『七人の侍』の爺さま(高堂国典)が言う「あの池を見よ!姿三四郎はあそこで生まれた!」この言葉には痺れましたね。
ヒューマニズムの根幹はここから始まったと考えると、姿三四郎から黒澤は生まれたと言っても>>続きを読む
国策映画であることは間違いないし、なんかこういうのが正しいあり方だみたいな感じになってるのは気持ち悪いけど、やはり黒澤だから何か意図があるのではと思ってしまう。
志村喬はすごいね。『姿三四郎』もそう>>続きを読む
歌舞伎のパロディ、ミュージカル、コメディと様々要素を詰め込んでいるが、あまり方向性が行ったり来たりせず、一つの作品としてまとまりを保っているのは黒澤の為せる業のような気がする。
エノケンはやっぱこう>>続きを読む
正直幼稚と言えば幼稚なストーリー。
80年代ってコメディにするしか方法なかったんかい!って思うくらい、手の込んだプロットに慣れてる現代の観客にとっては退屈する可能性はある。
しかし、ザ・80年代、ザ>>続きを読む
おかしな映画ということで作られてるんだろうけど、その通りおかしな映画だった。
ニーチェが出てきたり、細かいところに凝ってるなぁと。
まだ二ページか?のところは思わず吹いてしまった笑。
ハッピーな映画>>続きを読む
午前十時の映画祭にて。
名作をやっとこさ鑑賞PART2。
教育学の授業で見たが、フルで見たのはこれが初めて。
悪びれたい子供たち。
悪びれた子供たち。
身勝手な大人たち。
そんな環境の中でグレ>>続きを読む
午前十時の映画祭にて。
名作をやっとこさ鑑賞。
"a homespun muder story"
まさにこれよね。
緊張4:緩和6くらいの殺人事件。
人がゴロゴロ死んでるのに、なぜかそこまで>>続きを読む
家族やグループ、コミュニティの中で1人だけ〇〇ってのは最近(最近じゃなくても)多いお決まりのものかもしれないけど、それがマンネリじゃなくてちゃんと機能してて、観てて退屈しなかった。元々はフランス映画と>>続きを読む
午前十時の映画祭にて。
やはり自分はこういうタイプの映画が好きなんだなぁと。
アート系映画も、皮肉な映画も良いけど、たまにはこういう正攻法の映画も良い。映画がいかに素晴らしいものかを気付かせてくれ>>続きを読む
初のウェス・アンダーソン作品。
情報量が多すぎて追うのが大変。
オシャレなのは分かった。
ファンが多いのも分かった。
これがクセになるのも理解できる。
ただ、最初がこれはハードルが高すぎた。>>続きを読む
イーストウッドはほんとに自分が演じるべき役柄を分かってる。
ストーリーの稚拙さも散見されたが、91歳でこの映画を作るとは。その驚きはもちろんある。
ただ、遺言のようなこれでラストのような映画ではな>>続きを読む
怠け者の街というか、狂った街ですよ。笑
ジョン・ヒューストンの怪演が光る。
ジャック・ニコルソンのハードボイルドな探偵はエリオット・グールド演じるフィリップ・マーロウに勝るとも劣らない、ニヒルなキャ>>続きを読む
タイトルはメタファーだと思っていたら、ほんとに夢の涯てまで行くんですね笑。
『まわり道』とか『アメリカの友人』とか比較的暗いロードムービーを観てからだったので、この開かれた自然の美しさと、近未来の人>>続きを読む
何不自由ない生活を手に入れたように思うけど、人間の欲は天井知らず。
あの工場で働いてた時の2人が一番幸せだっただろうというのは言うまでもないかな。
彼女がマウリツィオと結婚したのか、グッチと結婚し>>続きを読む
分かりきってることを言うと、カート・ラッセルと、リー・ヴァン・クリーフがカッコ良すぎます。
しかも意外と豪華キャスト。ハリー・ディーン・スタントンやドナルド・プレザンス、アイザック・ヘイズなど。>>続きを読む
映画史に必ずと言って良いほど登場するこの映画。ジャンヌのクロースアップが怖すぎて一人で鑑賞出来ないために映画館の集団性と匿名性に溺れて鑑賞。怖さは変わりませんでした。教科書で読む分にはなんら怖さを感じ>>続きを読む
ロードムービー三部作の二作目。
大学のドイツ文学の授業で、ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスターの修行時代」を原作にしているということで観せられたこの映画。その時は冒頭10分程でしたが、窓ガラスを割って>>続きを読む
昔授業で見た時、あまりの動きのなさに痺れを切らして睡魔に負けたので、再上映を機にもう一度鑑賞。DVDも発売されていないので、この際見れて良かったと思いますが、やっぱり退屈しました。
良い悪いというこ>>続きを読む
「メガネをかけろ!」「嫌だ!」の押し問答がそりゃあもう長いこと。Twitterを見ていたら、おんなじことを思っている方もいて、カーペンターは意図してこのシーンを長尺にしたとか。
消費主義やその先にあ>>続きを読む
「変化は必然だよ。また会おう。」
意味はあまり理解できないけれど、心に刺すような言葉。
ヴェンダースはこんな言葉が多い気がする。アメリカの大地を彷徨う中で、起こる様々な小さな出来事。『都会のアリス>>続きを読む
どこか喪失感を抱えた男が少女アリスに振り回される話。
アリスさぞや美人女優として大成したのだろうなと思ったら女優としての活動はあまりしてない模様。やはり子役の世界は厳しい。
ヴェンダース最初期のロ>>続きを読む
徹底的にチャップリンのあの名言を実践している。
「喜劇はロングショットで、悲劇はクローズアップで」
先代江戸家猫八先生と大滝秀治爺の演技が笑いを誘う。
情けない山崎努も良かった。
偶然シドニー・ポワチエが亡くなった日に観ていた。
頑固さも純粋さも、すべてが彼の演技力によって何か特別なものになっていったような気がする。
流れ者のフーテン暮らしだけど、どこか温かさは失ってなくて>>続きを読む
そういう秘密かという見当はついてたけど、いざそれをやられるとなぁ。一応LGBT系の映画に分類されるのかなとは思いますが、自分にはあまりハマらず。ただ、そこを狙って作った感じはしなかったので、どちらかと>>続きを読む
"That's Chicago, That's Life."
天才ボブ・フォッシーの代表的なミュージカルってだけあってかなり見応えあります。
『オール・ザット・ジャズ』とかと違ってフォッシー自ら監督し>>続きを読む
マーク・ラファロはこういう役が似合う。
マイケル・キートンとレイチェル・マグアダムスもいい味出してた。
近年アカデミー作品賞を受賞した中で観れてなかった作品なので、結構期待して観ました。あまり真新しさ>>続きを読む
マークし忘れ。
"絶妙なカッコ悪さというカッコ良さ"
この美学の頂点に立つ作品だと思う。
世界史で必ず習うドレフュス事件を映画化した世界初(?)のドキュメンタリー映画ですが、これはことの次第を分かっている人でなければあまり楽しめない映画じゃないでしょうか。だからこそ音やインタータイトルを含>>続きを読む
この時期の作品では初めて数場面から構成される映画だったのでは?上映時間も6分と長いことだし。
時間過ぎたシンデレラにしつこく迫りすぎ笑
本人反省しとるんやから許したれや笑
あとフェアリーゴッドマザー>>続きを読む
マークし忘れ。
『ディパーテッド』の再現度が結構高くて驚いた。かなり脚色してるかなと思ったけど、思ったより正確(とは言っても結構脚色はしてる笑 想像よりかはそこまでだった。)
無間道のナレーション>>続きを読む
【2021年レビュー溜めていた映画たち】
〜ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブにて〜
冒頭のタイトルクレジットから、あぁヴェンダースだなと。笑
あの一見周囲とマッチしない赤文字が彼の作品だと>>続きを読む
【2021年レビュー溜めていた映画たち】
〜まるで世界の陰謀論を全て詰め込んだかのような作品〜
キングスマンシリーズは前作ゴールデンサークルしか観れていないのですが、前作の雰囲気とは一転している印>>続きを読む
【2021年レビュー溜めていた映画たち】
満足度としてはかなり高かったです。
3部作と同じく一度観ただけでは分かりにくいところもあったので、またBlu-rayが発売されたらじっくり楽しみたいと思いま>>続きを読む
【2021年レビュー溜めていた映画たち】
ミフネ船長の死、トリニティとの別れ、このシーンで涙が溢れました。
ネオが機械と対話するシーンが印象的でした。ちゃんと話聞くんだってところにちょっと驚いたと>>続きを読む
"baffle"は当惑させるみたいな意味らしい。
ホームズ題材にするならもうちょい尺とったれよ笑。
楽しい。
カメラに向かって絵描くってところしか共通してないけど、有名な髪もじゃもじゃの油絵書きの講座の人(名前忘れた)を思い出した。
こういうスタイルはこの時代には既に確立されてたのかもしれない。