この心意気だ。
君はなぜ映画を必要としてるのか。
世界が変わる映像。
世界を変えようとする青臭い理想。
全ての表現はポリティカルであるという自覚。
確信。
破壊と創造。
エンタテインメン>>続きを読む
配置、動線、照明等々、視覚的面白さがやっぱりとんでもない。
なんでこんなに面白いの。
いつもは苦手な西島・香川ペアもすごくいい。
特に西島秀俊の薄っぺらな感じの活かし方が最高で、キャスティングの勝利>>続きを読む
茫漠とした海を前に立ちすくみ、暗く濁った海で右往左往する。ドリーの内面を暗喩するシーンはどれも子供にはハードすぎるほどリアルで胸を締め付ける。
欠落ある者の心情に徹底的に真剣に向き合っているのがわかっ>>続きを読む
意外と骨太で腰の据わったエンタメ。逃げずに全部引き受けてるのメチャいい。
スクリーンのこちら側の「俺たち側」に立つ正統派「映画」。
わかってる。
メタ要素がただのくすぐりにしかなってない気がするのは>>続きを読む
ディズニー的主人公が持つ無神経さを、かなり意識的・批判的に描いていて、めちゃくちゃ面白い。
超ハイレベルなリアルうさぎ描写でうさぎ好きを悶絶させといて、「私は事実を言っただけ」なんて不愉快なセリフを鼻>>続きを読む
エンタテインメントとしての巧拙を云々するのは意味がないと思う。日本映画のレベルからしたら巧みな部類ではあるけど、世界のレベルからしたら全然な程度だし、大事なのはそこではない。
ロッカーから飛び出すシー>>続きを読む
作品としての完成度とかはさておき。キム・ギドクの転換点になるような重要作なのかもしれない。
絶望の底にいる弱者になんとか希望の光を当てようともがいてきたギドク映画は、いつも独り言のように呟いていたよ>>続きを読む
「目の前の問題を1つずつ片付けてことで必ずゴールに辿り着く」という事実の重要さと、そこにある希望を描くことに特化した映画。その為に、徹底して陽性であろうとする構成自体にじんわり感動。
他人を「信じるに>>続きを読む
ストーリーも面白いし台詞も楽しいし役者さんの演技もノリノリ。なのだが、いまいちノレず。
このまま演劇として小劇場でやってたら超楽しかったろうなと思う。
悪意とユーモアのバランスとか、物語世界の奥行きに>>続きを読む
IMAX3Dにて。手汗びっちょり。
見られるはずのないプティの視点を体感する映像は、他では得られない高揚をもたらす。怖いけど。
綱渡りシーンは、アトラクション的な派手な演出は抑え、プティの独白に寄り添>>続きを読む
ジャンル映画と作家映画の狭間の絶妙なバランス。
レフンがドライヴでブレイクした時に似た感触がするけど、もう少しジャンル映画に寄っている。とてもいい匙加減だ。
非ハリウッド的な恐怖演出がかなり最高です。>>続きを読む
世界を追体験させてくれる「フィクションの力」が溢れる大傑作。
あの3人は確かに2015年の日本に存在し、僕の心の中に生きている。
三者三様の絶望は全て自分の中に見つけることができる。
3人それぞれが異>>続きを読む
これは凄い。
ロッキーの語り直しではなく、新しい時代の新しい物語を、新鮮な筆致で描く「新しい」映画だ。
奇しくもフォースの覚醒と同じ志で作られているが、驚きはこちらの方が大きかった。
見事に「今」の映>>続きを読む
往年の日活映画のような「活劇」感。直球ど真ん中だけでしっかりと面白い。
相変わらず淀みのないアクションは生理的に超絶気持ちいい。
キャラ立ちの良さや、適度に雑な脚本も、プログラムピクチャーっぽくて楽>>続きを読む
エピソード7としてやるべき事は期待の3倍以上やり切ってるし、それだけで充分だと思ってたけど、予想を遥かに超える志の高い映画になっていて、後半はもうノスタルジックな感動に浸ってる余裕もなく、立ち上がって>>続きを読む
全体的に元々のシリーズが持っていた緩さに戻ろうとしていて、好感持てる。
スカイフォールは本当に大傑作だけど、あれはやっぱり異例だし、あれを続けてたら007ではなくなってしまう。
空前の予算でどんなに派>>続きを読む
謎が解けるとつまらなくなる問題を、ユーモアと理知と(ある意味勇気で)乗り切った。シャマランさいこー。
いろいろあったけど、セルフパロディでこんだけ痛快なこと出来るんだからもう大丈夫。
これからもコンス>>続きを読む
映画館の片隅で一人コッソリ味わう快楽。あまりの下衆さに眉をひそめつつ、どうしようもなく面白く、面白すぎて後ろめたくなる。
葛藤なし成長なしの下衆野郎が成功する物語。不快になりながらワクワクしてしまう。>>続きを読む
あまり使いたくない言葉ですが、こればっかりはトラウマ。
凄惨と残酷の先にある恐怖。死ねない恐怖。人でなくなる恐怖。
敵に殺される恐怖から始まり、徐々に恐ろしさの質が深くなっていく。
死より恐ろしいも>>続きを読む
恐竜描写とアクションのスピード感は凄まじいレベルで圧倒されるも、それ以外がクソ。
中身のない泥人形しか出て来ないから誰にも感情移入出来ず、誰が死のうが生きようがどうでもいい気分なのでさっぱりハラハラし>>続きを読む
無駄のない台詞と流れるようなシーン運びで全く飽きさせない。
個々のストーリーにはそれほど大きな仕掛けは無く、意外性に頼らずに説得力のある描写の積み重ねで見せる。
上手い。けど楽しくない。
全然楽しくな>>続きを読む
まずとにかく、こんな難題に挑んで見事に楽しく分かりやすい映画に仕立て上げた手腕に感服。小さな子供には隅々まで理解するのは難しいけど、大事な部分は伝わると思うし、何より大人になってから見直す事がきっちり>>続きを読む
無敵のトムクル映画/胸熱チーム映画として完璧な上に、ヒロインのポジションに配置された女スパイが実質的な主役となって物語に一本スジを通していて、堂々たる傑作になってます。
マッカリーはアウトローに続いて>>続きを読む
脚本も演出も何もかも下手すぎて、見ているこっちが居心地悪くなる。
ご都合主義だけで進むプロット。不自然な台詞。絵面のダサさ。まあ、いつものこと。
せめて役者くらいプロの役者さん使ってほしい。みんな素人>>続きを読む
アウトローとイコライザーを並べて見ると、70年代アメリカ映画の復権って感じでアガりまくる。
あの頃の大人の映画。
しかし懐古趣味ではなく、韓国アクションの影響等、現代の映画としてしっかりと出来上がって>>続きを読む
このショボさ悪くない。
そこそこスケールの大きい話なのに、わりと平熱で淡々とこなされていく日常業務感。
カタルシス無し。打ち上げも無し。
これを単につまらないと言ってしまうのは勿体無い気がする。なんか>>続きを読む
広瀬すずとまえだ弟という逸材の輝きが尋常ではなく、それだけで他の欠点を全て覆い隠してしまうほど。
駅のホームで閉まりかけたドアに向かってすずが一歩踏み出す。その一瞬で空気が一変する。
その後は広瀬すず>>続きを読む
「ミシェル・ゴンドリーがうたかたの日々を映像化」と聞いた時に想像したものから(良くも悪くも)一歩も踏み出さない結果であったので、特に驚きとかないけど、映像遊びは存分に楽しめるので全然OK。
大興奮中。
面白いに決まってると思って見に行ったけど、想定の200倍面白かった!
とにかく面白さしかない!1秒も飽きない!何から何まで最高!完璧!
恐れずに言っちゃうけど、シリーズ最高傑作でしょ!
「>>続きを読む
これほど低調なB.バード作品を見ることになるとは。
どいつもこいつも鬱陶しいだけで誰一人として感情移入出来ないし、何でもいいから早く終わってほしいという気持ちのままエンドロール。
いいところが何もな>>続きを読む
ピンチョン挫折組としては、PTAマジックで超楽しくピンチョンワールドをガイドしてくれるのを期待したが、さにあらず。
ユーモアは相当量含まれているが、全体的にトーンが深刻で、ピンチョンをこんなシリアスに>>続きを読む
たぶんハリウッドの業界内輪向けに作られた映画であって、僕たち観客の方を向いた映画ではないですよね。
内輪の賞であるオスカー受賞はとてもしっくりくる。
ストーリーとキャラクター造形は驚くほど凡庸でつまら>>続きを読む
木下惠介への真っ直ぐな想いにこちらも襟を正す気持ちになる。
山越えのエピソードだけに集約させて語ろうとする潔さ。その姿勢だけで胸が熱くなります。
全体のバランスが悪かったり、技術的に失敗してるとこもあ>>続きを読む
欠点だらけだけど憎めない。
世界を二分割すれば間違いなく僕らと同じ凡人側に属するレフンには、決してホドロフスキーや清順のような映画は撮れない。けど好きだから撮るんだって姿勢がだんだんカッコよく思えて>>続きを読む
時間が経つにつれどんどん好きになっていく。
渋谷すばる、二階堂ふみ、赤犬の面々の佇まい。
巧みな向井康介脚本じゃないせいで、山下さんの良さがわかりやすい。
見終わった直後は脚本が稚拙すぎるとも思>>続きを読む