映画とはつまるところ、(少なくともトーキー以後は)「光と音」の芸術なのだから、見事な照明と音響演出が際立つ本作は極めて映画的と言える。
観客を退屈させない工夫が画面や音から伝わってくる、フィルムノワー>>続きを読む
スピルバーグの悪趣味ぶりが炸裂しているシリーズ二作目。
冒頭20分の「つかみ」がほとんど完璧に近く、そこからラストまで息をもつかせない展開が続く。娯楽映画として非の打ち所がない出来栄え。
しかし、こ>>続きを読む
もはや狂気を感じるレベルのモダンな画作りが徹底された怪作。
デフォルメされたオフィスに象徴される「近代」と、それに翻弄される人々の間に生じるズレにはどこか不条理な可笑しみが伴う(カフカの作品の喜劇的な>>続きを読む
いかにもカフカ的な官僚主義的悪夢を支えている美術が素晴らしい。時間や空間の感覚を狂わせる語り口が、この悪夢が延々と続いていく印象を観客に与えるだろう。
霧や水、火などのコントロール不能な(生成流転する)モチーフが「時間」そのものの表象かのように強い印象を残す。
終始、美しい構図が静謐なカメラワークによって延々と提示されていく。
ここまで映像が美しい映>>続きを読む
流石にちょっと説明的過ぎる演出が目立った。
原作由来の細かいエピソードが重ねられていくものの、一本の映画として大きな筋があるわけではない(細かい起承転結を統合する大きな起承転結あるいはテーマがない)。>>続きを読む
人間が人間より大きなものの犠牲になることへの反発、とでも言ったものを水木しげる作品の根底に読み取り、メインテーマに据えているところが立派。
画面のレイアウトやキャラクターの芝居のさせ方一つをとっても真>>続きを読む
徹頭徹尾、全てのシーンがダサかった。俳優の演技や台詞回し、画作り、脚本から演出まで本当にダサい。音楽の使い方も酷くて、ちょっと観ていられるレベルの映画ではない。
とてもつまらない映画なんだけど、そのつ>>続きを読む
ドラゴンボールには、悟空以外にも魅力的なキャラクターがたくさんいるのでそっちをメインに一本作るという判断は正しいと思う。
ほとんどピッコロが主人公、ということでピッコロファンには嬉しい映画。