manamiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

恋は光(2022年製作の映画)

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『いちばんすきな花』紅葉くんの過去作を。ってかこの作品でも交換日記が出てくるのね、あれはほんと、諸刃の剣よね。
それはともかくとして神尾楓珠が演じるのは、大学生の西条くん。「恋をしている女性が光って視
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

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公開時に評判が良かったという記憶があったので、吹替にて。川口春奈も玉森裕太も、その予想をさらに上回る好演でまずはビックリ。
ストーリーはどんな人にでもおすすめできる王道もの。親切ぶって設定をわざわざ説
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

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『ファンファーレ』が良かったので、吉野竜平監督の過去作を。
初っ端のウザ飲みからしてシンドイな。あの男どもこそ今後いっさい〇〇〇できなくなりゃいいのにと考えてしまう私は心が狭いのか。ホリガイみたいにポ
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ファンファーレ(2023年製作の映画)

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むかしむかーし読んだ少女マンガの、うろ覚えな記憶。歌手だか役者だか忘れたけどアイドル的な人気を博して活躍している少女が、下校中の女子高生の一群をタクシー車内から見て、「私もあんなふうにキラキラしてたの>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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ウェスアンダーソン作品鑑賞、ついに10本目。ってことで楽しみにしてたけど、これはいまいちハマれなかった。
それぞれが雑誌の記事ってていのアンソロジー的作りで、その最初となる「ストーリー♯1アートとアー
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虹の女神 Rainbow Song(2006年製作の映画)

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岩井俊二がプロデュース、そして「網野酸」ってペンネームで脚本も書いている。出演者が豪華なのはそのおかげなのかな。
市原隼人演じる岸田友也と、上野樹里演じる佐藤あおい、20代前半の数年間。
内容を良いと
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

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ドラマは全部観たんだけど、私の苦手なシーンがあるという情報をキャッチしてしまって手を出せずにいたこの劇場版。でも今期の朝ドラで改めて蒼井優にやられてるので、意を決して鑑賞してみました。
結果、やはりキ
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

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刀に誓う俳句「人間に 我背を向ける 窓の霜」
犬語に日本語に英語、ごちゃ混ぜなのを力業設定で辻褄合わせてて初っ端から笑う。
そして時代も場所もね。「今から20年後」とは言ってるけど、いろんな年代をごち
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

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好きだ〜!可愛い!幸せ!楽しい!好〜き〜だ〜!
ディズニーのあんな人こんな動物、あんな魔法使いこんな宇宙人、とにかくたくさん出てくる!結局何人いたの?ってか「〜人」で合ってるのか?単位も統一できないほ
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

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あんたの正義は一体何だ?
ドラマ版からのファンには、オープニングからさっそく嬉しい!
アップデートとかデフォルトとか、「〇〇って言いたいだけじゃん」的ワード大集合。クドカンらしいセンスで選ばれた言葉の
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

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ウェスアンダーソン作品鑑賞8本目はちょっぴりスリリングなロードムービー、かつバディもの。
入れ子構造のように、語り手と歴史がスライドしていくのも面白い。メインで描かれるのは1932年。
この時代のグラ
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PicNic(1996年製作の映画)

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ど変態、ロマンチスト、どちらの部門でもトップランカーである岩井俊二監督が、またしても自身の趣味を暴発させている。
そして思いがけずホラー!ツムジの幻覚とかサトルが塀の上に戻ろうとするシーンとか、不気味
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undo(1994年製作の映画)

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亀に穴開けるわぶら下げるわ振り回すわで、今だったら確実にアウトね。1994年の作品。
萌実役、山口智子。ドラマで言うと『ダブル★キッチン』と『SWEET HOME』の間の時期。
由起夫役、豊川悦司。同
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

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1965年9月、サムはスカウトのキャンプから脱走し、スージーは両親と弟3人と暮らす家を出て、二人は駆け落ちを決行する。激しい恋はよく嵐に例えられるけど、今作では物理的にも嵐に襲われる、しかも歴史に残る>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

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仕事で挫折し、家族とも良い関係を築けず、車も電車も思い通りにならない。もし自分のある1日がこんな有り様だったらと、想像するだけで悲しくなってくるわ。そりゃもう駅なんか出ちまって飲みに行きたくもなります>>続きを読む

いつも難しそうな本ばかり読んでる日高君(2022年製作の映画)

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一目で「あ、田舎」って分かるのどかな風景。その中にポツンとある小さな駅で、當真あみ演じる中学生・ハママツが同級生の日高くんと二人きりになってしまうが、もうすぐ卒業だと言うのに彼とはこれまで会話したこと>>続きを読む

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

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ウェスアンダーソン6作目はストップモーションアニメ。ロアルドダール『すばらしき父さん狐』が原作らしい。子どもの頃に読んで惚れ込んだウェスが、既に亡くなった作者の自宅に泊まり込んで脚本を完成させたのだと>>続きを読む

ロスバンド(2018年製作の映画)

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両親の間に流れる不協和音や、親友に本音を打ち明けられないことなどに頭を悩ませるグリム。想いを寄せることに盲目的なあまり、それを寄せられることには鈍感なアクセル。学校では居場所がなく、家庭にも温もりがな>>続きを読む

ベスト・キッド(2010年製作の映画)

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再鑑賞。仕事の都合で観たからサラッと流すつもりだったけど、シンプルなストーリーなのに忘れちゃってるところも意外とあって、気付いたら普通に観てた。
主人公の少年ドレ、アメリカ→中国の引越しはそりゃ不満も
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

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父親を亡くしたショックから立ち直れていない3兄弟。一緒に旅行するのにあんまり仲良くないようで、大人なのにフツーにケンカしちゃう。でも旅行カバンおそろじゃん、なんだかんだ言って結局仲良しじゃんと微笑まし>>続きを読む

まなみ100%(2023年製作の映画)

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100%、タイトルきっかけで鑑賞。
その「まなみ」役・中村守里は『アルプススタンドのはしの方』で優等生役だった子。主人公の「ボク」を演じる青木柚は今なら、『最高の教師』でのあの浜岡役が一般的な印象だろ
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満月の夜には思い出して(2018年製作の映画)

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メインとなるのは、大学卒業を間近に控えた襟加と萌花、そして彼女らと同じ映画サークルに所属している祐介。
萌花の言葉「子どもの頃はなりたいものがたくさんあったのに」それはつまり子どもの頃は、自分は将来何
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ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

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ウェスアンダーソン4作目。開始早々、本当にヤル気あるのかと問いたくなるような海中の映像からさっそく面白い。
ビルマーレイ、今作では、ジャガーザメ撮影に執念を燃やすドキュメンタリー映画監督であり冒険家の
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ハートビート ネクストステージ(2018年製作の映画)

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前作の上裸オープニングがインパクト大だったから身構えてたら、今作ではなんと不法侵入からのスタートでした。配達に来ただけなのに勝手に他の部屋に入り込んで、そこにあったピアノを弾いてしまう、しかもかなりが>>続きを読む

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

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「めんどくさいな」の場面はテレビCMでも散々流れてたし分かりきってるのに、それでも面白い。「他人ん家のお風呂」のくだりも、「簡単だな」って一蹴されたり屈辱感に沈んだりするのも、しましまパンツも。
原作
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

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ウェスアンダーソン3作目を再鑑賞。
ジーンハックマン演じるロイヤル・テネンバウムとその家族、そして周囲の人々。3人の子ども達がそれぞれの才能を発揮し天才児としてもてはやされた時期もあったが、今はもつれ
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睡蓮の人(2003年製作の映画)

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Mr.ChildrenのMV『HERO』などを手掛けた映像作家・村田朋泰の作品。
おじいさんの顔面があまりにも独特なので、最初こそ作品と自分との間に壁を作ってしまいそうになるけれど、物音にびくっとする
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バーレスク(2010年製作の映画)

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始まってほんの数分でもう間違いないやつぅ。かっこいいいいいい!片道切符での旅立ち。勝手に働き始めるアリ。クリスティーナアギレラってこんなに可愛かったっけ?いやもちろん可愛いのは知ってたけども、ここまで>>続きを読む

天才マックスの世界(1998年製作の映画)

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ある意味では確かに天才であろうマックス。天才とナントカは紙一重、ですしね。彼の世界は周りを巻き込むことで、より力強く回り、進んで行く。その波瀾万丈な数ヶ月間を描く。
D+のリード文には「天才児マックス
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ステップ(2020年製作の映画)

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ド変人とかクレイジー野郎とかを演じる印象が強いけど、こういう「フツー」の山田孝之も好きだなぁ。演じるのは幼い娘と二人で生活せざるを得なくなった健一。
「子育ての一つの季節が終わった」ってとこで既に泣く
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

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開始10秒でまず頭に浮かんだのは、わたせせいぞうっぽいなってこと。絵のタッチ、影、色づかいやコントラスト、人と物・背景のバランス、さながらわたせせいぞうZ世代ver.といった趣。
そしてキャラの動きな
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アンソニーのハッピー・モーテル(1996年製作の映画)

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ウェスアンダーソン監督の長編デビュー作。盟友、ルーク&オーウェン・ウィルソン兄弟が脚本・監督を務める、だってさ。
そんな前書きなくても充分引き込まれるね。面白い面白くないの判断よりもまず、雨後のたけの
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きみはいい子(2014年製作の映画)

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登場人物たちの心情に心当たりがありすぎて分かりすぎて辛すぎる。
まず、鑑賞中いろいろな場面で度々気になるのは、女の人しか育児してないこと。「光のパパ🟰岡野先生の先輩」が仕事ばかりで我が子の面倒は見ない
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87分の1の人生(2023年製作の映画)

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フローレンスピューとモーガンフリーマンという、いかにも見応えのありそうな共演ながら日本ではなぜか劇場公開されず、先日晴れて配信開始となった作品。彼女の演技力と彼の説得力が次々たたみかけてきて、ぐいぐい>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

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これは。公開当時から高評価なのは知ってたし、気になりながらも逃してしまった作品だけど、想像してた通り。ボロ泣きしてしまうやつだった。
まずは主人公の母親が最高。尾野真千子が持ち味を遺憾なく発揮していて
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エール!(2014年製作の映画)

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酪農家のベリエ家は高校生の長女ポーラ以外、両親も弟も耳が聞こえない。ポーラは家族の通訳をしたり仕事の電話をしたり、それなりに大変そうだけど、でも家族はとっても仲良しで楽しそう。
ママがめちゃんこファッ
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