お笑い、ネタ、売れたい、何年か前にネット上で流行った脳内メーカーってやつをもしツチヤタカユキにやらせたら、そんな言葉しか並ばないんじゃないんだろうか。とにかく笑いで認められたい、それさえ叶えば他はどう>>続きを読む
ヴィムヴェンダース作品鑑賞12作目。
たとえばロンドンとかパリとか、そういう有名都市は街並みが映し出されるだけで、そこがどこなのかが分かる。でもベルリンは正直、どんな街なのか何があるのかという印象がな>>続きを読む
こちらも続けて再々鑑賞。原作シリーズ全て既読。
映画2作目である今作では、手塚光の兄・慧、および彼が主催する「未来企画」が本格的に登場することにより、良化委員会と図書隊の対立がいよいよ激しさを増し、世>>続きを読む
再々鑑賞。原作既読。
公序良俗に反して有害である(と自分たちが判断した)メディアを取り締まる良化委員会。表現の自由、思想の自由、何よりもとにかく「本」を守ろうとする図書隊。この二つの組織が、比喩的な意>>続きを読む
私の旅は巡礼ではなかったーーというモノローグが冒頭、『東京物語』の映像を挟み込んだ直後に入る。しかしこれはどう見てもどう考えても、今で言う「聖地巡礼」だろう。小津安二郎の撮った「東京」を自分の目で見た>>続きを読む
アニメ版は1989年の1作目から2008年の3作目まで鑑賞済み。
大筋は1作目をなぞった上で、かなり多くのシーンを追加することで、アリエルとエリックが互いを理解して惹かれあっていくのが伝わってくる。そ>>続きを読む
か、か、可愛い〜!これ以上ないほど地味な色彩で、喋らないし表情もほとんどないのに、信じられないくらい可愛いんだが。職場のパソコンを立ち上げたときにもし毎回出てきてくれたら、ものすごく幸せな気持ちで仕事>>続きを読む
ヴィムヴェンダース作品鑑賞10作目。
4年間も行方知れず音信不通だったトラヴィスが突如として見つかったことから始まる、家族の物語。兄弟、夫婦、父と子、母と子、それぞれの想いはまだらに混ざり合い、「家族>>続きを読む
昨年春頃に話題になっていたのも記憶に新しい作品。
主演は私の長年の推し、ヒュー・ジャックマン。彼演じる仕事のできる弁護士ピーターが、妻ベス(ヴァネッサカービー)と生まれて間もない子どもと暮らす家にある>>続きを読む
2024年ということで、こちらを。
古今東西、枚挙にいとまがない異類婚姻譚。「自分とは違う考え・境遇の者に心惹かれる」を突き詰めた形ということだろうか。今作でも恐ろしいドラゴンと、生け贄として捧げられ>>続きを読む
1982年のカンヌ国際映画祭期間中に撮影されたドキュメンタリー。どこかのホテルの一室らしきところ(ここが666号室なのかな?)に、15人の映画監督が入れ替わり立ち替わり現れる。そして映画の現状と未来に>>続きを読む
日本後版台本の制作も英語版と同時進行で行われ、しかも私の好きなヨーロッパ企画・上田誠が参加したということで、かなり気になっていた作品。ただし、マリオのゲームを数えられるほどしかプレイしたことがなく、き>>続きを読む
脚本は映画美学校脚本科第1期修了生の村越繁、監督は同監督科第1期修了生である大九明子。そして染谷将太が主人公サトルを演じる。
冒頭はサトルの子ども時代。山奥でのバス転落事故で両親を失ったサトル。事故現>>続きを読む
すごい。これはすごい。すごいものを見せてもらった。映画かくあるべしという矜持がこれ以上ないほど熱く、しかしそれでいてとても静かにみなぎっている。
トイレ清掃員・平山の朝は早い。掃き掃除の音、水やり、缶>>続きを読む
監督・脚本・主演をのんが務め、コロナ禍真っ只中を生きる美大生の姿を「あーちすてぃっく」に描く。多摩美こと多摩美術大学も協力。
大切な作品を学校から持ち帰ろうにも、持ち上げられず引きずりながら歩くしかな>>続きを読む
予告編などには正直、「絶対に映画館で観なきゃ」というほどの訴求力は感じなかったんだけど、「100周年に居合わせられたことへの喜びと感謝」、吹き替え版キャストへの興味、そして配信で観て最高だった『ワンス>>続きを読む
初っ端から荘厳な音楽が鳴り響いて、「いや、だからさ、ヴィムヴェンダース作品はBGMが必要以上に怖いのよ」ってビビってたら、今作はちゃんとお話も怖いじゃん。え、何なの?スリラー?SF?ディストピア?溶け>>続きを読む
自称「取り柄が何もないブサイクなレズビアン」の二人。自らのSOGIで卑屈になったり思い悩んだりする時代はもう終わりだと宣言するかのように、彼女たちは「取り柄のなさ」「イケてなさ」をひたすら嘆き、性に対>>続きを読む
新郎が中村倫也、新婦が関水渚。今まで気付かなかったけど、彼女の顔も声も多部ちゃんにうっすら似てる気がするのは私だけかな。
そして二人の披露宴で暗躍?活躍?するのがウェディングプランナーである主人公、中>>続きを読む
ヴィム・ヴェンダース作品鑑賞6作目。
『理由なき反抗』などのニコラス・レイ監督が死の淵に立たされている様を描くという、これまでとは異なるタッチの今作は、1979年4月8日のニューヨークから始まる。
映>>続きを読む
個人的に辛い設定があったので途中離脱、そのまま先延ばしにしていたのを、遅ればせながら最後まで鑑賞。インターナショナル版、ってオリジナルと何が違うのかは不明だけど。
お手本のような起承転結構成。
まず起>>続きを読む
ハリポタのワクワクと、パディントンのほっこりとをうまいことミックスして、ホリデーシーズンに相応しい、温かくて美味しいミュージカルに!
推しが歌って踊ってるって、いったいどうしてこんなにも胸が高鳴るので>>続きを読む
病に侵されている額縁職人ヨナタンの表情がいい。驚いても焦っても笑っても、ずっと哀愁が漂っている。金箔みたいなのをはらりと手のひらに落として、ふーっと吹いてみるっていうシーン、メインビジュアルになってる>>続きを読む
ラジオが好き、板垣李光人出演、という2点のみでずいぶん前にclipした作品を、なんとなくふらっと鑑賞。
結果、ポスターから受ける印象と、Filmarksのあらすじから想像できる内容との範囲内に、全てま>>続きを読む
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』鑑賞前に。
オープニング、多種多様なチョコレートが作られていく映像がとっても美しい!美味しそう!そして一面にびっしり並んだウォンカチョコレート、ワクワクする素敵>>続きを読む
試写会にて鑑賞。
美術学校で講師を勤めながら、自身もアーティストとして制作に励み目下個展を控えているリジー。そんな多忙な日々だというのに、家のお湯は出ないし、大家でありアーティスト仲間でもあるジョーは>>続きを読む
公開前から「これは観たい観なければ」と楽しみにしてたのに、公開時にどうしてもどうしてもどーーーしても予定が合わず、泣く泣く断念した作品。その後、配信にやって来ても手を出さず。いつか必ず劇場の大スクリー>>続きを読む
ケリー・ライカート監督。アメリカでは「インディーズ界の至宝」と讃えられてるらしい。Filmarksのリストによるとこれが一番古いけど、初監督作品ってことなのかな。
もしそうだとしたら、巧みすぎるんだが>>続きを読む
ヴィムヴェンダース作品鑑賞4作目。「1971年7月から10月まで11週間をかけて東ドイツ国境沿いで撮影した」らしい。んで、今作と『都会のアリス』『まわり道』とを合わせてロードムービー3部作、らしい。3>>続きを読む
もととなった短編『チャンオクの手紙』鑑賞済み。原作小説も既読。今作の後に作られた『ラストレター』も鑑賞済み。(ついでに『ラブレター』も何度も鑑賞)というわけで、ようやくの鑑賞。
タイトルになっている之>>続きを読む
なんなんすか、この可愛らしい二人は。走り始めた時からゴールが見えている障害物競走ではあるんだけど、でも進路を遮るのが通常のハードルとかネットとか跳び箱とかでなく、いきなり始まる数学の小テストやファッシ>>続きを読む
平穏を突き破る音楽の中、見下ろしていた視界が突然スイッチする。そして心が満たされていないのだと一瞬で分からせるためかのような行動に出る青年。心をかき乱される劇的なオープニングね。
何かの「逃げ道」とし>>続きを読む
『そばかす』玉田真也監督の2019年公開作品。
大学のサークル代表選二次会、卒業生を含めた男女9人がカラオケで過ごす一夜を描く。って、もうこれだけで十分ダルい〜。こんな事態になる前に終電で帰還するか、>>続きを読む
ニートや引きこもりの就労支援のために開発されたアプリ「VR職場」を巡るひと騒動を描く。
キーパーソン(?)となるのがそのVR職場のBランク上司。Bランクって言っても上司としての資質がイマイチとかそうい>>続きを読む
ヴィムヴェンダース作品鑑賞2作目。
ラジオに悪態をつき、テレビにはブチ切れ、ただでさえメンタル不安定な上にまたしてもショックな出来事に見舞われるフィリップ。人生に行き詰まって母国ドイツに帰ろうとしたら>>続きを読む
ご本人登場までさぞかし引っ張って引っ張って引っ張りたおすんだろうな、そこまでどう展開するのか楽しみだな、ぐらいに思っていたのに、まんまとしてやられたわ。「突如として」現れたって感覚を敷島たちと共有でき>>続きを読む