さーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

さー

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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

2.9

物語が過去へどんどん遡っていき、冒頭の男の素性と言動の経緯が少しずつ明らかになっていく。
観終わると静かな喪失感がある。

先日観たオアシスが面白かったから同監督で視聴。オアシスの主演の二人も登場する
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フェティッシュ(1996年製作の映画)

4.1

制作総指揮がタランティーノ。

殺人現場好きな好奇心旺盛な女性と、
猟奇的殺人鬼である穏やかタレ目な男性。
どちらも個性が爆発していて良いキャラだった。

タランティーノ特有の鉢合わせもある、最高。
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オアシス(2002年製作の映画)

3.8

出会いは最悪なのに、どんどん恋に落ちていく。
前科3犯の男と身体が不自由な女の、誰も認めてくれない純愛ストーリー。

脳性麻痺の不自由なヒロインが、誰かの妄想の中では健常な女性としてジョンドゥに話しか
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RRR(2022年製作の映画)

4.2

インド音楽って卑怯だと思う。
ここ!見ものだよ!見て!って伝えてくれる。
そして、ここまで感情を揺さぶられるとは。

前半は、知能より刺激とカッコ良さを採っている。
「こうしたらかっこいいんじゃね??
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フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

2.9

地味なんだけれど、それを地道と捉えるかどうか。
実話だから確かにド派手なアクションはない。
地道な中にやっと辿り着いた...!!やボスを捕まえようとする必死さがひしひしと伝わってきて緊張感を味わえる。
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

2.5

久々に狂人に出会った。
狂ったレベルは他の狂人よりも低めだけれど、まぁ印象的な狂人。
加害者にも権利がある、知ってるけれども〜〜と歯痒さ。

汚い(皆が嫌がる)仕事専門の刑事ハリー。
いつものようにイ
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プレイタイム(1967年製作の映画)

3.8

みんなしてボケる!!!!
ツッコミ不在のフランスのパントマイムコメディ。
画角のあっちでボケたり、こっちでボケたり。
字幕がほとんどなく行動で面白さを伝えてくる。

いや、一部のシーンで字幕がほとんど
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

2.3

セレクトショップのおっちゃんが言ってた映画。

ちょっとずる賢く、それでいて不憫な男の子の話。
子どもだって大人の都合に合わせて気を遣ったり、空気を読んだりするのさ。

最後の長尺の逃走がこの映画の全
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

高校生のロードムービー。旅のチケットはスマホだけ。

これは小説版と映画、ふたつでひとつの作品だと思う。
小説版は鈴芽視点で物語が進む為、鈴芽の感情が分かりやすい。(あとで聞いた話だと...という言い
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冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

3.3

台湾版ぼくの夏休み。ただし少しだけ治安が悪い。
お兄ちゃんに置いていかれ田舎に溶け込めないティンティンと感情が分かりづらい寒子の空気感がとても良かった。

日本のノスタルジーさに似ていてなんだかシンパ
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ヒットマンズ・レクイエム(2008年製作の映画)

3.1

侮ってた。思ったより数倍面白かった。
さすがアカデミー賞のオリジナル脚本賞。
するすると糸が解けるように伏線回収が面白い。

コメディにカテゴライズされているのに、ローテンションでちゃんと観ていないと
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ゾンビの中心で、愛をさけぶ(2018年製作の映画)

2.6

邦題もうちょっと真剣に考えようよ。
まるでコロナ禍の自粛生活を描いたような作品。

わりとシリアスな密室ゾンビ映画。
離婚寸前な夫婦が住む部屋の周りはゾンビがいる。

ゾンビよりも人間にフォーカスを当
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007/ダイヤモンドは永遠に(1971年製作の映画)

2.4

なんだか前作までのわちゃわちゃ感はほとんどなく、スムーズに事が進むぞ...?!
カムバック コネリーさんも落ち着いてスマートにスパイ活動される。

どちらかというと喜怒哀楽が少なく、ビジネスライク。
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あなたの番です 劇場版(2021年製作の映画)

2.8

ドラマ版のような不気味さやトラウマを植え付けるようなスリラーは無かったけれどこれはこれでまぁ...?っていう作品でした。

ただ、ドラマ版見た人達のトラウマをえぐる演出は多かった。くそぅっ。

ちょく
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プロジェクトA(1983年製作の映画)

3.0

コミカルは少なめでジャッキー・チェンが身体を張ったアクションを行うのが実物。
乱闘の始まり方が龍が如くなのよ。

ジャッキー・チェンの悪ガキっぽい役。
ブルース・リーの燃えよドラゴンとは違って、みんな
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ラッシュアワー(1998年製作の映画)

4.0

やべぇやべぇと表情であわあわしながら敵を倒すコメディとアクションのかっこよさ。
チャップリンの面白さにアクションをプラスした演出が堪らない。
コミカル具合はドツボにハマってずっと笑ってしまった。

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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.0

いろいろとゲスいし、
最低な大金持ちなのに、
魅力的に感じてしまう。

ディカプリオが演じているからだろうか...。

179分という長さだったけれど、
よいしょよいしょで盛り上がりを見せてくれる。
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

綺麗なのにコミカル。
その言い方自体が奇妙だけれど、今作はまさにこの表現が合っている気がする。

豪華俳優陣、てんこ盛り。
デフォーがとても良い。

ウェス・アンダーソン監督の作品にハマっていた時代に
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ブレスレス(2019年製作の映画)

2.9

妻を事故で失った男がSMクラブにハマった末路。

ラブストーリーゾーンにあったのでレンタルしてみたら、全然ラブストーリーではなく、見方によってはスリラーにも感じた。

まともな職業をしてる人でも意外な
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es [エス](2001年製作の映画)

3.0

一般人に求人募集をかけて「囚人」「看守」の2組に分かれて行われた精神実験。
最初は囚人がおちゃらけていたけれど、それを面白く思えなかった看守達が.....。
前半は実際に行われた精神実験に近いらしい。
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

2.8

カルチャー映画好きな古着屋のお兄さんに勧められた映画。

マトリ配属になった新人刑事は、コンビを組むベテラン刑事からいろはを教わるがそこは一歩踏み込んだら最後、沼に嵌って戻れないかなり危険な場所だった
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雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.0

世界観でぐっと心を掴まれる。
この少年少女時代の、危なっかしくて、思ってる事とは逆に言動が違った方向に走ってしまう歯痒さが好き。
そして泣いた。

令依奈ちゃん、可愛い。
きっとしっかりした子に育つだ
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

2.2

同姓同名の億万長者と人違いに合って事件に巻き込まれてしまう、人としてだらしない主人公。
この男がやばいと思いきや、
しっかりしてそうなのに沸点低くてかなりヤバめな友人によって8割悪い方向に向かってると
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ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)

2.6

赤髪のローラが走る!走る!走る!
彼氏の為にやり過ぎだよ〜って思いながら、次の展開にワクワクしてしまう81分。
冒頭付近の演出はトレスポに似ている気もした。

物々交換したあのご老人の行く末が少し気に
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スウィート・スウィートバック(1971年製作の映画)

1.5

主人公スウィートバックはエッチの上手さで幼少期から大人の女性を魅了していて、大人になってからも健在でそれを武器に稼いでいた。

前半は人との掛け合いで、彼の武器が活用されていてまだ観てられたんだけれど
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ミッドナイトクロス(1981年製作の映画)

4.3

デパルマ×トラヴォルタという私にとって最強タッグ!!
デパルマ作品の中で上位クラスで好みな映画だった。

陰謀論系なストーリーでそれに巻き込まれたトラヴォルタことジャック。
ジャックは音のプロ職人役。
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アンナ・カレーニナ(2012年製作の映画)

2.6

先に謝っておきます、完全に美男美女を見たさで視聴しました。

ブレットトレインに出ていたアーロン・テイラー=ジョンソン目当て。(キーラ・ナイトレイとジュード・ロウも勿論だが)
10年前の青年は、所作
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台北の朝、僕は恋をする(2009年製作の映画)

2.5

気張らずにゆっくりしたい夜におススメ。

事件はちゃんと起こるんだけれど、基本的にゆるーい。
ほとんどの時間、るんるんとスキップをしながら散歩するような音楽が流れる。

日本人にも居そうな容姿をされて
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アシッド・ハウス(1998年製作の映画)

2.0

トレスポっぽいのかなっていうノリで視聴。
若かれしトレスポメンバーが何人か出ているけれど、
べつにトレスポっぽくはない、
トレスポ原作家の作品。

物語は3章に分かれていて、
1,3章は日常の中のファ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

5.0

原作にあった上質な軽快さが、
映像になってよりスピードを増して、
もはやジェットコースターに乗っている気分だった。

原作のようなスロースタターで中盤まで根を張ったように伏線をばら撒いていくスタイルで
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裸のランチ(1991年製作の映画)

2.9

人に勧めづらい映画を観てしまった。
※害虫注意。Gが出てきます。
なんせ主人公が害虫駆除業者。
害虫駆除用の粉をヤクとして服用してから、彼の人生が一転する。

キミが悪い映画を見てしまった。
でっかい
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スパニッシュ・アパートメント(2002年製作の映画)

3.7

クスクス笑っちゃう青春映画。
上質で下品ではないコメディ。

パリからスペインへ語学留学する主人公。
スペインのアパートに、スペイン、フランス、イギリス、ベルギー、イタリア、ノルウェー、ドイツの若者が
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ソイレント・グリーン(1973年製作の映画)

2.5

1973年に上映された映画。
舞台は2022年と知って
今観なきゃ!と思い視聴。

CGが無い時代に作られた映画だから、
ほとんどアナログ。
時代的に仕方ないとは分かっていつつ、
近未来感がある工夫は
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女王陛下の007(1969年製作の映画)

4.0

ボンドは良い女見つけるとすーぐカッコつけちゃうんだから。
でも今回のボンドガール テレサはかなり有能。

個人的に初めての代替わりボンド。
二代目ボンドは胸板厚めの男の色気がある。
前作の日本で習得し
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.1

ギミックや音楽の使い方は『ライトオフ』と共通点が多く、悪さをする根源が「寂しさ」から来る束縛というのも似ている。
『ライトオフ』の続編のようにも感じて物語は同等に面白かった。
(CGやアクションのクオ
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