Noveさんの映画レビュー・感想・評価 - 41ページ目

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金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

4.0

日本では公に伝えられていない事は沢山ある。映画で全てを語ることは出来ないが、作り手のメッセージを届ける事はできる。そのテーマに描かれた映像を受けとめ、感じ考え語ることが鑑賞者の努めとなるのだろう。

半世界(2018年製作の映画)

3.0

色んな悩みを抱えて生きていく。それはどちらの世界も一言では言えない事情がある。友達の存在が有り難くもあり、重荷にもなる。気がついた時には人生の終焉が訪れる。備長炭の炎は燃え尽き、砕かれるのか。

食べる女(2018年製作の映画)

3.0

美味しい食べ物が幸せを導く。確かに食べることが人類最大の課題であることには異議ない。満月の夜にはTKGが食べたくなる?

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(2011年製作の映画)

2.5

お決まりのサクセスストーリーで、この頃の前田敦子ではアイドル映画だったのだろうが、もっと見せ場があってもいいのでは?脇役の方が目立っているし、試合のシーンも何とも言えないが、奇しくも準決勝の最後はアウ>>続きを読む

サニー/32(2018年製作の映画)

3.8

ぶっとんでいる奇想天外な話だが面白い。何かを打ち破るにはサニーになるしかないのか!

甘い生活(1959年製作の映画)

5.0

ラストシーンはいつまでも記憶に残っている。少女の言葉を今でも考える。モノクロの映像が眩しいくらいに輝いていた。

青春群像(1953年製作の映画)

5.0

フェリーニの初期の作品。既に歴史を伝える古典になっている。今でも劇場で公開されていることに意義がある。

いちごの唄(2019年製作の映画)

3.7

7月7日に毎年会えたら一年間頑張って生きられる。微かな希望でもそれが支えになることもある。いい人からいい話を聞けば笑顔になれる。ゆっくり流れる展開は癒やされる。

九月の恋と出会うまで(2019年製作の映画)

2.5

タイムトラベルにする意味がよく分からず、雰囲気を味わう映画なのかな?

パッチギ!(2004年製作の映画)

4.0

さすが在日を扱った代表作。国境を越えられるのは愛しかない。誰もが必死に生きていた時代。この時代から随分月日は経っているが、今だに何も変わっていないのは何故なんだろう。

彼女の人生は間違いじゃない(2017年製作の映画)

4.2

どうしょうもない悲しみを癒すためには時間がかかる。言葉は傷つける事が出来ても、慰めにはならない。言葉に言い表せない感情をどのように克服するかは人それぞれだ。自分自身で答えを見つけるために悩み彷徨う。瀧>>続きを読む

3D彼女 リアルガール(2018年製作の映画)

2.8

まさしく絵に描いたようなラブコメ。初めの入りは面白いのになー

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

何とも理解し難いカルト集団ではあるが、ミッドサマーの夜のない世界、自然の中の歪んだ小屋、映像の歪みが作る違和感を最終的には受け入れさせようということなのか。

欲動(2014年製作の映画)

2.8

バリの海では、人が生まれ死んでいくことは特別なことではなく、自然な流れとして受け入れられてしまうのか。分かるような分からないような不安定な感覚が漂う。何しにバリへ来たんだっけ?

パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

3.4

みんな本音で話している男運の無い女たち。と言うよりもいい男が残っていない漁港のパーマネント。いい男は既に幻影となっている。淡々とした流れで心地よさはあるが、それ以上でもない。

FLARE フレア(2014年製作の映画)

2.5

フランス人カメラマンと家出少女と横浜の街。環境を揃えれば作品が生まれるわけではない。本当に撮りたいものは何だったのであろうか。

三人の夫(2018年製作の映画)

3.8

香港、珠海を舞台に都市から取り残されたような港での人魚伝説。香港映画、中国映画の革新的な映像が印象的。カラーからモノクロへの変化が内面の表現に現れ、一点の紅翼へと描かれる。数々の斬新なシーンが印象的だ>>続きを読む

ミッドナイト・トラベラー(2019年製作の映画)

4.0

スマホ3台で5600kmにおよぶ難民生活の旅路を自ら撮影したドキュメンタリー映画。映画監督であり難民であり父親でもある。家族を守る使命と映画監督としての欲求、ジレンマを語ってしまうほど、追い詰められた>>続きを読む

四十九日のレシピ(2013年製作の映画)

3.6

居なくなった時にその人の大切さがわかる。四十九日に大宴会をして貰うのは、幸せな人生を歩んで来たからだろう。笑顔で過ごせる日々の大切さを感じさせてくれる。

ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.3

凄くいい奥さんなのに、なんで?どこか入り込めないのは、血が通っていないから?

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

4.2

各地の映画館を残したい気持ちは、映画ファンならば誰もが思うこと。日本各地に茂木莉子(もぎりこ)が訪れることを願ってやまない!

ファンシー(2019年製作の映画)

3.0

郵便屋さんとペンギンと月夜の星さんのヤクザ映画風ファンタジー純愛ドラマ?懲りないねー

よこがお(2019年製作の映画)

4.0

思わぬ時に被害者にも加害者にもなる。メディアは、悪者探しあるいは悪者仕立てに躍起になり、人の人生を狂わせる。個人は常に弱く、顔のないマスコミと言う巨大な組織の中で誰かが記事を書く。メディアの怖さと、個>>続きを読む

コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.5

シンガポール、マレーシアに早く行けるようになるといいね。映画で観るのもいいけれど!

ホムンクルス(2021年製作の映画)

2.8

綾野剛と成田凌を共演させたのならば、もっと深いところまで踏み込んだ内容であってほしかった。題材は奇抜だか、その葛藤が表面的な薄っぺらさに見えてしまったのは、穴が埋まっているからなのか?

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.6

デンマークの自然豊かな環境で優雅に暮らしていても中年男性はくたびれて来て、家族との距離が出来てくる。どこに住んでいても悩みは同じだ。アルコールを飲むと全ては上手く行く?もっと大切なことは、人生を楽しむ>>続きを読む

去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.4

かなりこった手口であるが、劇的にするために後半は無理を感じてしまう。

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.8

衝撃が止まらない。正義とは、真実とは何かを問われる。次々と降り掛かる問題に対して、完全な正義も居ないし100%悪人もいない。人間の気持ち行動は常に変化し、時間によっても変わってくる。メディアという大き>>続きを読む

イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

3.6

前田敦子の役が単に可愛くて素直な女の子で終わるはずがないとは思っていたが、最後に種明かしがあった。それを知っても構成的にはよく作られていて面白い。悪いのは誰?みんな納得済だからいいのかな?

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.7

子供から成人し父親になると何故子供の時のことを忘れてしまうのだろうか。仕事をすることでよい父親になろうとするが、経済的なことだけで子供が育つには十分ではない。そのことに気がつくのは仕事を辞めてからとな>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

3.5

ギャンブルに溺れていく男、何をやっても裏目に出てヤケをおこしてしまう。香取慎吾の演技は冴えるが、なかなか希望を見出だせない。津波から凪へと変わるまでには永い時間を待つのであろう。

その日、カレーライスができるまで(2021年製作の映画)

3.8

ほぼ一人で物語になってしまうさすがリリー・フランキー画になる役者だ。一人暮らしとラジオとの関わりがキーとなり、カレーライスが奇跡を起こす!コロナ禍の辛い状況下に観るべき作品。観た後にはカレーライスを食>>続きを読む

影裏(2020年製作の映画)

3.4

不気味な静寂に包まれて物語は進む。いつ事件が起きるのかと思わせながら。多くの悲しみが根底にはあるのであろうが、全ては影に隠されている。

左様なら(2018年製作の映画)

3.2

悲しくて涙が出ない時もある。答えの分からないモヤモヤを淡々と映し続ける。後は自分で感じ取ってください。

くじらびと(2021年製作の映画)

3.5

クジラを捕るということは、村の人々が生きるために必要なこと。それが命懸けのことであっても変わらない。生きると言うことが戦いであり、助け合い生活する暮らしを続けてきた。美しい海と自然な村の暮らし、いつま>>続きを読む