おじぇにさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

おじぇに

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あにいもうと(1953年製作の映画)

3.4

キャストのわりに盛り上がらず…
浦辺粂子のお母さんはとても良かったです。

噂の娘(1935年製作の映画)

3.5

淡々としんどい。

短くていいんだけど、風呂敷広げきったとこで終わった感じはする。

サラバ静寂(2017年製作の映画)

3.2

切腹ピストルズの上映後トークが聞きたくて、初観賞。

ライブシーンはアスフォートと切腹さんがめちゃめちゃに映っていて楽しい余興でした。灰野敬二のフィーチャーぶりにも笑みがこぼれる。

初めての爆音ノイ
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みな殺しの霊歌(1968年製作の映画)

2.9

佐藤允が残忍な犯行を繰り返す割りに、行動原理が謎であった、、

発端となる事件がかなり斬新です。
出落ちくらいのインパクト。

珍作。

家庭の事情(1962年製作の映画)

3.8

誕生日に定年を迎えた父親とそれを祝う四姉妹。その席で父は退職金と蓄えを等分にして娘たちに渡す。

とにかく色んなものが藤間紫色に塗り替えられた感あり。見たことないよな濃いアプローチで山村聰にグイグイ迫
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四人目の淑女(1948年製作の映画)

3.5

極悪な笠智衆が白眉!

自分と金目当てに結婚しようとする華族の令嬢に対し「高慢な美人が金に這いつくばる姿が見たい」と高笑い。
他にも「そんな古新聞みたいな惨めな姿だったら町のどこにでも転がってるんだ!
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晩菊(1954年製作の映画)

4.5

成瀬の中でも特に好き。

元芸者たちのその後。
おじさんのいい話たくさんなのに、おばさんのいい話はなかなか無いんですよ。
杉村春子の素晴らしさよ…

思いを残す元彼、上原謙との久しぶりの再会。帰宅する
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桜の代紋(1973年製作の映画)

3.5

若山富三郎アイドル映画。

とにかく奥村のキャラだけでご飯3杯はいける。

暴れ犬(1965年製作の映画)

3.5

天知茂出ないのか、、大坂志郎が悪い訳じゃないけど、、、鴨井大介はいつも通りルパンみたいでかっこ良い。

ヒロインも魅力不足に思われ、ミヤコ蝶々とか坂本スミ子で凌いだ感あり。
草笛光子も今ひとつ光る役で
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麻雀放浪記(1984年製作の映画)

3.6

好きな映画だけど、何度観てもやはり加賀まりこの演技がどうも…
同じく鹿賀でも丈史はめちゃ光ってる。
大竹しのぶがかわいくてつらい。

高品格の弔い方が良いよね。

泥の河(1981年製作の映画)

4.5

ワンピース畳んで返す所、ひとりで校庭で遊んで居る所、カニに火をつける所、ずーーっと走って追いかけてく所。いつまでも心に残ってる。

心の日月(1954年製作の映画)

3.8

古典的なメロドラマなれど、清潔なときめきが心地良かった。

ざっくり言うと地元岡山にいた頃に、薄く心を通わせた二人が東京の地で再会することが出来ずに、これでもかって程にすれ違い続けるお話です。
湿っぽ
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殺人者(コロシ)を追え(1962年製作の映画)

3.3

現金強奪犯グループの中の1人が現金持って逃走。
男の情婦の住まいが見える対面の団地の別の部屋から、警察と残りの犯人グループがそれぞれ張り込みするという筋。

同じ団地で犯人達と刑事がニアミスするのだと
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いのちぼうにふろう(1971年製作の映画)

4.4

小林正樹の時代劇やっぱ好き。
スケール壮大じゃないところがいいし、バイオレントでクール。

例によって、新文芸坐のスクリーンにめちゃくちゃ映える、コントラスト強めで神妙なモノクロ映像の美しさよ…映画館
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五匹の紳士(1966年製作の映画)

4.0

面白い!

仲代達矢が犯罪の全貌を知らないまま、コマのように関係者を巡らされ、なぜかそこに子供が同行する事になるのだけれど、違う食感のものを混ぜたみたいに、良いアクセントになっていた。

本筋に全然関
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完全な遊戯(1958年製作の映画)

3.6

なんという胸クソストーリー…
面白いですよ、けど不快指数高し。
さすが石原某原作(個人の感想)

一番イライラしたのがギャグ的に
「ツンボのババアの女中!」
と罵り内輪受けみたいに笑うとこ。
悪口のセ
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大江山酒天童子(1960年製作の映画)

3.1

なんだこの茶番は…となったものの、ストーリーが長谷川先生に都合良く改変され過ぎてて逆に笑いが込み上げてくる。

現代におけるドラゴンボール的な立ち位置なのかな…そう解釈。

途中からモノノケとか余り関
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地獄の曲り角(1959年製作の映画)

3.6

こちらは二度目。

紙相撲なんて、人生でほぼ目にする事のないものを『白い崖』とこれで続けて見たので不思議な気持ち。当時の流行り?

葉山良二や大泉滉が働いているホテルの宿泊客のスキャンダルを録音して恐
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白い崖(1960年製作の映画)

3.7

木村功良いな~
少悪党ぽくて狡そうで、ハンサムでもないのになぜか女にモテそう。

死刑台に向かい歩く場面で始まるの斬新でした。

気になる異性の前に出る時、無意識に髪を直す仕草するの鋭い演出。(中原ひ
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不知火檢校(1960年製作の映画)

3.9

ベスト級のダークヒーロー風の市。
このアンモラルな人物を主役に据えて、
途中で善人へと改心したり、悲哀とかかったるい要素を盛り込んだりしないセンスの良さね!

カムイ伝とか好きなので、弱者が実力でのし
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新宿アウトロー ぶっ飛ばせ(1970年製作の映画)

3.8

ああぁーーーーっ!!

渡哲也と原田芳雄と成田三樹夫に梶さんとか、、、

みんな活躍するから助かるわ~
池上遼一の世界です。観よ!


てか、チイチイがかもめなの?
呼び出す時はラスボス感凄かったけど
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愛河(1958年製作の映画)

3.8

川口浩とあややが夕暮れの公園をそぞろ歩くシーンがめちゃくちゃ良い!
ふたりの顔が見えないくらい暗いのが粋。ロマンチック。

婚前交渉を拒否されただけで、2年も心通わせた恋人を邪険にするなんて…と怒り心
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.2

普通。

スリリングな展開が現実に戻る度、興をそがれました。
小説の世界、老刑事が癌て聞いたら、そらそうなるだろうな~って途中で分かっちゃうし。

最初のスーザンのインスタレーションの映像は現代美術云
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ゆがんだ月(1959年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

こちらも、先ほど二本立てで観た
『麻薬3号』と被りまくる長門裕之と南田洋子のリアル夫婦カップルと神戸ロケ。

芦川いづみは相変わらず天使だけれど、なんかパッとしない話かな~、日活ノワールに長門主演てダ
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麻薬3号(1958年製作の映画)

3.0

ヘボい殴り合い。
いい所がひとつもないのに何故かモテまくる長門裕之無双の不思議。

画面暗いし話もたいして起伏がないし、眠かった、、、麻薬を扱う緊張感ゼロ。

当時の神戸の街並みが観られる所は嬉しい。
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悪の階段(1965年製作の映画)

3.6

西村晃が犯行グループの一員で隠れ蓑が不動産って…つい先日観た地下に隠されたモルヒネを掘り出す今村昌平の映画と類似点多数で驚いた。

他の人は表情が豊かというか企みを読みとりやすいけれど、首謀者の山崎務
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花を喰う蟲(1967年製作の映画)

3.5

出会いの恋人偽装キスシーンだとか、
二谷さんがおぼこい太地さんをゴージャスな大人の世界で魅了し、まんまとホテルに行ったんだね、と思わせてからの

「理想の女になる迄は抱かない」

までの流れはエクセレ
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兵隊やくざ(1965年製作の映画)

3.9

普通に面白くて最高なんだけど、
腐ってる女子がたくさん釣れそうなやつだった。
尊~~~~!

かくいう私も二人のバディ感が高まってゆくのを邪悪な視線で眺めてしまいました。
勝新礼讚は大前提としても、坊
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やっちゃ場の女(1962年製作の映画)

3.9

沢山人がいる場面での会話の処理がうまいな~(市場、葬式、会社)

あやや演ずる長女のしっかり者ぶりを、さりげなく伝える描写が随所に散りばめられていた。

・叔母さんの見合い話を断りながら、
埃をフキフ
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雌が雄を喰い殺す 三匹のかまきり(1967年製作の映画)

3.6

予想に反してなかなかでした。

あんなに浮かれモードだった根上淳のフェイドアウトの仕方が悲しい。
なんか香山美子と出ていると岡田茉莉子ってそういえば色気が無いのもな…と感じる。

そんな片付け方あるか
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夜の配役(1959年製作の映画)

3.6

自室で殺された姉の部屋に、身元を隠して入居し、婚約者?の三橋達也と犯人探しをする水谷良重。

住人の一人で出てる、美輪明宏がチャーミング。女装よりこっちの方が良い。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

スピルバーグの映画は勿論成長する過程でぼちぼち観ているけれど、今回エンタメに特化した監督じゃないんだなという驚きが。

いや、ジャーナリズムをエンタメ化したのか…とにかく国家機密文書なんていう、とっつ
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ど根性一代(1963年製作の映画)

3.7

杉田康演じる悪役が近年稀にみる
嫌なやつで、勝新を応援する気持ちに
も拍車がかかる。

最初の土建屋(ヤくざ)を追われ次どうしようって所から、まさかの山伏に転職は斜め上すぎ。

また、機関車で敵の前に
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.7

中盤くらいまで脳から危険な汁がドバドバ出るよう。

1939年既にこんなの作られてたかと
思うと偉大すぎるだろ米国。
チビッコがたくさん…てよく見たら小人じゃん…この発想!
しまいには芥子の花畑でヘロ
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焼け石に水(2000年製作の映画)

3.8

何が面白いのかと問われると悩むけど、
全然観てて退屈しないです。
愛の不毛。愛?

サニエのおっぱいで全てが好転したかに思えたけど、砂を噛むような感じで終わった。

牡丹燈籠(1968年製作の映画)

3.4

あれ赤座美代子!?衝撃でした。

シェイプオブウォーター後だと、
幽霊すら差別という言葉がちらつく。
ま、お互い好きならいいんじゃないか?
クラシックな怪談話には西村晃と小川眞由美の夫婦が良いアクセン
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