また例によって例のごとく編集のテンポがおかしく、冒頭に出るキャストのクレジットのフォントがダサく、台詞が聞き取れないため、終わった……と思いながら見ていたら、なんと珍しくタイトルの出方が実にかっこい>>続きを読む
SF的ディティール(死者の思念を引き抜く装置や、特攻ロボなどは良かった)もなかなか粗雑ながら、作劇の程度がなんとも低く、しかもジメジメした回想ばかり挟みやがるので中盤以後はテンションが著しく落ちる。>>続きを読む
三文芝居を三時間見せられるの辛すぎる。出ていけという話ではあるが
冒頭の、異様にテキパキした演出に、ガイ・リッチーの職人としての進歩を感じた。本当に、すーっと流れるような語り口だ。
マクガフィンの中身も、駅での争奪戦も、近頃の同系統作品で見たやつばっかりだし、チ>>続きを読む
例にもれず(?)、私も本作を輸入した方の心意気に打たれて、映画館に上映初日に馳せ参じたクチだが、映画そのものは、まあ……ディズニー(をやろうとしたもの)ですよね……。『アラジン』やんけ、とか、ことさ>>続きを読む
周到で端正で知的な……つまり、丁寧によく考えられた映画と思う。映る光景はすべて出来すぎなくらい綺麗。黒木華は(私が見てきたなかでは)これまでで一番美しいと思った。
また、主人公が暮らすマンションの>>続きを読む
『ヒート』を思わせるハードな市街地銃撃戦から幕を開けるが、登場人物の位置関係が飲みこみがたく、『ザ・アウトロー』のような良く出来たオマージュはなかなかないものだなあと思いはしたものの、とはいえOPの>>続きを読む
導入部から、なんだかごちゃごちゃしていてよくないなあと思っていたのだが、現場に集まりはじめて(≒クマが暴れ始めて)から少し持ち直す。マーゴ・マーティンデイルの暴れっぷりがまあまあ良い。あと、東屋の前>>続きを読む
日本ヨイショがすごい。序盤からガンガンぶっこんでくる。反日パヨクの一翼を自認するワタクシとしては当然、いかがなものか、と顔をしかめながら見ていたのだが、デヴィッド・ハーバーの演技が良いんですねえこれ>>続きを読む
声優界では最高の歌手である岩男潤子の、歌声がひとつも聞けない点が非常に惜しい。とはいえ本作を見て、声優・役者としても(というのは変な表現かもしれないが)卓越した方だったのだと改めて思い知った。素晴ら>>続きを読む
体感! 人間性と犬好きは比例
犬好きに悪りぃー奴はいねー
(餓鬼レンジャー "THIS KICKS ASS")
一切の衒いもなく気取りまくった台詞がきちい。やめてーってなる。アクションシーン以外>>続きを読む
全編、なんかトンチンカンなナレーションが入る。興を削ぐとまでは言わないにせよ、どうしても違和感を覚えてしまう。高知―大阪という、5歳児にはあまりにスケールのでかい旅行のモチベーションを、ナレーション>>続きを読む
この映画、何が良いってラストショットが良いですね。この手の映画に相応しい簡潔さにゾクッとする。『愛欲の罠』もラストはシンプルで良かった気がするので、大和屋竺の持ち味なのかもしれない。好き。
セコ>>続きを読む
同僚からの売り言葉に買い言葉で、まったく期待せず、ろくにあらすじも知らないまま劇場に赴き、上映の直前まで、いやだなあ、あれでしょ「やっぱりオスかよォ!」ってやつ、見たくないなあ、などと思っていたのだ>>続きを読む
ヤバい
・「ありがとー」の連呼の多幸感がヤバい
・演技のテンポが遅すぎてヤバい
・寝転んで世間話を聞いている上原謙の色気がヤバい
・閉鎖空間の人間ドラマが『駅馬車』に先駆けていてヤバい
・鏡の使い>>続きを読む
リティク・ローシャンの肉体が凄すぎて漫画みたいだ。過剰すぎて笑えるレベル。
原典たる『ナイト&デイ』の最大の武器だったギャグが、インド映画の過剰さの中ではギャグとして機能しないという気付きを得た>>続きを読む
女子高校生・片想い・異常行動といえば、おととしの『ひらいて』が記憶に新しいが、あれを内容はマイルドにして、しかしリスク的にはより現実的なやばさがあるというのが今作の池田朱那。だから、山田杏奈のような>>続きを読む
まあ品の良い画面にはところどころ見とれるし、カイジ・カガメとガスラジー・マランダ、ふたりの存在感に惹かれるところもあったのだが、全体的にちょっとおもんなさすぎる。と思っていたら、ラストで突然弁護士が>>続きを読む
再構築後のピアノを美的に評価しがたいという個人的な問題はさておき、それが偶然海外の人の目にとまって云々……の描写が辛い。せめて省略してほしい。堀田真由にとっては後付けの成果でしかない点は変わらないの>>続きを読む
オープニングの、TV番組風の編集は、このシリーズの出自を鑑みれば不思議ではないのだろうが、大画面で見るのはなかなか厳しいと感じてしまった。『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』の一貫性はやは>>続きを読む
私はCDを全部所持するレベルで清水ミチコのファンなのですが、画面に突然出てきてマジで飛び上がるほど驚いちゃったよね。しかも無駄にヴァイオレント。たまらないですねえ~~良いミチコの使い方だと思いました>>続きを読む
腕相撲がメインかと思いきや、「家族」を巡るジトジト湿った展開が続く。まあそれはしょうがないとしても、セコンドのクォン・ユルはちゃんと描いてほしい。また、冒頭の展開だの妹との再会だの、面白くなりそうな>>続きを読む
出た~~~青春恋愛映画名物ぼやぼや画面だ~~~~~。しかも彩度を意図的に落としているのか、本当に何というかパッとしない画面が続く。いやー、きついっす。ハレーションをそのまま取り入れているのも嫌い。滑>>続きを読む
違和感は多いものの、近年の南米のあれこれを想起するソリッドなスリラーで、結構楽しんだ。情報提示の順序もよく考えられている。個人的におお、と思ったのは車中での窪田正孝と中島歩の会話シーンで、カメラがめ>>続きを読む
アンソニー・ラモスのお人好しキャラが、90年代ヒップホップの名曲をバックにテンポよく描かれる前半(Digable Planets久々に聞いた)が楽しいのだが、工学の天才なる設定を台詞で提示するという>>続きを読む
インパール作戦がテーマの、しかし敵兵が一切画面に登場しない戦争映画。GHQの検閲への対策でもあったのだろうか。かわりに上官が敵役として描かれるが、実に憎々しいだけに、最後にどうなったか描かれないのが>>続きを読む
スローモーションを、一番やってはいけないだろうという箇所でやっており、やや失望する。観客の反応を映すのも間違っていると思う。橋本環奈や山口智子など女性陣の描写にもかなり飲みこみがたい違和感を覚える。>>続きを読む
ミア・ゴスが堂々たるブサイクを演じており迫力がある。ラスト・ショットなんてやりすぎ。こういう演技(演出)、はしたないわあ、と思う反面、自身が製作・脚本を務めた映画でここまで徹底できるのはやはり大した>>続きを読む
やたら観念的な、鼻につく台詞が飛び交う。まあそれはそれで当時の若者のリアルな心情を反映しているのかもしれないが、わけのわからん内ゲバの最中でアジトを無意味に爆破して民間人に死者とか出しており、何気取>>続きを読む
ミッション攻略の道筋を――文字通りの「道筋」を――リアルタイム生成して表示するAI「ハート」のアイデアが面白い。ただ、この形で活躍するのが冒頭だけなんですよねえ。本作、アクションシーンとして特筆に値>>続きを読む
CGの質はさておき、肝心の救出シーンが何やってんのか全然わからないという……。
しかし佐藤信介はここから『キングダム』に、岡田准一はここから『ファブル』へ成長するのだから、何物も侮ってはいけないと>>続きを読む
結構な珍作だと思う。好きか嫌いかで言ったら、だいぶ好きである。なんか、見たことがない珍妙な発想がまだこの世にはたくさんあるんだなと思った。
何より主人公エンバーの魅力的なこと。癇癪持ちで、カッとな>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
見終わってよくよく考えると、交換日記の相手だと気づいたうえで桜田ひよりにぺたぺた触ったりバスケの練習と称して背中から覆いかぶさったり、あげくキスもする高橋文哉、かなりの極悪という感じもしなくもない。>>続きを読む
グレタ・ガーウィグのファンなので大いに期待して見に行ったのだが、これはちょっと酷いんじゃなかろうか。全編、ユル~~~~~いネタの連続でしかない。終盤の、ケン同士の「戦争」がすべてを象徴しているように>>続きを読む
綾瀬はるかが女諜報員、しかも舞台は大正時代。めっちゃ夢のある設定だが、なぜか「人はもう殺さない」とか言って、バシバシ銃撃してるけど「急所は外してある」などとのたまう。そんなん無理やろ、とは言わずにお>>続きを読む