初パゾリーニ。
話自体は神話を基にしていてなかなかオーソドックスなものだが、訳がわからなかった。笑
衣装の美しさ、マリア・カラスの美しさ、壮大な景観など目を見張るものもあったが、自分にはまだ早すぎた>>続きを読む
初のカラックス作品だったけど、正直あまりハマらなかった。
観客を殺すアダム・ドライバー、自ら死ぬことによって観客を救うマリオン・コティヤール。このコントラストが良かった。
すべてが悪い方に行く。この展開は『ダンサー・イン・ザ・ダーク』に似ていました。
SNS時代に英雄と称賛された男に訪れる悲劇を描きていますが、それ以上に究極の倫理的な問題を突きつけていたように思います>>続きを読む
なかなかエグい内容で、何か見てはいけないものを見たような感覚に襲われる、前評判通り衝撃で脳を掻き乱されるような映画でした。
初めて途中退席しようかと思ったくらい観るのが辛かった。しかし後半にかけてア>>続きを読む
現代の煽り運転を題材にしたスピルバーグ長編第1作。
本作を見るとつくづく、この監督は原因ではなく、結果の監督なのだなと。
殺人タンクローリーの運転手も、目的も、そして原因も、最後まで分からない。主>>続きを読む
【すべてのトリックにはタネがある】
ギレルモ・デル・トロ特有のおぞましい世界を描きながら、目を見張るような映像美を表現する手法は健在でした。
今回は怪しげなサーカス団が舞台というのも興味をそそりま>>続きを読む
【残った者たちと、去った者たち、そして命を落とした者たちに】
はじめに言わせてもらうと「傑作」の一言でした。早くも今年のベストムービーが決まりそうなくらいの勢い。
当初はケネス・ブラナーの自伝的作>>続きを読む
【走り続ける、愛し続ける】
最高のキャッチコピー。
約10年ぶりくらいに映画館で鑑賞したけど、映画館でこの映画が観れることにほんとうに感謝。内容は言わずもがな素晴らしい。こういう映画を声を大にして>>続きを読む
『最後の決闘裁判』でこの"羅生門形式"は観ていたので、そこまでの新しさは感じなかったが、1958年にこの形式を確立した黒澤はやはり間違いなく映画史上最も偉大な映画作家の一人だと感じる作品。
ラストが>>続きを読む
【親切な気持ちで嘘を言われるより、残酷な気持ちで真実を言ってもらった方が良い】
この台詞といい、物語構造といい、監獄でのシーンといい、『ザ・バットマン』と酷似している。filmarksのレビューで拝>>続きを読む
今や大御所と言われる女優たちの若い頃ってエグいほど綺麗だな。
クリスティン・スコット・トーマスはディートリヒに似てる。
ジュリエット・ビノシュはシンプル絶世の美女。
長すぎるし甘ったるい話なのか>>続きを読む
冒頭で「私に」「愛」という2語があったのがなんとも言えない哀愁を醸し出していた。
初っ端から最後までゴダールでした。
まさに「ゴダールの」映画史でした。
たしか5章で急に形(フォルム)の話が出てきたと思ったらこの章のヒッチコックに繋がってくるのか…
難解すぎるけどこういうところが良いよね。
ゴダールの出番が減って少し悲しい。
"映像とは贖いだと知った"
"しかも現実の贖いだと"
よくわからないんだけど惹かれる言葉
"思考がフォルムを作る"
"フォルムが思考する"
様々な言葉の繋ぎ合わせとゴダールの金言の数々。今回は特に素晴らしかった。
そして特に
"罪を犯す野蛮人もおぞましいが
犯すがままにさせる文明>>続きを読む
深作欣二が送る映画の寓話
異様な三角関係
献身、献身、献身、破滅、そして再生
殴られ、踏みつけられ、斬られることでしか自分のアイデンティティを証明できない男と荻昌弘先生は言っていたが、まさにヤス>>続きを読む
"映画は投射するから大きな歴史なんだ"
"テレビは観客者を投げ出すだけ"
"テレビでは人は投げ出され"
"映画では引き寄せられる"
今の映画の潮流に対してのゴダールの警鐘とも取れるのではないだ>>続きを読む
【人あっての影法師、その人なくしては…】
『乱』もそうですが、スペクタクルのみならず、黒澤の作品はいつも人間の本質に鋭い眼差しを向けています。
『乱』の約5年前に製作された本作ですが、人間は如何に>>続きを読む
「我思うゆえに、我見る」
一章と変わらず、ゴダールでした。笑
ゴダール目線で語られる映画史というところに非常に期待して、いわゆる普通のドキュメンタリーだと思っていたら、やっぱりゴダールだった。
普通の映画撮れないの?と言わんばかりのモンタージュとオーバーラップ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
あえて避けてきたMCU。初めて映画館で観ました。何なら初めてちゃんとMCU作品見ました。確かに大興奮。正直文句のつけようがない。これぞ映画。これぞエンターテインメント。詳しいことはあえて言わないけれど>>続きを読む
どんな感想やコメントも陳腐になってしまいそうな感じはしますが、とりあえず感じたことを殴り書きしておきます。
上手く言語化できないけど、独特の雰囲気に自然と飲まれている不思議な映画でした。初めは3時間>>続きを読む
愛してるというより、自分のことを大切にと言える方が、愛情が深いかもしれない。
色々話したいことがありますが、絞らないと言語化できそうにないです笑。
なんと言っても良かったのが、大好きゾーイ・クラヴ>>続きを読む
この種のハリウッド映画への偏見と、前半の割とのらりくらりとした展開に少し退屈したところはあったけれど、直線的なサクセス・ストーリーではなくて、父親のエゴを丸出しにしながらも、それを乗り越えようとすると>>続きを読む
リメイク、リブート、〇〇年ぶりの続編とかいうシリーズ映画が数多ある中で、前評判通りの傑作だったと思います。
監督も、父・アイヴァン・ライトマンの遺志を受け継いだ息子のジェイソン・ライトマン、物語でも主>>続きを読む
『ウエストサイド・ストーリー』続きで観たので、2作続けてミュージカルはどうかなと思いましたが、意外と楽しめました。結構深刻な感じが続くのかなと思いきや、途中コメディ調になるところもあり、あまり固くなり>>続きを読む
良くも悪くもスピルバーグだなぁという感じでした。
本当に良し悪しじゃないんだけど、クロースアップや二人が出会うシーンの光のハロー効果(?)など、数々の映画的操作がオリジナルに比べて目立った印象です。リ>>続きを読む
鬱映画やら二度と見たくない映画やらそんな評価に尻込みしてたところはありますが、自分はこの映画に大ハマりしてしまいました。
見終わった時に何かが自分の中でぶっ壊れたような、そんな激しい感動に襲われて、>>続きを読む
確かに、ここまでやられると嫌がらせに近い感じかも笑
強烈な皮肉、アメリカの偽善みたいなものを暴いていくこの感じ、嫌いじゃ無いですが、少々長かったので退屈したところもあります笑
しかしこの最後のシー>>続きを読む
判然としない感じ、ここ深みを理解できない自分が悪いのか、過大評価されているのか。
申し訳ないけれど、自分にはあまりハマらなかった。
このモヤモヤ感がジェーン・カンピオンなのだろうか…
それが面白い>>続きを読む
ロジャー・イーバートがこの話を倫理的な問題を扱うって解説してたのが、何となくわかる気がする。
ただ単に戦国時代の狂った話というわけではなく、親子の関係性、自らの犯した罪と贖罪、このリア王の辿る道のりに>>続きを読む
思ってたより全然ダークじゃ無いし、むしろガッツリコメディ寄りに感じる。
マイケル・キートンがお盆で弾を防ぐシーンなんかお笑いだし、ジョーカー自体が道化師ってことを考えれば、まあこれもこれでアリなのか。>>続きを読む
なんか1のマンネリのような感じがしてならなかった。
悪のエネルギーと善のエネルギーという展開もちょっと突飛な感じがして、少しストーリーを追うのが辛くなったところもあるが、子供向けと言うことを考えると、>>続きを読む