はらいたさんの映画レビュー・感想・評価

はらいた

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ふたり~あなたという光~(2021年製作の映画)

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障碍により社会がなめらかに進まないときにその家族がいう「すみません」「申し訳ございません」は、いったい誰のための言葉なのだろうと思った

主人公の一つの救いが描かれてはいるけれども、物語のあともあの日
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

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狂う人が正常なのか
狂わない人が異常なのか、ということを考える

桜桃の味(1997年製作の映画)

4.5

季節の果物
めちゃくちゃよかったしラストで頭おかしくなって泣きそうだった
そしてやっぱり場所がいい

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

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もちろんそうでない人もいるが(こんな当然のことを補足しなきゃいけないのしんどい)、男性のダルさが詰まっていて笑えた それは時に鬱陶しく時にめちゃ愛おしくもある
好きなら超越してあげます これくらいのノ
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ライク・サムワン・イン・ラブ(2012年製作の映画)

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向かいのおばさんの不気味さ
日本語って奇妙なじっとりとした語りに向いてるんだなと思った
陰湿だものね

すこし前の東京を見られるのが嬉しい
こわい加瀬亮よかった

すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)

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ジョンのサン+多摩ニュータウンと聞き、私のための映画では…?と思ったけどなんとなくこういう映画が苦手になりつつあることに気がつく(どういう映画?)

「永山」というワードが普通に出てくるのよかった、縄
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希望のかなた(2017年製作の映画)

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中東〜中央アジアあたりの絶妙にアジアとヨーロッパがブレンドされた顔が好き
みんなで助ける、それが別にミッションっぽくなっていないのがいい
なだらかな、自然な救い
偽造ID作るところ好きすぎた

ストレ
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

よすぎて夢にまで出てきた
家と水辺

STOP MAKING SENSEというフレーズが好きすぎるけど、そもそもTalking Headsってバンド名がめちゃくちゃいいなあと改めて思う(あんま映画と関
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

3.5

ライオネル・リッチーが人格者すぎる

レコーディング始まってからが楽しい

異なる人たちが主張しながら何かを作り上げていくサマはとてもよかった みんな性格もルーツも違うし、ミュージシャンはこんな集団
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

3.5

気まずい我々を埋めるためのコーヒーと酒と煙草だ
これくらいのコミュニケーションで生きていきたい気もする
男女一組ずつで部屋分けするの唐突でおもしろい

ロードムービーってそれぞれの関係性の変化により旅
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街のあかり(2006年製作の映画)

4.0

さすがに救いがなさすぎてびっくりしていたけど、ラストがめちゃめちゃよかった
しかもその直前の犬が笑いすぎていてかわいい

家がいい あとは最後のほう、赤い服2人並んで話すところもきれいだった

バグダッド・カフェ 完全版(1987年製作の映画)

3.5

思ったよりも変な映画でよかった 最初の斜めの角度おもしろい
ただ、ピリピリと怒っている人が本当に苦手なので落ち着いて見られず、ちょっと苦戦した

画家に描いてもらうようになってからどんどんと自信をつけ
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過去のない男(2002年製作の映画)

4.0

よい🥲
トレーラーハウスのDIY、ハンニバル、バンドのプロデュースに銀行強盗。。

クレイジーケンバンドが流れると聞いて謎だったけど、親和性があってよかった
要らない服を集めて必要な人に与える、スキル
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.5

ペロンパーにやられているのでとても楽しかった
バンドの対応力の高さがおもしろい 演奏はなんでもやるし、言うことも聞く、野菜を齧る……手元見ないで弾くのかっこいいなあ、などと思う

車の上に棺のせるのい
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

毎日同じことを繰り返すことで日々の違いが浮き彫りになるのがおもしろい
葉っぱが好き、というか葉っぱには思い入れがあるので嬉しかった

ルー・リードの曲は「PERFECT DAY」で、歌詞も“just
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時の支配者(1982年製作の映画)

3.5

どう終わるんだ…?と不安だったけどラスト思いもよらなくて、しかも見事にまとまっておお〜となった
作画がところどころ日本のSFアニメっぽく感じる 妖精のデザインなんかとくに(かわいい奴らだった)
フラン
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.5

カウリスマキばかり見ていて、「現代のカウリスマキだあ」となったものの、その現代の部分を知らせてくれるのは戦争だった
フィンランドはロシアと隣り合っていますね 隣国が「最悪な戦争」をしている、軽やかな中
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バービー(2023年製作の映画)

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おもしろくなくてびっくりしちゃった、なんだこれは😵‍💫

『軽い男じゃないのよ』でも思ったけど男女の立場を入れ替えてそのビジュアルの可笑しさで問題を語るのがあんまり好きじゃないのかも

真夜中の虹(1988年製作の映画)

5.0

カウリスマキを見まくる日々 特別好きかもしれない…
『パラダイスの夕暮れ』ではフラットに見ていたマッティ・ペロンパーがいきなりセクシーになっていて焦ってしまった、、超いい

中盤まではのんびり見るだけ
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.5

ビンゴに連れていかれてキレてから、毎日イモでも平気になるまで
留置所で出会った男とその後けっこう仲良くなってダブルデートまで試みるのがいい

アル中女の肖像(1979年製作の映画)

3.0

人間の顔や身体がグロテスクに思えて中盤までけっこう見るのがつらかった
ファッションもだけどメイクが好きだったな
しかしビジュアルが過剰な映画の見方がまだちょっとわからない。。

ベルリンの歌のシーンは
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.0

心臓よりも先に脳が壊れるすべての人へという端的なフレーズの威力。。

親子3人揃って膝を突き合わせて話し合うシーンがよかった あの距離感がだいじ…
一人息子の頑張りを見てると泣けてくる、彼自身もたくさ
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父ありき 4Kデジタル修復版(1942年製作の映画)

4.0

子ども時代、別々に暮らすことを聞かされた息子のいじけ顔と、大人になって同居の提案を断られたときのいじけ顔がとても似ていた
互いを素直に思いやる親子の会話 二人だけの家族になり、お互いが大事なのね
釣り
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アカルイミライ(2002年製作の映画)

4.0

中学生か高校生か、DVDを買って何度も見たけど(オダギリと加瀬が見たかっただけ)久々に見てこんな話だったかと思った よかった!!

オダギリジョーにふとしたきっかけで爆発してブチ切れそうな危うさがあり
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.0

置き手紙に電話はかかってこない……

ナンパの末「え、そんな気ないんだけど」とか言って相手の妊娠をなかったことにしようとする男
殺鼠剤買ったあたりから「いけーころせー」と唱え(ごめんなさい、、)、見事
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トラベラー(1974年製作の映画)

3.5

またもや(こちらが先だけど)子ども一人旅ものだった
帰ったからめちゃくちゃ怒られるんだろうけど、自分だけの思い出があるのはその先心強いだろうな

お金の稼ぎ方がおもしろかった
写真詐欺はひどすぎるし、
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浮き雲(1996年製作の映画)

4.5

すごくよかった〜〜

全然表情がないのに場面によって顔つきが確かに変わり、そこにちゃんと感情がのっかっている……どういうこと🥲
夫婦が思い合っているのが頼もしい 犬もかわいい
そして画面がいつも美しい
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酔っぱらい天国(1962年製作の映画)

3.5

途中まではひたすら酔っぱらいの失敗を見るのみなのだけど、息子が死んでからが地獄ですごかった 死ぬってなにごと?

コンクリートの崖の下にある(?)ような笠智衆の家、息子の恋人のアパートの前で光る謎のデ
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長屋紳士録(1947年製作の映画)

4.0

紳士は出てこなかった…?

子どもが泣きながら干し柿食べるシーンがなぜかちょっと不気味
しかしああいったことは身に覚えがある

最後おたねさんが涙する理由がとても美しかった
写真館の場面がすごく好き

東京画(1985年製作の映画)

4.0

撮影を務めていた厚田さんが話すところがおもしろかった
彼は日本語で話すので、ヴェンダースはその場では通訳を介して彼の話を聞いているのだろうけど、映画ではその通訳された言葉をさらにヴェンダースが読み上げ
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フライド・グリーン・トマト(1991年製作の映画)

3.5

イジー&ルースの話よりも老人ホームパートのほうが好きだったかも
些細なシーンだけども、5歳児程度までしか知能が育たない息子について「世界一穢れのない魂」というところがとてもよかったので
エヴリンがエン
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オリーブの林をぬけて(1994年製作の映画)

4.5

またもやよかった!!!

前作のメタ具合をさらに俯瞰するのでさらにさらに混乱状態に 最初「私は監督役の…」で始まるのが恐い(前と役者が違う、、)

同じシーンを何度も撮り直すところが奇妙でよかった
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃよかった。。

事実とフィクションの境目があいまい
創作を見てるのかドキュメンタリーを見てるのか訳がわからなくなり、その混乱が心地よいまである 特に前作のご老人(でもなかった!)が家につい
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群盗、第七章(1996年製作の映画)

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なんだなんだと、クエスチョンマークを生やしてそのままエンディングになってしまった

「んー!」って感じだったけど、見終えてしばらくしてから、どの場面もめちゃくちゃおもしろかったのでは?となっている 理
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.0

日が暮れた途端に不穏になるところがすごく好きだった「おお〜」となる
老人の部屋のシーンが不気味だった

子どもに人権がないために大人は終始理不尽
不憫に思いつつ、アハマッドの困り顔がかわいい

奥行き
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