民主化前夜の軍事政権下の韓国、公安の不正義とひとりの刑事の懊悩を描いた映画。ベタな演出が続くが(邦画でやられたら萎えそう)、物語の強さにやられる。はたしてこれを、「希望がある」といっていいのだろうか。
MIRAMAX注意。お耽美全フリで正直退屈だけど、ジュード・ロウでなんとか観てられる。
『ジャンピング・アッシュ』と『一撃』と同じ監督とはね。
珍妙なんだけど珍妙さしかないというか、おもしろいんだけどおもしろがれないというか。
冒頭30分くらいの情報の薄さに比べて、クライマックスの追い込み具合がすごい。
出だしはゆっくりだけど、後半のハラハラ感はなかなか。嘘や隠し事をしてるとろくなことにならない。
1に比べてゴア多め。しっかり怖いが、人形というありふれたものから忍び寄る恐怖という点は弱い。
物語の構図が複雑なわりにテンポがはやく、振り落とされずに観るのが大変。
アメリカにおけるムスリムへの迫害と軍の暴走を描いたこの映画の数年後に、同時多発テロと米軍のアフガン・イラク侵攻が続けざまに起こる>>続きを読む
サスペンスとしてじゅうぶんにおもしろいので、もはや端末のスクリーンにこだわる必要はないんじゃないかとすら思えてくる。
なぜこんなに頭に入ってこないのだろうと思ったら、誰がどの車に乗ってて誰に向かって発砲してるのかわからないほどイマジナリーラインはめちゃくちゃ、シーンのテンポは最悪で緩急に乏しい(テレビ放映版を観てしま>>続きを読む
序盤の緊迫感がぜんぜん長続きしない。ポッと出の素人にしてやられるCIAってなんなのさ。
観る側、言及する側が端からメタ化されていくので、どう感想を言っていいのやらだが、おもしろいことこのうえない。タイトル込みで批評性の塊の映画。
至って普通の、というか凡百のパニック映画だけど、なんでこんな邦題にしちゃったのだろうか。原題のほうが絶海の絶望感をよく表していると思うのだけど。観ていてもつい、タイトルで話題にさせてやろうという浅まし>>続きを読む
サスペンスとしてもドラマとしてもよくできていると感じた。ママ・ラヴの出番をもっと。