おじぇにさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

タイトルロールがソールバスの時点で、
安心感が違う。

しかも配役のとこにゾンビーズてあるからびっくりですよ~
(ブラウン管からの出演だが)

どんでん返しあり、という予備知識により、諸々疑いながら観
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ひき逃げ(1966年製作の映画)

3.4

成瀬に期待する何かは得られない…ただ、思ってたよりは面白かった。

不倫相手と密会中に、事故を起こした女の旦那が自動車会社重役って…
妻からその報告を受け、すかさずお抱え運転手をダミー犯に仕立て上げ、
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人情紙風船(1937年製作の映画)

3.6

観てれば内容は分かってくるのだけれど、台詞がほぼ聞き取り不可。

最後もつらいけれど、ずっと嘘つかれて面会はぐらかされてた所がメンタル削られる。

螢火(1958年製作の映画)

3.0

脇役に若尾ちゃんに似てる整った顔面の美少女が出ているなと思ったら、ズバリご本人でしたね。

話は自分好みではなかったけれど、喋る人形が好きすぎて、そこだけまた観たいという気持ちになっている。

暗黒街の美女(1958年製作の映画)

3.6

やっぱ脚フェチ。

これは自分の考えるザ・鈴木清順て感じです。始めのピストルとダイヤとか。緊張から狂騒のパーティー?シーンへ。
割れたグラス踏み砕いても止まらないステップ。
はすっぱで強気なヒロインと
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8時間の恐怖(1957年製作の映画)

3.3

狭い臨時バス内に乗客がワチャワチャし続け流れがブチブチ切断されるため、ストーリーが入ってこない…

ギャングの登場の仕方にギョッとした次の瞬間、なぜもう車内に居るんだよ。
置き去りにされた方のギャング
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ディレンジド(1974年製作の映画)

3.3

エドゲイン。
ハンドメイドカルチャー全盛の今こそ観られるべき。

二人でお茶を(1950年製作の映画)

3.5

画質が悪いー

ドリスデイの歌唱良いですね。声張る系じゃなく正統派素直なのに耳に残る。

血と砂(1965年製作の映画)

4.0

紅一点の団令子が素晴らしい~!
岡本喜八の戦争映画で一番好きかも…

別れ際、目標額までまだ稼ぐという慰安婦のおはるさんに小杉曹長が「これじゃ足りないか?」と有り金あげるシーン。全女性が三船敏郎に抱か
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簪(かんざし)(1941年製作の映画)

3.9

簪が刺さり足を負傷した笠智衆のリハビリを担当する、素朴な子供たち(太郎と次郎…)。板っきれ渡しただけの曲がりくねった橋を松葉杖で歩かせたのには笑ってしまった。スパルタの川。

子供の夏休みの日記とか、
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丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

4.0

落語のような間抜けっぽいおかしさが楽しかった。
これは言葉も聞きやすいし、人物の描き分けも明確で時代劇でもすんなりその世界に没入できます。

丹下左膳というカタワのヒーロー活劇という先入観でしたが、彼
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質屋(1964年製作の映画)

3.6

音楽クインシージョーンズかと思いきやソウルボサノヴァの雑な扱い。

スラム街で経営する質屋は鉄格子的な金網越しの接客スタイルという点に震。
そして虚無を金に変えようと話を盛る客たちの貪欲さに胸焼け。
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愛のお荷物(1955年製作の映画)

3.8

風刺喜劇なんですね~

人口増加を食い止める法案を議論する国会答弁とか、今ではそれ自体がカリカチュア的というか…結構長いシーンで、皆淀みなく丁々発止のセリフ合戦(しかも川島雄三的スピード)なのに関心し
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水で書かれた物語(1965年製作の映画)

3.6

以前はソフトを借りたものの、難解なこと極まりなく長尺で観終えるのもきつかった吉田喜重作品…

こちらは石坂洋次郎原作でビギナーにも易しかったです。
光の上品な美しいモノクロ画面。
話の核となる岡田茉莉
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鬼婆(1964年製作の映画)

3.4

2回目だけど、やはりピンと来ず。
海外で受けそうなのはわかる。

乙羽さんも気合い入り過ぎててなー
そもそも私は旦那の作品でフィーチャーされるザ・女優!全身全霊女優です!な乙羽さんあまり魅力を生かしき
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息子の青春(1952年製作の映画)

3.5

ちょっと現実場馴れしてるというか…大変ガーリーな世界観。性善説って感じです。ちょっとトンマなところも和む。

古都(1963年製作の映画)

3.8

なんか分からないけど、はちゃめちゃに感動してしまった。
京ことばって目上の人にも年若な人にも敬う気持ちが感じられて、うわー!
となります。皆がこういう風に他者と接する事ができたら理想的。

宮口精二が
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真空地帯(1952年製作の映画)

3.8

面白いけど、セリフが聞き取れない箇所多数。

日の果て(1954年製作の映画)

3.7

梅崎春生原作の戦争もので野火+地獄の黙示録という雰囲気の話。鶴田浩二ですら善だけにはさせておかないのが戦争……

ペン偽らず 暴力の街(1950年製作の映画)

3.5

ヤクザが牧歌的。女性が助けを求めると近隣住民がワラワラ集まるのが現代とは違いすぎて感動した。民衆の団結で何かを変える感じ熱い。

金環蝕(1975年製作の映画)

3.5

ステレオタイプな悪徳政治家が見たい時はコレですな。

白い悪魔(1958年製作の映画)

3.9

これなんて少女漫画?

野添ひとみに感情移入して、早く次のページ!ってなりました。
ベタだろうと好きなんだ少女漫画が。
モラルに配慮するか…パッションが勝るのかハラハラ。言うまでもなく二人とも華やかだ
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夜の女たち(1948年製作の映画)

3.5

余裕綽々で検査にのぞんだ高杉早苗がアレだったのが一番の衝撃。

ちょっと終盤の田中絹代に喋らせすぎな気がしてしまった。

接吻泥棒(1960年製作の映画)

3.8

パパラッチにキス写真撮られ、タイトルロールからそれが週刊誌の表紙になるのにいきなりグッときた。

団ちゃん、最初は真ん中に寄った丸顔と太眉がどうも苦手だったのだけれど、えーこの人の何処が良いんだろ?と
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愛人(1953年製作の映画)

3.6

市川崑で『愛人』かつ有馬稲子って…
因みに愛人的な要素は皆無でした。

ライトなお茶の間ラブコメに、市川崑印がボンボン押されているような映画です。ふふふ…私は好き。タイトルの中原淳一風フォントがぎゃん
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鶴八鶴次郎(1938年製作の映画)

3.6

長谷川先生の面倒くさい女子のようなキャラにいささかイラっと…

ふたりが同じような原因でケンカし続けてて段々笑けてきた。
山田五十鈴の返しが面白い。

浪華悲歌(1936年製作の映画)

3.6

元々お父ちゃんの借金肩代わりすべく妾になった事に端を発するのに、家族の冷遇ぶりがひどくない?

みるみる転落していく山田五十鈴。泣き崩れたり愚痴らないのが良くて。

溝口ガールズの逞しさ…見習いたい。
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.5

時代の狭間に消えて行く運命だった、キワモノ的事件に再度スポットを当ててみようとした目の付け所が良い。
今の感覚でゴシップメロドラマにするのかな?面白そう…という読みは外れていた。

そもそも、トゥシュ
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沈丁花(1966年製作の映画)

3.9

久々に面食らうほどの大衆的ホームコメディ。
登場人物と、エピソードと、ギャグモリモリで、かつ尺長いので、後半ちょっと胃もたれしてきたけれど楽しい一本でした。

星由里子さん美しいー!!
団ちゃんキュー
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