こくさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.2

『鮫島事件』、『きさらぎ駅』。都市伝説ホラーにこだわってきた永江監督。ついにやりたい事に、監督としての力量が追いついてきた感じ。

とにかく、良い意味で笑えます。

『岬の兄妹』の松浦裕也が素敵。大学
>>続きを読む

エージェント・マロリー(2011年製作の映画)

3.2

ジーナ様のアクション、特に体術を堪能する映画です。グラップルと打撃、本物です。

ストーリーはよくある組織に裏切られたスパイの暗闘系でした。洋画のスパイは必ず上司に裏切られ同業者と殺し合いになります。

サーチライト-遊星散歩-(2022年製作の映画)

3.2

女子高生のヤングケアラーが、経済的に追い詰められJK散歩ビジネスに向かっていくのが痛々しかった。

余談ですが、昔の洋画などで、まるで他人事のように観ていた貧困層の人々が、日本でも確実に増えていると思
>>続きを読む

悪魔のビンゴカード(2021年製作の映画)

2.5

あまりにありきたり。アマゾンオリジナル作品なのだろうか?

田舎に来た悪魔のやる事が、老人たちにビンゴゲームでお金をばら撒き殺すだけ。悪魔が何をやりたいのか、全く意味不明だった。

くるりのえいが(2023年製作の映画)

2.8

これは映画ではない。単に最新アルバムの長めの宣材。悪口ではない。普通に見れる。

全編がよくあるバンド賛美になっていたのは残念。くるりというバンドがそこそこ凄いのは、みんな知っているのだから。

テク
>>続きを読む

グロリア(1980年製作の映画)

3.9

またギリギリだがアメリカンニューシネマのムードを残していた作品。

グロリアが、完璧な善人でも美人でもなく、普通のおばさんルックスっていう点が、この映画をより美しくてしている。

ちょい詰めが甘いイタ
>>続きを読む

母性(2022年製作の映画)

5.0

湊かなえ全開の嫌ミス。

おかしな母と健気な娘、得体の知れない父。お互いの視点から描かれる全く違う『ひとつの狂った家族』の物語。暴力なしでも人を壊せるというやばい見本も示してます。

小説なら文章で騙
>>続きを読む

ザ・クリーナー 消された殺人(2007年製作の映画)

3.2

元刑事の事故現場清掃人という設定はよかったが、清掃シーンは少しだけ。ほとんど活かされずに、元刑事と汚職刑事の暗闘が繰り広げられるだけだった。

普通の刑事映画としては楽しめます。

後で監督がレニー•
>>続きを読む

kocorono(2010年製作の映画)

4.0

ブルーレイ、買いました。

このバンドに興味が皆無でも、ドキュメンタリー映画として見る価値あり。

全くバンドのPRにもイメージアップにもなっていない、リアルな音楽ドキュメンタリー。他の邦楽ドキュメン
>>続きを読む

9デイズ(2002年製作の映画)

3.6

クリス・タッカーとよく間違えたが、クリス・ロックの底抜けのバカな明るさ好き。ウィル・スミスを激ギレさせてビンタされちゃう軽すぎる失礼さも好き。

携帯型核爆弾を奪い合うスパイの暗闘映画ですが、クリス・
>>続きを読む

オクス駅お化け(2022年製作の映画)

3.0

高橋洋。ムラはある人ですが、『インフェルノ蹂躙』『リング』『女優霊』『発狂する唇』『血を吸う宇宙』など傑作脚本を沢山書いて、
Jホラーをずっと支えている方です。あ、ここに書いてない作品は、ちょっとまあ
>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.7

傑作ゾンビ映画の続編ですが、全く違う映画になっていて驚いた。『デス・レース』や『マッドマックス』シリーズのようだった。

ゾンビは完全に添え物で、人間たちの争いがメインになっております。

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.2

本当に良質なゾンビ映画。韓国の崩壊を描きながらも、列車の中の描写に絞ったのが良い。

オーソドックスなゾンビ映画のはずが、マ・ドンソクが出た瞬間から無敵ヒーロー映画になっていた。パンチやボディスラムで
>>続きを読む

こん、こん。(2023年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

小規模な作品なのはいい。むしろ大作より好き。それ故に、超安易な「主要登場人物が死んだから泣いて感動して下さい」という図式に腹が立ちました。

あとアキラ100パーセント? ちょいちょい邦画やドラマに何
>>続きを読む

ルー、パリで生まれた猫(2023年製作の映画)

2.9

単なる動物モノかと思っていたら、完全なジュブナイル映画。子供の為の猫映画であった。吹替版が必要だと思う。

作劇的に仕方ないが、都会生まれ、都会暮らしの猫が、田舎に1回行っただけでここまで野生に戻って
>>続きを読む

距ててて(2021年製作の映画)

3.7

ワナビー系で割と口だけのヒロインと、だらしなく気ままながらもしっかり働く友人。この対比が良かった。未だに中央線沿線感を引きずっているのもよい。

謎の訪問者や石が登場してからは、途端にSFに飛躍してし
>>続きを読む

グッド・ネイバー(2016年製作の映画)

3.5

完全に日本での宣伝詐欺だった。やられましたよ。

近年流行の「舐めてた老人がヤバかった」系の爽快リベンジ映画と思わせておいて、全編に渡り馬鹿な迷惑系YouTuberに、ひたすら老人が酷い虐待されるだけ
>>続きを読む

転回(2021年製作の映画)

3.5

なかなか見れました。

アーティスト志望の若者が、成功した先輩を妬む感じ。その先輩にうっとりの彼女を疑う感じ。好きです。

アートの世界で一般人とは違うクリエイティブな事を成し遂げようという高い志し。
>>続きを読む

幸福の条件(1993年製作の映画)

2.7

金に困った。そうだ美人妻を一晩100万ドルで大富豪に抱かせよう! そりゃ夫婦関係破綻します。

ある意味超バカなファンタジー映画だった。

最後はお金を返して夫婦復活って、控えめに言って登場人物、皆狂
>>続きを読む

ABYSS(2023年製作の映画)

3.4

妙に出来が良いと感心していたら、渡辺あやが脚本に参加していました。監督脚本主演を務めてる役者がかなりのイケメン。まあ、あるあるだよね。

渋谷辺りの超半端な半グレ描写は良かったです。あの激安だけど怖い
>>続きを読む

バカ塗りの娘(2023年製作の映画)

2.9

廃れつつある漆塗りに真剣に取り組む若きヒロイン。その姿勢は素敵でした。

演技もルックスも満点で、事務所もアミューズだし強い。それなのに、なぜかまだ人気女優ではない堀田真由。小林薫が出ているとは言え、
>>続きを読む

アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.9

MAPPA作画炸裂! というよりはモロに岡田磨里先生的な映画であった。

半径5メートルの個人の幸せと世界のどちらを優先するのか。ある種、新海誠っぽさもありました。

佳作だと思うのですが、余りに宣伝
>>続きを読む

氷の接吻(1999年製作の映画)

3.0

イギリスのスパイが調査対象の女性に惚れてストーカーに。しかも、その女性が連続殺人鬼なので彼女のサポートに徹して殺人証拠隠滅。

余りに適当な話です。アシュレイ・ジャッドが1ミリも人殺しに見えない。
>>続きを読む

その消失、(2018年製作の映画)

3.1

連続ストーカー殺人事件を追う記憶障害の若い刑事が闇堕ち。しかし、やっぱりこの刑事がアレなんじゃない?

シネフィルなら100%予想できるラストが潔い。警察署内や刑事・制服警官の演技がお遊戯会だった。こ
>>続きを読む

アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.7

俺たちのザック・スナイダーは何処へ行ってしまったのだ?

こう言いたくなるほど本当に普通のゾンビ映画。なんでボスゾンビだけ高い知能を持っているのか。ロジック皆無だったの凄い。唯一のスナイダーらしさは、
>>続きを読む

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

4.2

映画とは言いたくないが、映像体験として観ておくべき。

2010年代ノルウェーで起きたテロ事件。覚えてます。爆破と島での銃殺で70人以上が犠牲となりました。

犯人は警察官の制服で被害者たちに近づいた
>>続きを読む

青い春(2001年製作の映画)

4.3

久々に観たらやはり初期の豊田監督はとんでもない。『ポルノスター』や本作あたりがクライマックスだな。

まず松本大洋の原作より面白い。

偏差値のかなり低いヒョロガリ高校生たちのヤバさと退屈さの表現も素
>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

癒しや救済の映画ではありますが、本当に原題は恐ろしいです。微妙に良い感じの放題にしてますが、銃乱射事件に巻き込まれた娘が、自身の状況もわからないまま、親に送った最後の言葉なのです。「何か起きたみたい。>>続きを読む

犬と私の10の約束(2008年製作の映画)

3.0

ジャパニーズ犬映画としては安定の感動。しかし、犬が死ぬまで飼って泣かす王道パターンにいつもハメられてしまう。

福田麻由子と田中麗奈がソックリ系列なのは良かったです。

バトルフロント(2013年製作の映画)

3.7

隠居した潜入捜査官。娘の学校トラブルから、いつもの大乱闘大爆発に!

大味なのが特徴ともいえるステイサム映画なのに、今回はメリハリがはり、しっかりしていると感心。調べてみるとスタローン脚本でした。さす
>>続きを読む

テケテケ2(2009年製作の映画)

2.0

こんな映画に出演されていた仲村さんがまさか日本を代表するAV女優になるなんて、公開当時は夢にも思いませんでした。

テケテケ(2009年製作の映画)

2.1

こんな映画を撮っていた白石さんがまさか日本を代表するPOV監督になるなんて、公開当時は夢にも思いませんでした。

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン(2011年製作の映画)

3.3

親友の結婚祝いのプロデュースを任されたヒロインが盛大にやらかします。シスターフッド映画としては定番の展開ですが、あまりにヒロインの性格と振る舞いがヤバくて少しひきました。

女子グループ総員でゲロを吐
>>続きを読む

やさしいフルスイング(2017年製作の映画)

1.0

もう一度野球をしたいと昔の仲間の元を訪ねるかつての野球少年。

その思いの深さが、演技や映像から伝わってこないのが致命的。

本当に野球したかったのかすら、正直怪しい。

ラフ・ナイト 史上最悪! ?の独身さよならパーティー(2016年製作の映画)

3.7

上院議員候補の女性が独身最後のパーティーでハメを外しまくる話。皆さんひたすら下品でコカイン決めまくるのですが、アメリカってこれが普通なのでしょうか。ストリップダンサー呼ぶとかなかなか凄い。

自分はコ
>>続きを読む

フラガール(2006年製作の映画)

3.2

福島の炭鉱が閉鎖され、生活に困った女性たちが常磐ハワイアンセンターでフラダンスを披露することに活路を見出す。どこまで史実に忠実かわからないが、時代背景を考えるとありかも。

ご当地映画で、お仕事映画で
>>続きを読む