おじぇにさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

おじぇに

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運び屋(2018年製作の映画)

3.8

やっっと観た。

ひょんな事から麻薬組織と、そうとは知らずに関わってしまい、更に無自覚に未曾有の大犯罪に手を染めてしまうおじいさんの話。

と、いうのは包装紙で、色々失い続け人生もとっくに後半の男性が
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四季の愛欲(1958年製作の映画)

4.0

かなり笑った。

山田五十鈴、終始やりたい放題のはまり役。娘の旦那に生活費送らせ、近所に住む息子には小遣の無心、とどめはお妾している未亡人。まあ観てくれって感じです。

不倫相手に遂に身体を許すという
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貸間あり(1959年製作の映画)

3.5

途中すこーし寝てしまってツンツンの意味不明でした…

ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.8

演出の細やかさが良かった。

チャリンコ盗まれ、キレて蹴った空き缶が実は…とか、他の女性たちと同様に車に乗るの躊躇してたのに、幸せそうな家族写真を見て気を許すとか…

和気藹々とした誕生会の様子を見せ
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やくざ絶唱(1970年製作の映画)

3.4

勝新マンセーじゃない人には全く刺さらないかも。

やくざの兄に異常なまでに愛情を注がれる妹大谷直子の苦悩やら葛藤が全くわからないので、切なさみたいなものが無いのですよね~

勝新さんはゲンスブールみた
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白い婚礼(1989年製作の映画)

3.8

話題にのぼらず、パッとしない時代の徒花のようなフランス映画で好き。
バネッサパラディ力による所が大きいのですが(まだ垢抜けない)

イノセントさの破壊力たるや…

リアルな年の差恋愛の末路はコレですよ
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白い夏(1957年製作の映画)

3.5

地味な良さ。

職員5人という沿岸部の過疎い郵便局に派遣されて(しかも1/5は娘)、先輩は配達物を盗み読んでるわ、宿直率はやたら高いわ、弁当時間に皆のお茶汲みさせられるわ、西村晃が記者な時点で怪しい新
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その壁を砕け(1959年製作の映画)

3.8

事件起こった後の10分程度を睡眠してしまったので、芦田伸介と芦川いづみが懇意になった経緯が…

惨殺現場をあからさまに撮したり、野次馬の投げた物が芦川さんにがっつり当たる様を長めに撮ってたりするのに、
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秋立ちぬ(1960年製作の映画)

4.0

ひでおくん…

色々ツラくて大体「無」の表情をした少年が、カブトムシやら海の話になると瞬時にキラキラの笑顔に変わる所にグッときてしまうな。

「ずら」と「じゃん」という生意気素朴ミックスな長野の方言め
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青べか物語(1962年製作の映画)

4.0

森繁主演で地味めなのに何故こんなに盛況なの?山本周五郎ブーム?と思い、始まってから川島雄三だと気付く…(私は強火森繁担)

千葉。おじさん。小舟。なんでこんなに面白いのか…

最初のガヤついた大衆寿司
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.4


ゲイの監督が撮ったマドンナのMVみたいな印象。30分くらいなら、グッと来るけど、映画の尺だと途中で飽きてしまうという感じ。

コスチュームは、シックなトーンで纏められていて文句なしにステキ。

精神
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偽れる盛装(1951年製作の映画)

3.8


小林桂樹のちょっとなクズな役がふるってましたね…母親の私的な感情から、
結婚を反対された二人で、ナーバスに話してるのに、なぜかキスから青姦になだれ込もうとして

「結婚してくださる?」

「そんなこ
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禁断(1962年製作の映画)

3.4

ありえない感じで弟の運ぶ会社の金が奪われ、ありえない感じでその穴埋めをする姉…社長は叶順子を愛人にしながら、その態度とは一ミリのリアリティも無え…

色んな違和感が渋滞していて、なかなか面白かったです
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モダン道中 その恋待ったなし(1958年製作の映画)

3.3

恋もロードムービー要素もパッとしないなあ…
桑野さん可愛いけど。

来る(2018年製作の映画)

3.7

闇メンタルと化け物は別の映画にした方が怖さに集中できる気がする。
あえてやってるんでしょうけど。

とりあえず景気がよくて面白かった!
小松奈菜可愛かったな。


ただ、


オムライスのあれだけは…
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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

3.5

『処女の泉』が借りられており、近くにあったベルイマンがこれ。

始めこそ、全てどこで切り取ってもCMになりそうな美しい映像に「これは!」と胸躍らせ観入っていたが、DVDだと興味と集中力が持続せず全然意
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喜劇 各駅停車(1965年製作の映画)

3.8

最高の乗り鉄ムービー。

森繁はスター然とした華もなく、渋くもカッコよくもなく、若者に憧れられたりもしないタイプですが、今回もやっぱいい俳優だなという思いを新たにしました。

あと、初めて森光子が良い
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.6

『ローズマリーの赤ちゃん』meets伊藤潤二の世界観。

普通のホラー期待していっちゃダメ。

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.2

あんなに映画館で足バタバタさせたのいつぶりだ…説明レスのままガンガン話が進むだけでなく、不穏さとサグい事象を整理せずボンボンぶちこんでくるから脳が全く落ち着かないのに、どんどんそれを上回る事態が発生し>>続きを読む

喜劇 女生きてます(1971年製作の映画)

3.8

やっぱり言いたい橋本功と吉田日出子の良さね。

そうめん汚く食べる場面で箸を何回もねぶるの、すごいな~と感心した。映画であんなの初めてみた。

不思議と不快さや、やだみがないんだよな森崎東のお下品は。
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求人旅行(1962年製作の映画)

3.8

高千穂ちづるのツンツン美女役好き。
南原宏治も濃い顔面と飄々とした感じの組み合わせが良く、二人が段々噛み合っていく様子がなかなか楽しかった。

ホテルの従業員を探すべく、スカウト会社の先輩後輩と女将と
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集金旅行(1957年製作の映画)

3.8

岡田茉莉子のビューティフル度数が極めて高いサイトシング映画。

なのに、その誘いを無下にする佐田啓二(蚊帳の中の!!布団の上で!!!!)

ほんとパッとしない男前をやらせたら抜群ですわ。残念な男イズム
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都会という港(1958年製作の映画)

3.4

菅原謙次という俳優から想起される「気は良いが、デリカシーにかける男前キャラ」を10倍くらいデフォルメしたら、とんだサイコパスが爆誕するんだ…という学び。

そんな失礼な人っている!????

女子高生
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硝子のジョニー 野獣のように見えて(1962年製作の映画)

4.0

ラピュタ阿佐ヶ谷20周年だそうで、記念のお煎餅戴きました。

北海道の漁村の娘が貧困ゆえにゼゲンに売られて逃げて…ていう話。
画がべらぼうに美しい。
函館や稚内が競輪場が売春宿が洗練されまくり。

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喜劇 冠婚葬祭入門(1970年製作の映画)

3.4

冠婚葬祭のマニュアル本を原作にしたコメディ映画で原作者による前説あり。

三木のり平と由利徹は声が良い。
私はめちゃくちゃ声の良さに重きを置いているのでポイント高かったです。

この時代において異色と
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喜劇 婚前旅行(1969年製作の映画)

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お話は、どうってことないドタバタ系だし、肝心の列車内でのエピソードが退屈に感じてしまうのだけれど、とにかくミヤコ蝶々とフランキーと伴淳の三人が、台詞を言い合ってるだけで多幸感がはんぱない。
コメディっ
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