たわらさんさんのドラマレビュー・感想・評価 - 5ページ目

たわらさん

たわらさん

アオイホノオ(2014年製作のドラマ)

4.3

主人公の青春時代特有の根拠のない自信に溢れた自己肯定っぷりをコミカルに描いている。勿論現実という壁は高く、逃避したりナーバスになるのだが青らしくて微笑ましい。今となっては人間関係が希薄になり好敵手と呼>>続きを読む

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Mother(2010年製作のドラマ)

4.0

暗いタッチとシリアスな雰囲気が続く重苦しかったですが母性を扱った良作でした。TVドラマだとスポンサーや視聴率の兼ね合いなのか、こういったシリアスな作品を扱う事は無くなりましたね。シングルマザーの苦悩を>>続きを読む

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ゲーム・オブ・スローンズ 第四章:戦乱の嵐-後編-(2014年製作のドラマ)

4.9

✔️初見の感想

戦が落ち着いて各国の準備期間や内部抗争が描かれた本シーズン。シーズン1を彷彿とさせる決闘裁判の一連、2-9のブラックウォーターの戦いに続く一話丸々使った黒の城の死闘と見所は多い。偽り
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ゲーム・オブ・スローンズ 第三章:戦乱の嵐-前編-(2013年製作のドラマ)

4.7

『キャスタミアの雨』
GoTでもトップレベルの衝撃回であり、シーズン3はこの回に集約されているのではないか。個人的に初見で相関図や世界観を馴染み始めたのがシーズン3である中、3-9で今までで味わえない
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住住(2020年製作のドラマ)

3.6

本シーズンで投入された日村さんを含めた絡みは、蔑まれるか動きの多いコントで構成されており、前時代的かつ作り物な印象を受ける。バカリが日村さんに気を遣っていたため、バカリと若林のような軽快な絡みもない。>>続きを読む

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山岸ですがなにか(2017年製作のドラマ)

4.0

なんといっても『ゆとりですがなにか』のMVPは山岸だろう。太賀は『コントが始まる』でも参加していたが、同じ役者と認識するのに時間を要した事より、作品の溶け込み具合が素晴らしい。偏に上手い役者を定義づけ>>続きを読む

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ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編(2017年製作のドラマ)

4.2

波乱万丈なゆとりワールドは健在であり、蒼井優をゲストに迎えたことで作品に締まりが生まれた。本シーズンの2話だけでは特段成長するわけではないんですが、3歩進んで2歩下がるように着実に進んでいることでしょ>>続きを読む

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デクスター シーズン1(2007年製作のドラマ)

4.3

調理描写はカットされているもののなかなか目を伏せたくなるような画が多いサスペンス作品であり、右肩上がりで面白くなっていた。本来ならデクスターの理解者となり虚構を打破する熱い展開であるのだが、なんともま>>続きを読む

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住住(2017年製作のドラマ)

3.8

女優が居合わせた事で華があるものの、芸人×女優という他人と他人による最大公約数のトークテーマとなり、笑いどころは少なくなった印象。また、『架空OL日記』のようなあるあるや仲間内の容赦ない会話が無いのも>>続きを読む

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ゆとりですがなにか(2016年製作のドラマ)

4.4

週休2日制の教育を受けていた世代が世間知らずな言動が目立ち、「ゆとり」と称される事になりました(死語になってきたが)。本作が掲げるテーマである完璧ではない大人が展開されて、人のダメな部分は年齢に隔たり>>続きを読む

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ユニークライフ(2017年製作のドラマ)

4.3

笑えるんだけど、自閉症ゆえの苦しみや悲壮感が伝わってくる。サム以外の登場人物も決して完璧な人は存在せず、どこか欠けている。例えば、父親は家出経験もあり息子を無意識のうちに恥じていて、母親も他の男性に拠>>続きを読む

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マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン2(2018年製作のドラマ)

3.6

ミッチが自らの道を切り開いた事により、ジョールと父エイブも感化されていく。ミッチのコメディアンロードを駆け抜けていく物語だと思っていたら、良くも悪くも横道に逸れる展開が多く、メイゼル家を軸にした家族コ>>続きを読む

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アンビリーバブル たった1つの真実(2019年製作のドラマ)

4.1

「いつもの日常に戻りたい」といったセカンドレイプから解放されたいために虚偽申告してしまったレイプ被害者の心情心理の描写の描き方がとても秀逸である。1話の身内が心配するのは分かるが、それがかえって非日常>>続きを読む

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ゲーム・オブ・スローンズ 第二章:王国の激突(2012年製作のドラマ)

4.4

ラニスターのクソガキ王子が王位につき本格化するGame of Thronesと、スタークチルドレンの各地での奮闘が見所である。シーズン2を振り返れば、バラシオン、ラニスター内部での兄弟同士の衝突が際立>>続きを読む

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セックス・エデュケーション シーズン2(2020年製作のドラマ)

4.4

辛い時に誰かと寄り添いたいという人の性が表れたシーズンであった。本シーズンでさらに深掘りされていく登場人物に愛着は増していき、十人十色の青春が広がっていく。ジャクソンとヴィヴの交友関係やメアリー関連の>>続きを読む

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セックス・エデュケーション シーズン1(2019年製作のドラマ)

4.5

直接的なタイトルであるのでしょうもない下ネタ作品ではないかと敬遠していたが、本作はしっかりと性と向き合い、その先にある「人」と向き合った上質な青春作品に仕上がっている。性の悩みは性の知識だけで解決する>>続きを読む

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FARGO/ファーゴ 始まりの殺人(2016年製作のドラマ)

3.6

前シーズンに比べて登場人物も増え、特定の視点を主軸に置いているわけではない。様々な勢力が絡み合うことで物語が二転三転するのだが、個人的には盛り上がりと登場人物の魅力が欠けており、チープなギャング作品の>>続きを読む

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THIS IS US/ディス・イズ・アス シーズン3(2018年製作のドラマ)

3.0

3話で断念。前シーズンで浮き彫りになった懸念点を引き継いでしまった。シーズン1では養子を貰う事の真髄や実の父との再開の2軸で進めつつ、感謝祭やクリスマスの過ごし方が現在と過去でリンクする秀逸な作品でし>>続きを読む

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After Life/アフター・ライフ シーズン2(2020年製作のドラマ)

4.1

本作は作中でも度々登場しますが、『恋はデジャ・ブ』を再現したものなんですね。タイムループを体験するのはフィクションですが、人生は特段変わり映えしない一日の繰り返しであり、擬似ループに近い構造になってい>>続きを読む

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ハウス・オブ・カード 野望の階段 シーズン 2(2014年製作のドラマ)

4.4

善悪は相対的であるが、その善悪を判決する法の執行人は罪悪感が薄く冷淡であるサイコパスが向いている。これは行政も同様である。政界にいる以上、完璧である事が重要視される。では、完璧な人間というのはいるのだ>>続きを読む

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ナルコス シーズン1(2015年製作のドラマ)

3.8

良くも悪くも俯瞰視点なので淡々と物語が進んでいくんでのめりこむ事が出来なかったんですよね。射殺や爆破などの惨劇はあるんですが、モノローグが挟んで事件を切り取った形なので、緊張感が削がれている。つまらな>>続きを読む

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After Life/アフター・ライフ(2019年製作のドラマ)

4.0

トニーは地元のニュースを集める。地元の住人たちがしょうもなない記事に載りたがる心理には理解に苦しむが、当事者が楽しければ良いのかもしれない。意外にもそれは人生の本質を表していている。

トニーの暴言の
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僕だけがいない街(2017年製作のドラマ)

3.8

子供たちの奮闘はスティーブンキング作品を彷彿とさせるノスタルジーがある。空気が澄み渡り美しい苫小牧の景色は幻想的であり、美化された思い出と誤認させる。

やり直しが可能であることによる緊張感の欠如を覆
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僕たちがやりました(2017年製作のドラマ)

4.1

追い詰められた極限状態の人は性や金に飢えたりと理性は壊れて、本性をあらわにするのが生々しい。罪悪感に苛まれながらも逃避行劇を楽しむ作品なのでメッセージは用意してないとは思うんですが、強いて挙げるなら些>>続きを読む

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ベター・コール・ソウル シーズン4(2018年製作のドラマ)

4.0

「家族は宝」という言葉は本当にそうなんでしょうか。ジミーにとってのマッギルは自由を縛り、苦しめる要因だったので、その名を捨てたのです。キムはジミーがチャックを労ったと思いたかったことでしょうが、現実は>>続きを読む

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マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン1(2017年製作のドラマ)

4.3

冒頭で夫より早起きして化粧する様で鷲掴みされる。現代よりも世間体を繕わないといけない中、ミッジが自ら生き方を選択していく。対するジョールは一時の感情で浮気をしてしまうのだが、その内にあったのは矜持を傷>>続きを読む

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グッド・プレイス シーズン4(2019年製作のドラマ)

4.5

全知全能を手にする理想郷(楽園)では人の意志は削がれていき、生きる意味を見失うことになる。痛みや苦しみを感じる現実だからこそ、喜びと嬉しさを手にすることができる。また、死という終幕があるからこその今が>>続きを読む

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グッド・プレイス シーズン3(2018年製作のドラマ)

4.0

システムの欠陥を発見し、エレノアたちが先導者として立ち回るまでの物語。完全な善というものは存在せず、誰かにとっての行いは誰にとっての悪行であるのが今の社会なんですよね。絶対的道徳観というのは存在しない>>続きを読む

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プリズン・ブレイク(2005年製作のドラマ)

5.0

海外ドラマは尺が長いので物語やキャラに厚みを待たすことはできるが、ダレてしまい途中で離脱する人も少なくはない。ただ、本作の1話毎のオチ以外にも緊張感を保つスリリングさはNo.1といっても過言ではない。>>続きを読む

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ゲーム・オブ・スローンズ 第一章:七王国戦記(2011年製作のドラマ)

4.5

壮大な制作費と人員をかけたスケールとクオリティによるファンタジー大河ドラマ。登場人物と設定を把握するのに初めは面を食らうものの、七王国のキャラが生きて行動するため背景や心情を探るのが楽しい作品である。>>続きを読む

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THIS IS US/ディス・イズ・アス シーズン2(2017年製作のドラマ)

3.7

点として見たらそこそこ良いものの線にすると積み重ねが甘く、ちぐはぐした本シーズンであった。ジャックが亡くなる前までのピアソン家を描き切った形か。全体を通して喪失が多く、再生が少ないのは溜めのシーズンと>>続きを読む

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グッド・プレイス シーズン2(2017年製作のドラマ)

4.2

・6人が共に行動することでファミリーらしくなり、ドラマもシットコムから少し感傷的になる。
・シーズン1のラストで明かされた事実から予測不能のリブート展開。802という過剰な回数もコメディならではか。
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グッド・プレイス シーズン1(2016年製作のドラマ)

4.4

死後をコミカルに描き、ハイペースに笑いが配置されている。近しい作品でドラマ『UPLOAD』を彷彿とさせるが、こちらは主人公が主体的であり、罪の意識を認識する成長物語の側面もある。善悪を基準にした世界観>>続きを読む

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ビッグバン★セオリー<ファースト・シーズン>(2008年製作のドラマ)

2.7

3話で断念。
アメリカのコメディドラマが初めてであったが、どうも過剰な笑い声の着色が耳障りで不快指数が凄まじく高い。ステレオタイプのオタクにフォーカスしたコントも想像を超えず平坦ですし、弱者の奇行ぶり
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FARGO/ファーゴ(2014年製作のドラマ)

4.4

一つの過ちで悪に染まっていくレスターと不幸に悦を感じる殺し屋・マルヴォが織りなす物語はとても愉快でした。マルヴォの悪の頂点という描き方が上手く、話術で警官を退けるほど。事件自体は単純であり田舎でなかっ>>続きを読む

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モダン・ラブ ~今日もNYの街角で~(2019年製作のドラマ)

3.6

気になった回の雑感。

EP1『私の特別なドアマン』
1番好きなエピソード。胎児の写真を貼っているのだけ笑っちゃいましたが、年齢を越えた絆は良いですよね。

EP2『恋のキューピットは世話好き記者』
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