Noveさんの映画レビュー・感想・評価 - 43ページ目

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名もなき歌(2019年製作の映画)

3.5

社会の不条理、国の情勢、不平等においても子を思う母親の気持ちは変わらない。ペルーという国を知らしめるためにも、この映画の価値はある。モノクロの引いた映像の中をゆっくりと歩いていく時間の流れを感じとれる>>続きを読む

EXIT(2019年製作の映画)

3.5

脱出コメディ?あまり考えずに二人の奮闘ぶりを観ればいい!

砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

3.8

ヒーローは存在して玻璃もいた?ならばハッピーエンド?ショッキングなテーマとサスペンスとロマンスとSFがミックスされた話だが、いい構成によってバランスがとれている。主人公のキャラも魅力ある存在に描かれた>>続きを読む

シュシュシュの娘(2021年製作の映画)

3.8

社会派でもあり、ヒーローものでもある必殺映画。目の演技が注目!

アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

3.1

時間も空間もメチャクチャだが、それが狙いなのだろう。それぞれの世代の女性の生き方、不条理な待遇に対する怒りを言いたいにしては、焦点が絞りきれていない感はある。

ソラニン(2010年製作の映画)

3.6

前半はありきたりな青春映画に見えたが、後半からは惹きつけられるものがある。宮崎あおいで観せているところは大きいが、気持ちは伝わってくる。もう少しコンパクトに短縮しても良かった気はする。

いつまた、君と 何日君再来(ホーリージュンザイライ)(2017年製作の映画)

3.5

戦後の動乱期を生きた夫と妻、子どもたち。妻の健気で一途な気持ちに答えられない夫、あえて厳しく言うならば、だめな男に振り回されただけの人生と見えてしまう。娘との別れも必然的なシーンを描いていないため、上>>続きを読む

14の夜(2016年製作の映画)

3.6

14歳中学三年生の夜には、色々なことがある。いくつになっても男はバカなことを繰り返し、儚いロマンを追いかける。一夜のワンショットを思い出させてくれる作品。

後妻業の女(2016年製作の映画)

3.7

大竹しのぶと尾野真千子の対決は流石だ。悪い奴らを単なる悪とせず、愛されるキャラとして描いてしまうエンターテイメントの作品として楽しませてくれる。

サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

2.9

戦争をテーマに描くならば、もっと丁寧に作るべきだ。豪華キャストを揃えればいい訳ではない。

太陽(2016年製作の映画)

3.5

分断された二つの社会。どちらが理想なのか、協調することだけで解決できるのか?まさしく今を示唆する背景ではあるのに、この終わらせ方で何を言いたかったのであろうか。アンチテーゼによる警告として捉えるには、>>続きを読む

シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸(2014年製作の映画)

3.5

幸せな気持ちにしてくれるヨガムービー。ゆったりと観るといいのでしょう!

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.9

東京という街は新しそうで古く、世界の都市から見たらかなり遅れてしまったのであろう。そこに住む人の考え方、生き方が過去を引き摺って生きている人たちがたくさんいる。それに気づき打ち破るには、大きな決意と勇>>続きを読む

星の子(2020年製作の映画)

3.6

不思議な空気が漂うなか、芦田愛菜の自然な対応が物語をまろやかに綴んでいる。みんなで流れ星を見ることが出来なくても、星を見上げることはできる。

世界は今日から君のもの(2017年製作の映画)

3.8

門脇麦のあまり喋らない演技がいい。引きこもりを自然で魅力的に表現する行動、言動が伝わってくる。思わず応援したくなってしまう。

チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.2

意味がありそうで、なさそう。意味などない青春グラフティーを撮りたかったのか?僕らの時代を作った?駆け抜けた?誰にも感情移入できず、分かってもらえない大人になるまでの時代を描くならば、それもいい。でも仲>>続きを読む

二重生活(2016年製作の映画)

3.5

題材としては面白い、意表を突く芝居もある、しかしテーマは二重生活ではない。もっと深いところまで問い詰めて描けていたら、人間の本質を考察するまでに至ったであろう。

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.9

振り切っているところがいい。小説も映画もここまでストイックになれたら、もっと面白いものができるだろう。

ぼくたちの家族(2013年製作の映画)

3.8

家族の絆とは、危機にならないと気がつかないのかもしれない。どんな状況でも希望を持つことを忘れずに笑っていられる家族を築くためには、いくつもの試練がある。それを自然に可愛く演じてしまう原田美枝子は、いつ>>続きを読む

キツツキと雨(2011年製作の映画)

3.7

父と子の関係、林業と映画撮影、60才と25才、それぞれが違いを認め合い新しい未来が作られる。人間とゾンビの共存までには至らなかったか、木製ディレクターズチェアは引き継がれていく。映画作りはやめられない>>続きを読む

ヒミズ(2011年製作の映画)

4.0

震災という深い悲しみの底から立ち上がるには、どれだけの苦悩を乗り越えなければならないのか?当事者でなければ理解できないことを知らせるには、振り切ることも必要だ。この映画がどれだけリアリティがあるかより>>続きを読む

さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.7

ライブハウスでインディーズが満員で歌えていた時代があったんだなーと思い出させてくれる。青春、友情、愛情をJeepに押し込んで全国をまわっていたのが、僅か3年前の出来事とは思えないほど純粋で再び走り続け>>続きを読む

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.8

17歳の瞳に映る世界が、大人のルールに従うとき、いくつもの障壁が立ちはだかる。誰もが通った時期なのに、そのことをいつしか忘れて大人の目線からものを見るようになってしまったことを、この映画では思い出させ>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

3.8

モノクロのなかに映像と主人公の恐怖が漂い、かなり怖い話になっている。A24らしいと言えばその通りだか、観るにはそれなりの覚悟を持って臨んだ方がよい。

最低。(2017年製作の映画)

3.2

それぞれの繋がりが理解できなかった。そもそもそんな意図はなかったのかもしれないが、みんなが葛藤の中で藻掻いているのだろうけど、何によってどんな変化を見せたかったのであろうか?何が最低。そんなことないよ

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.5

正義が勝つ時代は終わり、そもそも何が正しいかは自分で決める。そのパワーを利用するのはやはり権力なのか。

告白(2010年製作の映画)

3.3

松たか子の告白まではシリアスな緊張感があったが、それ以降は飛躍と作り過ぎた演出に無理がある。感情を全て言葉で説明してしまう小説的な作りも単なる種明かしの解説となってしまった。

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

3.6

井口奈己監督のリズムなのか、だらっとしているが飽きさせない。やっぱり永作博美に誘われたら付いていくよな➰

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.6

社会のルールを外れると、そこから距離が出来て行く。そのルールで修復しても心情的に許されない。社会とは不条理な上に成り立っている。ローカルな中で行き辛ければ、大人はそこから逃げ出せる。いつか本当に向き合>>続きを読む

ブラッド・レッド・スカイ(2021年製作の映画)

3.3

ハイジャックとドラキュラの戦いと思いきゃ、後半は収集がつかなくなりドカーンとは、前半はサスペンス的でよかっただけにもう少し繊細でもよかったのでは?

愛を乞うひと(1998年製作の映画)

4.5

原田美枝子の演技が素晴らしい。表と裏を娘と母親にて完全に別人を演じきっている。見つめる瞳、表情を見事に切り分けている。しかしこれは、巧妙なシナリオによって二つの時代を描いているが、実はひとりの人間の表>>続きを読む

閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

3.8

深い悲しみ、痛み、どうしょうもない憤りがある社会でも、微かな光を求めて一歩を記す希望へ向かうことを諦めない平山秀幸監督の作品と言える。足掻いてあがいても生きることを願ってやまない強さを感じ取れたら、こ>>続きを読む