KEiGOさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編] 君の列車は生存戦略(2022年製作の映画)

4.0

「ピングドラムってなんだろう?」
この映画を観る前、私は少し遅めのランチを食べながら友人と語らっていた。何を隠そう彼は高校生の私をピングループに巻き込んだ張本人。あれから10年。彼と『ピングドラム』を
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虐殺器官(2015年製作の映画)

4.5

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あるデザイナーのすゝめ①

「良質なSFには、現実に起こり得そうな世界の中に、ひとつだけ大きな嘘が紛れ込んでいる。」
本作はまさにその骨頂。『PSYCHO-PASS』であればシビュラシステム。『スター
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.1

あるサイエンティストのすゝめ

無くしてわかる ありがたさ 親と健康と セロテープ。

主人公 幸夫の鬱屈した内面とは裏腹、澄んだ空気のドラマだった。
なんと言ってもシビれたのは竹原ピストルの真っ直ぐ
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.4

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Diversityに富んだ意欲作。面白いけどハネないのも分かる。全体として説明的だ。
DCのような雰囲気がある映画だ。違和感がなく気付かなかったが、DCのスーパーヒーローがいる世界線になっている[1]
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.0

あるサイエンティストのすゝめ
友人オススメシリーズ第2弾。当たり前ですが友人にサジェストしてもらうと、自分じゃ絶対選ばないであろう作品に巡り合えるのですごく素敵ですね。

さて、作品に話を戻すと…この
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.7

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こんなにMCU感のないMCUは初めてだ!
レビューの順番が前後してますが、『ドクター・ストレンジMoM』に向けて予習がてら観ました。

面白かった。MARVELが本気で中国市場を中国市場を取りに行って
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エース・ベンチュラ(1994年製作の映画)

3.7

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あるサイエンティストのすゝめ
友人から何本か映画を勧めてもらいました。その中からよりによって最初にチョイスしたのがこれ(直感)。いや〜流石、俺。
個人的にコメディ映画は掴みが勝負だと思っています。観客
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ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

4.5

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#奇妙なホラー映画論 マラソン!
デ・ニーロ演じるサイコキラーがとある弁護士一家に襲い掛かる。デ・ニーロの演技が真に迫っており、ありきたりだが「本当に怖いのは人」と心の底から思える。
デ・ニーロ演じる
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.6

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これは“魔女の狩り“であり、“魔女を狩る“物語。

迷ったけど、鮮度が命と感じたので溜まっているレビューを差し置いて投稿。


〜以下、重要なネタバレを含みます。ご注意ください。〜







興奮
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エクソシスト(1973年製作の映画)

4.2

#奇妙なホラー映画論 マラソン!
ホラー映画の金字塔『エクソシスト』
この映画の何が凄いって、決して派手なことをしているわけじゃないのに観れば観るほど「ひょっとしたら本当に悪魔っているんじゃないか」「
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プレシャス(2009年製作の映画)

3.8

#奇妙なホラー映画論 マラソン!
#荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 [1]は『プレシャス』から始まる。一般的には『プレシャス』はホラー映画ではない。どちらかと言えばヒューマンドラマ、感動作に分類される
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カオス(2005年製作の映画)

3.2

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(再鑑賞)
ステイサムマラソン!

この映画を初めて観たのは中学生の頃だった。WOWOWで放送されていた本作を何気なく観て、それまで『トランスポーター』のイメージしかなかったジェイソン・ステイサムの幅
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

4.3

ステイサムマラソン!
ぎゅっと凝縮された至極のハードボイルドがここに。

ガイ・リッチー×ステイサムということで前評判もかなり高く、ハードルが上がっていた印象です。その分『ロック、ストック&トゥー・ス
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大いなる陰謀(2007年製作の映画)

2.7

トム・クルーズマラソン!
う〜ん、これも芸術と許容していいのか?
正直、竹島ルイさんのレビュー[1]がこの作品の全てだろう。主演兼監督のロバート・レッドフォードは熱狂的なDemocratsである。ゆえ
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ロック・オブ・エイジズ(2012年製作の映画)

2.6

トム・クルーズマラソン!
ミュージカル映画です!Wikipediaを丸ごと引用すると、“ブロードウェイで人気を博した2005年初演の同名ロックミュージカル(ブロードウェイ初演は2009年)の映画化“で
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トロピック・サンダー/史上最低の作戦 ディレクターズカット版(2008年製作の映画)

2.3

トム・クルーズマラソン!
Benjoy!! 馬鹿の皮を被った痛烈な業界批評。
『地獄の黙示録』に『プラトーン』、『レインマン』、『カンフー・パンダ』と数々の名作をパロってパロってパロりまくる笑
「なん
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ワルキューレ(2008年製作の映画)

3.8

トム・クルーズマラソン!
未来のため、“ヒトラーのドイツ“にしないため戦った男達。
不学なもので、この映画で初めて7月20日事件を知りました。「高校世界史だと習うのかな?」と思い、書店で世界史を何冊か
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バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

トム・クルーズマラソン!
「な、なにーーーっ!! こ、これは……!? さっきまで読んでいたエロ漫画は!?」
急転直下の展開に度肝を抜かすのが本作。その構造の複雑さ、悪く言えば分かりにくさから賛否両論(
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エクスタシー(2005年製作の映画)

2.6

ステイサムマラソン!

クリエヴァとステイサムの放尿プレイトークを聞けるのはここだけ!!!!!嘘だと思う方はぜひ一度ご覧あれ。ただしお勧めはできません。RottenTomatoesの評価がここまで低い
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ミーン・マシーン(2001年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ステイサムマラソン!
ガイ・リッチーが『少林サッカー』作ってみました。評判はあまりよろしくないようですが、個人的に結構好きでした!酒やギャンブルに溺れた挙句、莫大な借金の返済のために八百長に手を染め、
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レジェンド/光と闇の伝説(1985年製作の映画)

1.2

トム・クルーズマラソン!
どうしたリドリー・スコット。『ブレードランナー』の3年後に作ったとは思えない出来。純粋にジャックを中心とした冒険モノに展開していけば、もっと面白かったと思うんです。キャラクタ
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トム・クルーズ/栄光の彼方に(1983年製作の映画)

2.4

トム・クルーズマラソン!
アメフトスポ根映画!と思いきや主題は全然違いました。
アメリカの地方に根付く閉塞感を描いたテンプレ作品。代々同じことの繰り返しで土地からも貧困からも這い上がれない。輝かしい邦
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タップス(1981年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

トム・クルーズマラソン!
不安定な青少年が軍国主義に傾倒していく過程を描いた反戦映画の一種です。
” ‘Taps’ is a meditation on two subjects for which
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ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

4.4

ゾンビ映画の原点『ゾンビ 完全版(’78)』。存在こそ知ってはいたもの、触手が伸びるほどではなく…。そんな僕の背中を押してくれたのは『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』。何を隠そう荒木先生のホラー映画ベ>>続きを読む

ラスト サムライ(2003年製作の映画)

4.0

誉。
魂に嘘をつかぬ事。これは私の信条でもあります。トム・クルーズ演じる
オールグレンも"会話"を通して、魂に気づきます。
この普遍的テーマがとにかく熱い。詳細な歴史考証が正しいかどうかはこの場合関係
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

私、どうにも天の邪鬼でして、ベタベタに手垢が付いたお洒落作品は敬遠しがちな節がございます。自分の中では『ミッドナイト・イン・パリ』はその筆頭でした。おかげでなかなか手が出せずにいましたが、酒の力を大い>>続きを読む

遥かなる大地へ(1992年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

トム・クルーズマラソン!

今回は貧乏な青年と世間知らずのお嬢様を巡る洋風時代劇。
いや~、仕事で調子に乗り始めた頃に観返したいですね。

父親と同じ運命なのか…と思わせて、天国からお父さんが見守って
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ギヴァー 記憶を注ぐ者(2014年製作の映画)

3.0

ディストピア系のSFです。
「この感情はこういうものですよ」と説明されてるみたいで物凄く気持ちが悪かった。なんだろうこの説教臭さ…と感じながら調べてみると、本作は児童文学が原作なんですね!それですべて
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デイズ・オブ・サンダー(1990年製作の映画)

3.5

トム・クルーズマラソン!
トムとニコールの夫婦共演第一作!
作品自体はひとことで言ってしまえば『トップガン』の焼き直し。分かりやすいストーリーで酒に酔いながら観るのに丁度いい感じですね。何者かになりた
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傷物語Ⅲ 冷血篇(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「最近、お腹空かない?」
これを性格が悪いと捉えるか、やさしさと捉えるかは人それぞれだろう。"あとがたり"で言われたように「落とし穴が見えてるけど、そこに向かってまっすぐ歩いてく人間に対して、『気をつ
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傷物語II 熱血篇(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

青春は、「いたみ」なしでは過ごせない。

『熱血篇』はバトルがメイン!
ドラマツルギーとの戦闘ではいきなり左腕を吹っ飛ばされて”ぴょーん”
腕が生えてきて"おぎゃあ"
などとゴアなシーンにコミカルな効
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傷物語I 鉄血篇(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

青春は、「いたみ」なしでは過ごせない。

まだかまだかと言われ続けた『傷物語』のアニメ化。劇場公開当時は「おー、やっとアニメ化できたんだ~」という具合で、僕自身の『物語』シリーズに対する熱量が冷めきっ
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オースティン・パワーズ ゴールドメンバー(2002年製作の映画)

2.7

どうしていきなり『オースティン・パワーズ』を観始めたか。
そう、それはこの『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』を観るため。
なぜならひとえに…

トム・クルーズマラソンのため!!!(ドン)
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オースティン・パワーズ:デラックス(1999年製作の映画)

2.5

Austiiiiinnnn!!! Poweeeeeeers!!!!!

脳内麻薬第二弾。
個人的には前作の方がコメディも音楽も好きでした。
それでも雑なメタ発言をぶっこみつつタイムスリップするあたり、
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オースティン・パワーズ(1997年製作の映画)

4.4

オースティーーーン・パワーーーズ!!!

これは脳内麻薬w
疲れた時、落ち込んだ時に観ると、心もアソコも元気になりそう笑
ヒロインのヴァネッサ役のエリザベス・ハーレイがまぁ綺麗!『ピンクパンサー』のエ
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蒸気船ウィリー(1928年製作の映画)

3.5

フォロワーの皆さんのレビューを読んで気になり鑑賞。序盤は「え、こんくらいで動物虐待?」と思ってましたが、後半の畳み掛けがえぐいて笑 ヤギをオルゴールにしちゃう発想は『トムとジェリー』の原点を観ているか>>続きを読む