オカダダさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

オカダダ

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召使(1963年製作の映画)

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緻密で効果的で象徴的で美しい撮影で撮られた気っっ分ワルい映画、めっちゃ面白い、二度と見たくない

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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全宇宙家族会議。製作陣が「コワすぎ最終章」も見てたら凄い、オトナ帝国のオマージュあるくらいだし

ガルシアの首(1974年製作の映画)

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駆け抜けて円で終わる歌の映画。もちろん男の映画だが、バイカーがレイプしようとしてるのに妙にアンニュイな感じ出して嫁さんの方がリードするシーンなど、粗暴を誇る男の方が実際には意志が持てて無いという描写が>>続きを読む

ローリング・サンダー(1977年製作の映画)

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最初から妙に白々しい飛行機の撮り方から始まった違和感があったけど、つまり最初から二人とも生きてない、収容所でもう死んだ人間がただ戻ってきただけ。今だったら確実に「感情移入できない」って言われる乾き演出>>続きを読む

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

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クソ先公にクソジジイ、俺が代わりに言ってやんよ!でも子供の頃ってこんな感じだったな…

ハネムーン・キラーズ(1970年製作の映画)

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現実に起きてる事への「立ち会い度」みたいなものが高いせいかものすごく不快。目のアップだけで殺人が進行するとかそのまま映さない長回しの多用に引き込まれる。しかし実際の事件の概要見たら、映画より不愉快でビ>>続きを読む

フィツカラルド(1982年製作の映画)

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夢のためなら山も動かす人。船の改修とか川を船がいくシーンとか、イベントが起きてる以外のシーンがものすごく長く撮られてるせいかドキュメンタリーのような感じがするが、そもそも「船が山を登る映画」を実際に船>>続きを読む

恐怖省(1944年製作の映画)

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筋が通ってるのかどうかギリギリ、途中までまったく訳がわからない悪夢のような展開にめっちゃ興奮した。バザーで客が一斉に黙ってこっち見てくるシーンとか完全に怪談

夕なぎ(1968年製作の映画)

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何通りにも取れるとかいう以前に、全部が異様すぎる。なにこの建物…死が近くなったらもう一回見る

L.A.大捜査線/狼たちの街(1985年製作の映画)

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めちゃくちゃすぎるイカれ映画。ウォレムデフォーの顔が画面全部に出てくる冒頭、そもそもこの顔でイケる!という自信に漲ってて凄かった

王将(1948年製作の映画)

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坂妻の間の取り方がキワキワすぎてびびった。改めて元のこっち見ると62年のセルフリメイクは誇張しすぎた王将に見えてくる

早春(1970年製作の映画)

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面白さ、鮮烈さをギリでイタさが上回った青春映画。娼婦の部屋の会話とかホットドッグ屋のやりとりとか、プールでダイヤ探し始めるあたりホントいいけど顔ひきつりながら見た

悪魔の往く町(1947年製作の映画)

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本当に怖い怖いサスペンス。主人公は目隠しで人を当てる奇術と同じで、いつも人のことを見ていない。モリーと結婚する時も女はまっすぐ彼を見据えるが主人公はカメラ方向を向いてる。終盤に繰り返される「i was>>続きを読む

私はゾンビと歩いた!(1943年製作の映画)

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よくできてるなと思ったのも束の間、終わってみればぜんぜん腑に落ちないプレゾンビ映画。全てを操っているのは音で、歌とドラムがいつも聞こえてる、母が聞いたように音は全て神の声。あとハイチの概念のままならゾ>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

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DCの集合映画は全部鬱々としたグループセラピーになってしまう宿命にあるものをトロマ映画そのままでいく事で躁反転。毒毒モンスターとかスーパー!のまんまで資金一億倍、金がかかってめちゃくちゃ上がった部分と>>続きを読む

エル・スール(1982年製作の映画)

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全能の魔法使いだった親がただの人間になっていく、という子供の成長を強制的に追体験させられる。でもそれはいい事で、南にはきっと魔法じゃない、父親みたいに過去に生きるだけじゃない大人なりの幸せがきっとある>>続きを読む

スウィート・スウィートバック(1971年製作の映画)

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全体のブチ切れた編集、曲の上に曲がかぶさる編集はそれ自体音楽。後半の主人公の自問自答が全てゴスペルで賄われているようにこれは音楽映画で、黒人コミュニティでの音楽の位置は重い。そう考えると中盤で警官に耳>>続きを読む

大砂塵(1954年製作の映画)

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炎上するシーンは流石に画面が揺れるような衝撃。しかし、こんだけやっといて「これは女の戦いだ」は無いだろ!いや、十分面白いけど

激突!(1971年製作の映画)

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いつ見ても面白い、トラックが死ぬシーン美しすぎ

回転(1961年製作の映画)

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高校生以来に見た結果、昔見た時より怖かった。これって本当に凄い。
改めて見て気づいたのは、前後に極端に配置された構図の多用。擬似的にものの大きさが分からなくなるアリス症候群のような効果があって、妹のベ
>>続きを読む

ときめきに死す(1984年製作の映画)

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ほとばしってるのは分かるが俺には受容体が無い。涼しさでどこまでも統一してるのは分かるが自己陶酔が強すぎ、これは学生運動の後の世代の感覚ないと分からないかもしれない

スペースバンパイア(1985年製作の映画)

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男女が繋がったまま串刺しで宇宙を飛んでいく凄すぎるラストシーン、一度見たら忘れられない。エロホラー全部ありの娯楽大作

鏡の中にある如く(1961年製作の映画)

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美しいの前に怖い。影の出方ホラー映画。彼岸に接近し異形の神と交信する姉はほとんどクトゥルフ神話に見えるけど、あれこそ信仰の不在のエンタメ化で、本来の信仰の不在の恐怖をまじめに書くとこんなにも怖い。最後>>続きを読む

黒水仙(1946年製作の映画)

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マジでめちゃくちゃ面白い、雄大な自然と透明な風が理性と信仰を砕く!狂っていく話じゃなくて逆にキリスト教、及び西洋の理性自体が狂気だと看破する。色の対比が全部よくて、白と緑、そこに加わる紫と赤、特に終盤>>続きを読む

毒薬/我慢ならない女(1951年製作の映画)

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あまりにもブラックすぎて抜けてしまってる。最初に監督が出てきてキャストやスタッフに感謝を述べるのは、「悪い種子」のカーテンコールみたいな意味?あとニックフロストって思いっきりこのへんのミシェルシモン参>>続きを読む