こくさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

小規模の邦画もまだまたアイデア次第でいけます。『カメ止め』以上に可能性を感じる作品でした

タイムリープものとしても、コメディ映画としてもよく出来てる。日本のクリエイティブ現場ならではの無茶な仕事が、
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

5.0

久々に観なおし。やはりとんでもない映画だ。

前半一時間はいつもの吉田作品。恋愛の思い込みや、気持ちの行き違いから生まれるギャグ満載。タイトルが表示された中盤から、ノンストップの激安殺人映画に転換する
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.1

アメリカに向かう韓国旅客機の中でバイオテロが。乗客の運命は?

という感じでストレートに楽しませてくれるパニック映画。ソン・ガンホのいつもの困り顔もよい。脇に徹してるイ・ビョンホンも素敵。

ただ、全
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猫、かえる Cat’s Home(2019年製作の映画)

2.0

なんとなくお洒落な短編映画を撮りたい!という気持ちだったはず。

単にモトーラの地味すぎるPVになっていたのが残念。

ターミナル・ベロシティ(1994年製作の映画)

2.4

久々に再鑑賞したが、やはり評価は変わらず。ロシアのスパイの暗闘にスカイダイバーが巻き込まれるという、なかなか唐突なお話。

スカイダイビングのシーンは少なめで、ホテルでの格闘や逃走劇の方が多め。

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レディ加賀(2023年製作の映画)

2.0

期せずして、北陸が大変な時期に公開されているからこそ、応援したい。でも作品の評価は別です。どうしても、作品自体を無理やりには褒められない。

加賀を舞台にしたご当地映画だが、タイトルで滑っている。映画
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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

5.0

久々に観ても傑作でした。ゴシックホラーとして凄い完成度。

ニール・ジョーダン、ヴァンパイア 、トム・クルーズの3ジャンルで最高かと。あと、キルスティン・ダンストも、10代前半のここがクライマックスだ
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築地魚河岸三代目(2008年製作の映画)

2.0

商社マンが築地魚河岸の娘を嫁に貰うために、魚業界に一から弟子入り。

確か公開時は寅さんのようなシリーズ化まで松竹は想定してました。頓挫してよかった。魚河岸人間模様のシリーズ、なかなか厳しい。

田中
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.6

ガチな人形ホラーかと思っていたら、ターミネーターみたいな殺人ロボがちょい暴れする映画だった。


ミーガンは怖い。走り方が怖い。それにしても許せないのは、会社に内緒で作ったやつら。あんな走り方をプログ
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

4.0

善良な町の人々皆が共犯。そのトリックを湯川が暴くとみせかけて、まさかのドンデン返し。

楽しめましたが、湯川本人も劇中で語るように、湯川があえて解くべき謎要素は薄かった。そこだけは残念。これ『ガリレオ
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真夏の方程式(2013年製作の映画)

3.6

正直、テレビシリーズ含めて『ガリレオ』の中では一番厳しい出来だと思う。

いつもの湯川的な理系の謎解きのワクワクよりも、単なる人情話に走り過ぎている印象もあった。

杏がいつのまにか名女優扱いになって
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.1

しっかりとした原作があるので当然だが、単なるテレビドラマの映画版ではなかった。よかったです。

容疑者が湯川に仕掛けた自分の全人生を賭けたクイズというか問いが切ない。同じような才能がありつつも、富や名
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薔薇の素顔(1994年製作の映画)

2.9

ヒロインの名前がローズ。邦題がネタバレになっているとんでもない映画。

様々な死亡事件に関わった人々が、共にグループカウンセリングを受けるという無茶な設定は好き。そこで連続殺人事件が起こります。ただ、
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

2.9

東野圭吾らしいし、ミステリーとして設定は面白い。ただ、なんとなくな若手俳優ばかりで、80年代の角川アイドル映画感もある。

雪の山荘が『あくまでも設定』で主人公だちが普通の屋敷で『そう思って演技をして
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カムイ外伝(2009年製作の映画)

2.0

好きな崔監督が亡くなってから、再観賞。『クイール』以外佳作をけっこう撮ってきた監督の遺作が、「これ」だったという日本映画史の悲劇。仮にも日本監督協会理事長で、脚本はクドカン。奇跡が起きない組み合わせの>>続きを読む

ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

3.6

結構カットされた地上波で観ても間延びしていたので、二時間以上の本編はなかなか厳しいかも。

荒くれ刑事グループ対窃盗団のガチバトルですが、タイトル程のアウトロー感はなかった。

ジェラルド・バトラーが
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アスタースクールデイズ(2020年製作の映画)

3.0

よい話ではあった。

でも、花を送る事でイジメが収まってしまうような描写があったような。真剣にそう考えているならあまりにも甘いし、残念だ。

危険な情事(1987年製作の映画)

3.4

子供の頃に観た記憶だと、凄いエッチなサスペンス映画だったのだが、マジでエロス皆無な普通の映画。今観るとサスペンス映画としてもかなり緩い。

気軽に浮気したら地獄に行くという、倫理的に正しい映画。ただ、
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無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語(2024年製作の映画)

3.0

本当の意味でのプロレスラーではない人々の団体だが、プロレス愛が凄い。

何故、ここまでこの団体が地元の人々に愛されたのか。正直魅力はわからなかったが、プロレス愛だけは確かに伝わってきました。あと、真剣
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花嫁のパパ(1991年製作の映画)

4.1

娘の結婚式準備に狼狽える父親の姿を描いただけのファミリー映画。でもそのシンプルさで見せます。

スティーヴ・マーティンのような生粋のコメディ俳優って、最近みないですね。

夜の帳につつまれて(2021年製作の映画)

2.8

育児放棄された少年と主人公のロードムービー。PFFらしい映画でした。

主人公が自分の毒親に怒りをぶつけるシーンなどが、ストレート過ぎて少し気になりました。

ザ・マウンテン 決死のサバイバル21日間(2017年製作の映画)

2.9

悪天候のなか、無理矢理個人フライトしたお金持ちが、予想通り墜落。

飛行機墜落から雪山サバイバルにあまり入り込めなかったのが残念。肝となる飛行機墜落が、超小型機のため、あまり迫力なし。

サバイバルし
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眉山 -びざん-(2007年製作の映画)

3.5

四国を舞台に丁寧に描かれる親子の話。原作はさだまさし。

大沢たかおは相変わらずダメだか、松嶋菜々子は抑えた自然な演技。

思わぬ拾い物と思ったら、監督は犬童一心。

作劇的にはクライマックスのはずの
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ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

2.8

正直、クソ作品の方が多いシリーズだが、完走しています。『6』で完結した後、『H20』『レザレクション』、ロブ・ゾンビ版、新三部作。何度目のリブートだろうか。マイケル同様、ローリーは何度死に、何度甦った>>続きを読む

夜、鳥たちが啼く(2022年製作の映画)

4.0

原作の佐藤泰志のどん詰まり感はいつものまま。城定監督の、何かが起きそうで何もない感じもいつものまま。

ただ、こういったバジェットの作品に出演する山田裕貴は信用できます。ビジネス的には、彼にとって、全
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パワー・ゲーム(2013年製作の映画)

3.3

巨大IT企業で出世しようとしていた若者が、夢破れ何故か企業スパイとなり、命まで狙われる。

少し話の振り幅が大き過ぎましたが、ハリソン・フォード対ゲイリー・オールドマンの対決だけでも楽しめました。
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陽だまりの彼女(2013年製作の映画)

3.3

リアル猫の恩返しである。文字通りである。しかし意味不明なのは、リアリティの脆弱さゆえか。

尿潤の若い頃を北村匠海が演じていて、後に「君は猫だったんだねー」と歌っているので、ある意味、未来予測映画でも
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ベスト・キッド(2010年製作の映画)

4.2

リメイク映画としてはかなりの出来かと。

成龍様の魅力を最大限に魅せつつ、あまりよく知らないウィル・スミス息子の魅力も引き出してました。よく知らない息子たが、とりあえずは、よかった。

敵であるコブラ
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オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

4.1

白石晃士監督は、真面目なホラー映画より、こういったフェイクドキュメンタリーの方が活き活きしてます。

終末思想を持つカルト教団、モンスター、霊体ミミズ、『カルト』の霊媒師、宇野祥平=江野祥平=スーパー
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.0

スケボーしかなかった貧しい若者たちを、長期に渡り撮影したドキュメンタリー。グループの1名が、そのまま制作者なので、なかなかエグいところまで撮影してます。ロックフォードという街のどん詰まり便器感も凄まじ>>続きを読む

ノイズ(2022年製作の映画)

4.2

最近、邦画でも増えてきた最低田舎嫌ミス。田舎を盛り上げて頑張っていこうとすればするほど、連続殺人スパイラルに陥る幼馴染たち。

露悪的ですが、変に田舎を素晴らしい場所、田舎の人を善人として描く作品より
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ゴーストライター(2010年製作の映画)

3.5

イギリス首相はアメリカCIAの手先。だからいつもアメリカに有益な政策決定をしてきた! この誰もが予想できそうな秘密に気づいたゴーストライターが命を狙われる!

面白いけど、バカな話だった。イギリスや日
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ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

2.4

山崎賢人が出演する実写化作品。監督は福田雄一。文句を言った方が負けな案件であった。

高畑充希のウィッグも演技も空回りしていて辛い。実際はカツラじゃないかもしれないが、そう見えるほどキャラ作りに違和感
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殺人の疑惑(2013年製作の映画)

3.5

時効直前の児童誘拐未解決殺人事件。メディアで公開された犯人の肉声は、父親そっくりだった。女子大生の娘は真相を探る!

全てが予想通りの展開を見せる映画でしたが、1ミリも救いのないオチをぶち込んできます
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市子(2023年製作の映画)

4.9

凄い作品である。杉咲花が初めてまともな映画女優になった映画であり、戸籍なき人の激安底辺犯罪映画としても秀逸。

共演陣も素晴らしい。若葉竜平の若手とは思えない演技、観察者としての宇野祥平。ゲスパートを
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アオラレ(2020年製作の映画)

4.0

中身は皆無だが楽しいし、邦題も素敵に成立してる。

信号待ちで、前の車に失礼な態度をとったイライラシングルマザーが、『グラディエーター』の300倍のウェイトになったオスカー俳優ラッセル・クロウに地獄に
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