KEiGOさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

あるアーノルド・Dのすゝめ
「久しぶりに分からない映画を観たのかもしれない…」
そう思いながら劇場を後にするも、不思議と読後感ならぬ"食後感"に満たされながら帰路に就いた。
所謂、昨今のハリウッドに対
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アイス・ロード(2021年製作の映画)

2.8

2022年の忘れ物 その②
リーアム・ニーソンを観るには十分だが、ストーリーは予定調和で単調。ザ・B級映画と言わざるを得ない。純粋にリーアムのスノウアクションが観たかったなー。リーアム主演作なら『TH
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ベケット(2021年製作の映画)

3.0

明けましておめでとうございます。
タイムラインを追えるときはできるだけ皆様のレビューを読んでいいねしようと思っているのですが、なかなかその時間も取れず、私のレビューにいいねしてくださった方にお返しする
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2012(2009年製作の映画)

2.7

懐かしのマヤ歴!
先日ちょっとハイキングに出かけまして。自宅に帰ってきて「ぼーっと観れて自然を感じたいなー」と選んだ作品がこれでした笑
パンドラの箱の蓋を開けてみれば『デイ・アフター・トゥモロー』の圧
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

死。それは、やがて訪れるものかもしれないし、突然降りかかるものかもしれない。

チャドウィック・ボーズマンとの早すぎる別れから2年。「本当にブラックパンサーを作れるのか?」と一時は危ぶまれた続編がつい
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

「しょうもない男だよ、エルトン・ジョンは」観終わった第一声がそれでした。
それはジョンのような環境で育ったor生きる人を否定するものではないことを先に述べておきます。自分の至らなさを酒とセックスで誤魔
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

"星"をテーマにした曲を探していたら辿り着いた映画。いやどんなジャーニー!って感じですがそういうこともあるんです笑

何系って言うんですかね?「人生捨てたもんじゃない誠実に頑張ろう系」の映画。と、ひね
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

支配と搾取。
この映画の根底に強く感じたのはその二つ。SFという仮面を被った社会派作品でした。
要素が多くて、しかも各要素に対する懇切丁寧な説明はない。だからこそ面白いんですが、解読に労力を要するのが
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セブン(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この手の作品は好きなのにどうしてハマらなかったんだろう?
なかなか筆が進まず行き着いた問いがそれでした。そして気づきました。あぁ、僕はそもそもミルズの行為を肯定しているんだと。目には目をとか私刑に賛成
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コラテラル(2004年製作の映画)

4.8

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トム・クルーズマラソン!
実は数あるトム作品の中でもかなり上位に入るお気に入り作品。なんなら一番好きまである。
『アウトロー』の脱法捜査官と違い、『コラテラル』は完璧に仕事人。L.A.のダークな空気に
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

「大丈夫か、ハリウッド」
劇場を出た私の第一声はそれだった。映像、脚本、演出、音楽、そのどれを取っても中途半端だった。非常に残念だ。決して日本描写がどうのという話ではない。この物語において日本像が正し
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劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編] 僕は君を愛してる(2022年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

「ピングドラムを愛してる」
前編と同様、10年来の友人と鑑賞してきました。この日は聖地荻窪へ足を運び、あの三ちゃんでラーメンを食べてきました。強面の大将がお一人で経営されてました。個人経営のお店独特の
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

あるピアニストからのすゝめ

たとえどんな未来が待っていようとも、誰かを愛する気持ちは止められない。この作品を観て、僕はSFというジャンルの包容力に改めて驚くばかり。"物理学の法則を破るのは、ひとつの
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

エメリッヒらしいポップコーンSFでしたね!
かなりCMが打たれていてとても気になっていたので、楽しめてよかったです笑
ツッコミどころは満載でしたが、そんなん気にすんなシステムでいいのかなーと。
エメリ
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狼男アメリカン(1981年製作の映画)

3.6

#奇妙なホラー映画論マラソン!
特殊効果の真髄がここに。人間から狼男へ変身する過程が克明に描写されており、かなりリアルで恐ろしいです。田舎町を訪れた旅人が現地のタブーに巻き込まれて…という古典ホラーの
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恐怖城/ホワイト・ゾンビ/ベラ・ルゴシのホワイト・ゾンビ(1932年製作の映画)

3.3

#奇妙なホラー映画論マラソン
ゾンビ映画の本当の原点。
今からちょうど90年前の作品です。何か…パワーを感じましたね。古い作品だけあってなかなかチープな演出がちらほらありますが、作品全体を覆うおどろお
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ノミオとジュリエット(2011年製作の映画)

4.0

ステイサムマラソン!
「エルトン・ジョンの道楽アニメだろ」と小馬鹿にしてたら、ま〜面白かった!なんだろう、『ロミオとジュリエット』だから勿論ラブロマンスが主軸なんだけど、気持ちとしては『トイ・ストーリ
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グレイマン(2022年製作の映画)

4.1

映像美!
MCUのルッソ兄弟が監督を務めたこともあって話題になっている本作。まるでゲームをプレイしているかのような鮮やかな映像に魅了されました。ストーリーやテーマを楽しむというよりかは、アクションや撮
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カジノ(1995年製作の映画)

4.3

あるサイエンティストのすゝめ
とても良かった。
自己破壊はスコセッシの大きなテーマの1つであり、『カジノ』では、ラスベガスの中毒的な雰囲気の犠牲者として、1人だけでなく3人の人物がさまざまな方法で過度
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.3

WW1を巡る世界史アクション
『キングスマン』『キングスマン ゴールデンサークル』の軽快でポップなスパイアクションのテイストとは打って変わり、史実に織り交ぜた重厚なスパイアクションを届けてきた今作。
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プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂(2010年製作の映画)

3.1

(再鑑賞)
『アラジン』に引き続き、こちらもアラビアンを感じたくなったので久しぶりに。
原作同名ゲームは超人気シリーズなんですね〜!とはいえ映画はオリジナルストーリーらしく、なかなかにツッコミどころ満
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ザ・ファン(1996年製作の映画)

3.5

あるサイエンティストのすゝめ
デ・ニーロの狂気を味わう一品です。どうして彼は家族や職場、社会から爪弾きにされたサイコパスを演じるのがこんなにも上手いのでしょうか。名作!とまではいかないかもしれませんが
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サスペリア(1977年製作の映画)

3.5

#奇妙なホラー映画論 マラソン!
「決してひとりでは見ないでください」
秀逸なキャッチコピーで日本でもヒットした古典ホラーの名作[1]。

クライマックスに至るまで、観る側も主人公と同じ立場で現象と向
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

子供は愛なんです。
そこには何の理由も必要なく、ただただ子供は愛されるべきなんです。

Love、その象徴として子供がテーマの本作。
まずA面のLoveはもちろんソーとジェーン。Guns & Rose
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サンゲリア(1979年製作の映画)

3.3

#奇妙なホラー映画論 マラソン!
とにかくゾンビが気持ち悪い!『ゾンビ』や『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』は日常の延長線上にゾンビがいました。彼らはゾンビになって間も無く、ゾンビ達は人間だった頃の
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

#奇妙なホラー映画論 マラソン!
ゾンビ映画の原点。ストーリーは、とある田舎町の一軒家を中心に展開される。この家に逃げ込んだ老若男女7人のドラマが主軸だ。非常にシンプルかつ古典的なシチュエーションにも
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アラジン(1992年製作の映画)

3.8

先日、劇団四季の『アラジン』を観劇してきたので改めて映画を観てみました。
妹が観ているのを横目に観ていた記憶があります。そんなディズニープリンセスの中で一番好きなのが『アラジン』です!よく考えると、こ
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アウトロー(2012年製作の映画)

3.7

(再鑑賞)
トム・クルーズマラソン!
必殺仕事人シリーズ。何度か観てますが、Mark!してなかったので改めて。

アクションではなくクライムアクション。そこを履き違えると肩透かしを食らうので要注意。僕
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.5

役者は揃っていた気がするが、イマイチ盛り上がり切らなかった印象。良くも悪くもここが邦画らしいと言うべきか。
集合住宅と足場を組み合わせた戦闘シーンは立体的で非常に良かった。一見の価値あり。岡田准一のア
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.5

日本が誇る現代アクションスター岡田准一。
岡田くんだから安心して観れました〜。冒頭の料亭のアクションシーンから満足感ありましたね。『ジョン・ウィック 』を意識してるのかな?っていう演出も面白かったです
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

教訓「『THE ORIGIN』は『THE ORIGIN』であり、決して『ファーストガンダム』ではない」
鑑賞して得られた教訓です。とはいえこれだけだと新作を叩くだけのオールドタイプになってしまうので、
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アウトサイダー(1983年製作の映画)

3.2

トム・クルーズマラソン!
と言ってもまだまだ端役。彼が登場するのは映画が始まって50分以上過ぎてから。確かに既に爽やかイケメンなのだが、このとき一体誰がこれほど世界的なスーパースターになると想像できた
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

気になっていたアクションをつまみ食い。
ん〜正直ハマらなかったかなー。“実は強い系“だったら俄然『イコライザー』に分がある。やはりベン・アフレックが戦うまでかなり尺を要するのが敗因でしょうか。この映画
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

変身願望。多くの男児が通る道である。変身願望の叶え方は多様だ。実際に腰へベルトを巻き、自分自身が変身するも良し。画面の中の隊員がアイテムを空にかざすのに自己を投影するのも良し。しかし、ここ10年で変身>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

トムクルーズマラソン!
そう、僕はトムが大好きなのです。ひたすら作品にひたむきな姿勢には本当に頭が下がるばかり。『7月4日に生まれて』のレビューで少し触れましたが、とにかく役作り、そして映画製作に関し
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

音の、いや会話の映画と感じた。
「この作品はなぜモノクロなんだろう。」
そう思いながら鑑賞していくうちに、「あっ!この不思議な"親子"の関係を会話だけで表現したいのか!だから余分な情報量を落としたんだ
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