みやびさんの映画レビュー・感想・評価

みやび

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プレデター2(1990年製作の映画)

2.5

プレデターってやつ、所々に人間味があってちょっとかわいいよな

処女の泉(1960年製作の映画)

4.7

中世の北欧を舞台に陵辱の果てに命を奪われた少女の悲劇と、彼女の父親による復讐が描かれる。

モノクロームが映し出す人間の光と影。
神と俗。
処女と非処女。
穢れのない純粋無垢な白と他者を恨み妬む邪心の
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アナスタシア(1997年製作の映画)

3.7

サブスクにあること初めて知った。
めちゃくちゃ前にVHSで観た以来。
何でVHSがあったのかはよくわからない。
20世紀フォックス制作なんだ、ディズニーにしては絵柄なんか違うよなーって思ってた。

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LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘(2019年製作の映画)

4.0

峰不二子のついた嘘

言ってしまえば愛だって嘘になり得る。
嘘はどこまで行っても嘘。
峰不二子の魅力は、その嘘にほんの少しの本当を混ぜてしまうところにある。

ビンカムの敗因 童貞だったこと

LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標(2014年製作の映画)

4.3

次元大介という男の魅力を存分に味わえる、アダルトなルパン三世。

引き受けた仕事に対してのプロフェッショナルな姿勢や、自分のスタイルを貫き通そうとする、やる時はやる、芯がしっかりとある次元がかっこよす
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ルパン三世 DEAD OR ALIVE(1996年製作の映画)

3.6

渋いハードボイルド、みたいな。

ルパンの映画は相変わらず作画がいいんだけど、今作は他の作品とはまた違う絵柄で余計に渋さ演出してる。
いつもの明るめな雰囲気抑えめながらも、キマるところはちゃんとやりき
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ルパン三世 ワルサーP38(1997年製作の映画)

3.3

そこそこ面白いんだけど、ルパンにしてはシリアスすぎて違和感。

中国超人インフラマン(1975年製作の映画)

2.5

日本の特撮オマージュ(パクリ)

結構前から観たいなと思ってたけど、明らかに地雷ぽくて何となく後回しにしちゃってた。 

香港映画なだけあってかアクションにかなりのこだわりを感じることができた。
アク
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フォーカス(2015年製作の映画)

3.5

程よくおもしろい。
サクッと回収される伏線は、映画をボーっと見がちな私にとってありがたいな。

大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE(2009年製作の映画)

3.3

公開時、猫背のせいで母親からベリアルと呼ばれたことにガチ泣き。
これと、小学生の頃同級生にガリガリすぎて言われたヴォルデモートの途中形態はいまだにトラウマ。

久々に観たらサプライズとアクションがほと
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レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)

3.5

規模大きくてお金かかってるアクション、さすがジョン・ウー。見応えあり。

ウィッシュ(2023年製作の映画)

1.6

ジャンル 国家転覆系

王も国民もテロリストも、みんな自分勝手。
産まれたその瞬間から死ぬ瞬間まで欲望に囚われ続ける人間が、どんなものよりも怖い。

ハンニバル(2001年製作の映画)

2.8

3、4年ぶりに観た。

前作がクラリスの物語だとするならば、本作はレクターの残酷さを重点的に描いた物語になる。
淡々と進んでいく時間、その裏にある異常性。

人物やロケーションの移り変わり、大量の台詞
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プレデター(1987年製作の映画)

2.6

シュワちゃん映画
理不尽な敵に挑む漢のシュワちゃんがかっこいい。

前半の間延びがひどすぎて退屈な分後半のアクションには盛り上がるが、うーん。

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

4.5

愛の依存
愛による出会い、衝突と別れ

一方は前へと進み、もう一方は動くことができない。
近いようで遠いあなたとわたし
遠く遠く離れてしまった地球のあちら側とこちら側。
今まで辿ってきたのは2人の物語
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天使の涙(1995年製作の映画)

4.6

すれ違う、あなたとわたし。

惑星から舞い堕ちた天使たち

光と音の調和、カラーとモノクロ、極端な広角レンズや、コマ落とし/コマ伸ばしによるアクションの躍動感といった、斬新ながらも退廃的な映像が作りだ
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劇場版イナズマイレブン 最強軍団オーガ襲来(2010年製作の映画)

3.0

久しぶりに観た
当時、この映画を映画館で2、3回観るくらいイナイレが好きだった。
今じゃ考えられない、だってそんなに面白くなかったから。
楽しめはした。懐かしかった。

沈まぬ太陽(2009年製作の映画)

3.5

原作も一応読んだことがある。

最近の社会や政治の腐敗を見ていると、本作は現代社会を鋭く描いた作品として再評価されるべき映画の一つだと思う。

序盤のシーンが素晴らしい。
でも正直長すぎる上に、後半に
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.6

反社の綾野剛が面白かった

細かいところ気にしちゃうと、エピソードひとつひとつの重みをあまり感じることができなかった。

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

今回も花火ボール頼っちゃってよお、コナンくんさあ、、、

ファーストフード・ネイション(2006年製作の映画)

2.2

アヴリルが出てるから観た。

職と食、現代社会における生活の要を様々な視点から描いている作品。
社会の発展とともに、労働は欲望に支配されてしまった。
もっと多く、だけれどもっと安く、もっと簡単に。
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あこがれ(1958年製作の映画)

4.4

少年時代の無益な苛立ち。

恋を知り、死を知らず。
憧れの女性を失うことを阻止しようと奮闘する少年たちの言動から見えてくるものは、純粋さ故の残酷さ。
映画の真似事かのように軽々しく死を扱ってしまう未熟
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とっととくたばれ(2018年製作の映画)

3.7

交錯する憎悪と殺意、あとマヌケ

シーンひとつひとつの見せ方がおもしろい。
アップやスローモーションなどが多用されていながらも、テンポの良いスタイリッシュな映像にまとめられていた。

ナイン・マンス(1976年製作の映画)

4.7

求め、すがり、繋がる。

私とあなたを繋ぎ止める、なにか。
人は自らが名付けた形の無いなにかに翻弄されながら生きている。
私たちはどうすれば実体のないものに深い信頼を置くことができるのだろうか、形の無
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dot the i ドット・ジ・アイ(2003年製作の映画)

4.3

キスから始まる刺激的で衝撃的な物語。

トリッキーながらも洗練された新感覚の映像で描かれる、二転三転とする圧巻のストーリー展開に目が離せない。

映るものがすべてだと信じた人物が映らないものに支配され
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ソラニン(2010年製作の映画)

2.9

行き場のない苦しさに閉じ込められる。
青春はあいつらが言ってるほど爽やかなもんじゃない、これは私が青春とやらを経験してきて思ったこと。
叫んでかき消してしまいたいほどの苦しみや悲しみと、いつかは向き合
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零落(2023年製作の映画)

3.7

尊大な羞恥心と臆病な自尊心によって0まで落ちていく。

すごい、ちゃんと零落だ。
原作の世界観がいい具合に再現されていたので実写映画としてそれなりに満足。
思うことはあるけれど。

ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972年製作の映画)

4.8

ある症例について 愛の不可能

密室に共存する人間の美醜。
巧緻な作劇、舞台のような照明と装飾的な衣装、絵画のような色彩設計、緻密に計算されたカメラワーク、これらによって作り出される煌びやかながらも退
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