけだけど。そう思うと本当偉大な作品。

ローリング・サンダー・レヴュー マーティン・スコセッシが描くボブ・ディラン伝説(2019年製作の映画)

3.4

ハリケーンを聴いてると半世紀近く前の曲とは思えないほど、なにも変わっていない現実を痛感してしまう。同じようなことを『白い暴動』を観たときにも感じた気がする。だからこそ音楽(うた)はどんな時代にも必要な>>続きを読む

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

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ドウェイン・ジョンソン、ライアン・レイノルズ、ガル・ガドットって、今一番気軽に観れる俳優かも知れない。

スパークス・ブラザーズ(2021年製作の映画)

3.5

なんで今までちゃんと聴いてこなかったんだろう?『キモノ〜』のジャケのイメージしかなかったけど、これ観てすっかり彼らのファンになってしまった。特に70年代から80年代の彼らの音楽は、今につづくインディー>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.6

得体の知れない恐怖が延々とつづく。というか得体が知れないから人は恐怖する。鹿はそのメタファーなのかもしれない。サスペンス映画としては、滅多に出逢えない傑作。

新解釈・三國志(2020年製作の映画)

2.9

三國志読んだことないけど、教材としてはたのしかったし、各シーンも面白かったんだけど、映画としては…

クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

2.7

坂元裕二節は散りばめられているけれど、舞台がクルーズだけということもあってか、どこか三谷幸喜みたいな感じもあって、ミステリーなのかラブコメなのか、別にどっちもあってもいいんだけど、振り切れないもどかし>>続きを読む

ファミリー・スイッチ(2023年製作の映画)

3.3

メリークリスマス!家族って最高だ!某バンドが出演してたり、音楽ネタが散りばめられてるのも◎

#マンホール(2023年製作の映画)

3.2

熊切監督作品観るの青春金属バット以来か、でもその頃の作風を引き継いでいて◎元ジャニが主演のせいもあってか、こんな作風でNetflixの TOP10に入るんだから、時代も変わったなぁと思う。

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

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『最後まで行く』もこれもヤクザが中心にいるのに、ヤクザ映画というよりもアクション映画になっているのは岡田准一の功績か、それとも監督の手腕か。しかしファブルシリーズ然り、岡田准一にはアクション映画を引っ>>続きを読む

Studio 666 スタジオ666(2022年製作の映画)

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特にファンというわけでもないけど、フーファイターズということで観たら、思った以上にスプラッター映画振りに…ゾンビ映画こそ見たことあるけど、ここまでのスプラッター映画は初体験。やっぱりこういうのは観ない>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

2.0

期待はずれ。緊張感どころかどこか間の抜けた主人公および画作り。フィンチャーじゃなかったら途中離脱も充分にあり得たかもしれない。

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.5

そもそも正義も真実も、事実をどっち側から見たかによって変わるんだから、それほど不確かなものはない。しょせん報道もドキュメンタリーも切り取り方(編集)次第で見え方も変われば、受け手によっても受け取り方は>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.4

『未来を花束にして』を思い出した。どちらにもヘレナ・ボトム・カーターが出ているのは偶然ではないのかもしれない。労働者は(あるいは民は)束になれば経営者よりも強いのだ。それにしてもモリアーティやワトソン>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.5

役割で生きるのか、選択して生きるのか。もちろん大なり小なり誰しも役割を持っているし、選択する部分はあるのだけど。それが育った環境によるところもやはり大きいのかもしれない。もちろんそれは格差という外的要>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.4

夫婦って何だろう?相手を尊重して、決して自分を蔑ろにしない(じゃないと相手を尊重できないからね)に尽きる気はする。このバランスが崩れると離婚という選択肢が出て来るのだと思う。冒頭からの最後の展開にはや>>続きを読む

ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.2

ドラゴンボールからブラッククローバーの世界観で、ジョンコナーとターミネーターの関係性を思わせるオマージュまで。DC系ではかなり好きな方かも。続編期待。

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

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ホラー要素強めと思ったら、そう言えばサム・ライミ久々のマーベル復帰作だった。ワンダの人間臭さが、一番つらく怖いところかもしれない。誰もが一度は思うことだけに。

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.5

オープンに性の話をするドラマ『セックスエデュケーション』が文句なしに大好きだけど、でもどこかでそれが理想でしかないことも知っている。特に日本においては。だからこそアジア系が主人公の本作は親近感が湧くの>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.6

構成も内容も(伊藤沙莉が同様の重要な役を担っているところまで)『ボクたちはみんな大人になれなかった』に似ているけれど、監督が変わるとやっぱり変わる。ロングショットが多く、抑え目な演出は、出会いの瞬間を>>続きを読む