スター3名による、サーカスの空中ぶらんこでの、男ふたりに女ひとりの三角関係を描いた映画。
新人政治家のジェイク・ギレンホールが。地元の選挙区では「なんでもやれますよ」といばっているが。ワシントンに行くと、「上の人に命令されてるだけで、自分の力では何ひとつできないんですよ」と、嘆き節モードな>>続きを読む
サーカスの世界を舞台にした劇映画。実際の人たちが演じている、冒頭のサーカスの名場面は、これまでに自分がみたことがないほどの、豪華で奇想天外な構成。馬の動きがすごいし、空中ブランコも大人数でやっている。>>続きを読む
高倉健と菅原文太、キックボクサーにあこがれて、九州の炭鉱町から上京するのだが。なぜか、悪い暴力団と、正義の「流し」の一家の対立にまきこまれる。
第二次大戦後のアメリカ。
同じ輸送機に乗り合わせた3人の服役軍人たちだ、おなじ町にもどる。心の傷(PTSD)に苦しみ、もがき。克服とまではいかないが、戦後社会でなんとか生きていく。
2時間50分の大作>>続きを読む
『花嫁のパパ』とつづけて、スティーヴ・マーティンが父親役のファミリー・ムービーを見たが。子供が小さく、奇想天外ではじけた父親役を演じられるこの映画は、相当に面白かった。子供たちの前で、カウボーイ姿で馬>>続きを読む
猫の画家としての有名なルイス・ウェインの人生を描く映画だが。
こちらの想定よりかなり退屈。劇的な人生なのだから、もう少し、面白そうに撮れると思うんだが。
長年、香港映画界をひきいてきた女性監督アン・ホイのドキュメンタリー映画。
当時の心境や苦労を、本人が振り返り、また、他の香港映画のスタッフが語っているのだが。
「この映画はこのように工夫して撮った」と>>続きを読む
クリエイションレコーズてしらなかったが。83年創設ということは、ナゴム・レコードみたいな感じのレーベルだったのかな。
自分は知らないミュージシャンばかりで、さすがに観るのが辛かった。
世界の辺境的な、独特の映像をとらえたドキュメンタリー映画だが。
監督の松浦弥太郎氏の、自己愛が強すぎる、ポエジーなナレーションが、すべてをだいなしにする。
放送大学の野崎歓解説の番組で見た1938年公開の映画。野崎歓によると「詩的リアリズム」の一作とのこと。監督マルセル・カルネ、脚本ジャック・プレヴェールは、のちの「天城桟敷の人々」のコンビ。
ベトナムで>>続きを読む
ジュゼッペ・トルナトーレの脚本・監督作品。
孤独な男女の触れ合いを、くさいぐらいのハートウォーミングさで描いていたが。(女性を描いた肖像画が壁にびっしりと飾られた部屋がすごい)
結末があまりにも唐突で>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
いけてない女子大学生3人と、いけてないアラフォー女4人組が。自分たちを変えるため。春休みの、キラキラしている若者でいっぱいのテキサスのリゾート地に向かい。
コメディ作品だが、ほとんど、笑えるところもな>>続きを読む
脚本家が同じジョセフ・ドハーティの、91年の「SFXハードボイルド ラブクラフト」の続編らしい。P・K・ディック的なSFコメディで、皮肉が利いた佳作。
魔法が支配する架空の50年代のハリウッドが舞台。>>続きを読む
マーベル・コミックの歴史について、かなりの程度、知識がある人向けのインタビュー・ドキュメンタリー。
私のように、アニメ化作品や映画化作品でしかマーベルを知らない人では、少しついていけない内容であった。>>続きを読む
スティーヴ・マーティンとダイアン・キートンが、娘を嫁がせる夫婦役を演じる映画。スティーヴ・マーティンは普段のコメディアン演技をほぼ封印して、「愛する娘を失う」父親の悲哀をリアルに演じて泣かせる。
本来>>続きを読む
2017年発表のアキ・カウリスマキの引退予定の作品。
イランからのフィンランドへの難民を主人公にして、社会の底辺にいる人たちを描く作風はかわらないが。映画的リアリズムを否定して、演技なし演出なしのよう>>続きを読む
これはSFではないとレビューを書かれている方が多いが、「孤独な魂のふれあい」を描いた本作も、SFの一種の神髄でもあるのです。シオドア・スタージョン的な世界観。
見逃していましたが、生涯オールタイム・ベ>>続きを読む
「少林サッカー」の2年前の映画。エロ、グロ、不細工など、ギャグ満載だが。あまりに幼稚すぎて、これは笑えない。詐欺師役のチャウ・シンチ―は主役でなく。主役で刑事役の人が、面白くないのだ。
富山市に、「チューリップテレビ」という空気を読まない新しい報道局ができて、21世紀のこの世の中に、政治家たちが昭和的な政治資金の使い方をしていたことが報道された。調べれば、日本中で同じような状況が発見>>続きを読む
カール・ライナー監督の1982年作品。むかしのハリウッド映画の様々なシーンを混ぜながら、やはり50年代を舞台としたスティーブ・マーティンの探偵役がドタバタする(この映画の中で、いったい何回、気絶してい>>続きを読む
67年のベルイマン監督作品。失語症になった舞台女優と、彼女の面倒を看る女性看護師。ほぼふたりしか登場しない、どこまで幻覚でどこまで現実か、わからない内面劇。看護婦役のビビ・アンデショーンの体あたり的な>>続きを読む