勝沼悠さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

 全てがPCやスマホの画面で進む映画search/#サーチ第二弾。

 今度は子どもが行方不明になった親を探す話。親ゆえの意外な展開はうまい。オンラインの新しいサービスもうまく組み込んでいる。
 ただ
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355(2022年製作の映画)

3.0

 世界を破滅に導くかもしれないマルチハッキングデバイスを巡って、世界各国の女スパイが手を組むことに。。。

 セバスチャン・スタンは〇役もいい! 主役の女性陣も豪華なキャスティング。
 ストーリーも女
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散り椿(2018年製作の映画)

2.7

 藩を追われた武士が、亡くなった妻の「故郷の散り椿を見て」の言葉に従い、藩に帰ってくる。

 キャストは絶品。殺陣も良い。あと、情景も素晴らしい。
 ただ、話がちょっと単調か。そこが話の主軸でないとは
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

2.8

 赤ちゃんポストに捨てられる赤ちゃんを横流しして養子縁組で利益を上げる男達を描く。

 是枝裕和監督に韓国の豪華キャストなのだが、今いち入り込めなかった。何となくストレート過ぎる感がした。
 そういえ
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少林寺 怒りの金剛拳(2021年製作の映画)

2.8

 清朝末期の南少林寺に重症の海賊の男が運ばれる。男は成行で少林寺の修行の身となるが。。。

 決してアクションがすごいわけでも有名な俳優が出てるわけでもないが、悪人が少林寺と出会い更生して正義の為に戦
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マーベルズ(2023年製作の映画)

4.4

 新たな敵を前にキャプテン・マーベルが能力を使うと、モニカ・ランボーやカマラ・カーンと入れ替わってしまうことに。。。

 強過ぎキャプテン・マーベルのストーリーを成立させる為に、能力を使うと入れ替わっ
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ワイヤー・ルーム(2022年製作の映画)

2.3

 監視室(ワイヤー・ルーム)で働くことになった特別捜査官。一人で監視してる時に突然、監視対象者が襲われ、彼はルールを破って監視対象者に電話をしてしまう。。。

 ブルース・ウィルスを出番の少ない準主役
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スイミング・プール(2003年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

 中年の女流作家サラは、小説は売れているのに満たされない日々が続いていた。編集長(愛人)にもあんまりかまってもらえない。
 そんな時、この編集長から南仏の別荘で過ごしてみないかと提案される。サラは一
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峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

2.4

 越後の小藩、長岡藩の家老・河井継之助を描く。
 司馬遼太郎の幕末小説を映画化。

 役所広司演じる河井継之助は確かに幕末の動乱にあって真っ当に武士であり、その口上はビシッと決まっている。
 ただ、そ
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.1

 火・水・風・土の4つのエレメントが住む世界の火の女性と水の男性の恋愛を描く。

 確かにCGアニメーションの進化は水や火で顕著に表れるのだが、まさかその火や水を主人公にアニメ映画をつくるとは! 
 
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.1

 ディズニーアニメの名作が実写映画化。

 海の世界を実写にしたら気持ち悪くなるのでは?と思ったが、海の生き物達がリアルでありながらファンタジーにばっちりハマってる。これはすごい。
 ストーリーはほぼ
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レミニセンス(2021年製作の映画)

2.5

 戦争と海面上昇の後のアメリカで人の記憶を見る仕事をする男が客の女性と恋に落ちる。しかし、その女性は突然消えてしまい、男は記憶辿る装置を使って女を探す。

 真相を探る過程での記憶を辿る装置が肝の映画
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ハード・ヒット 発信制限(2021年製作の映画)

2.3

 銀行の支店長が朝車で出社すると「座席の下に爆弾を仕掛けた」と電話が。。。

 緊迫する犯人の駆け引きだったのだが、中盤以降の警察のダメっぷりで萎える。ラストも犯人の素性が分かって話のトーンが急に変わ
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ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢(2020年製作の映画)

2.3

 新曲が期待されずラスベガスのショーを打診される往年のヒット歌手とその付き人をしながら音楽プロデューサーを目指す女性を描く。

 若者とベテランが二人でそれぞれの夢を目指す話かと思いきや、発掘した歌手
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THE QUAKE ザ・クエイク(2018年製作の映画)

2.4

 ノルウェーのディザスタームービー第二弾。
 
 前作『THE WAVE/ウェイヴ』では山津波という珍しい現象で目新しかったが、今回は普通の大地震。
 あまりストーリーを気にせず、こんなシーンを見せ
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日本統一外伝~山崎一門8~(2023年製作の映画)

2.4

 一門の一人を主人公にした日本統一外伝。今回は新人のテルが主人公。

 コメディ要素はそこまで強くなく、分かりやすい勧善懲悪の話。悪事を働くのが不正警官で、弱きを助け強きを挫くのがヤクザというのは皮肉
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

2.8

 突然逮捕されてグアンタナモ収容所へ送られたモーリタニア人の男と、彼を弁護する弁護士と起訴しようとする海兵隊検事の実話を映画化。

 あまりにも有名なグアンタナモの闇。モーリタニアンの男を弁護しようと
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

2.2

 大ヒット漫画映画化第二弾。

 大きな戦のシーンが加わりスケールが大きくなったことで返って前作に感じたコスプレっぽさが強くなってしまった様に感じる。
 有名な俳優達が頑張っていかに漫画を実写にするか
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ルパン三世 バビロンの黄金伝説(1985年製作の映画)

1.5

 85年のルパン映画。

 あれ? これは全ルパン映画の中で一番つまらないと思ったら、カリオストロの次作として押井守が監督するはずが降板したりとゴタゴタがあったのね。
 テレビアニメにもたまにあったS
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

2.8

 女殺し屋が組織と戦うハメに。そこに意外な助っ人が現れる。

 GOGでネビュラを演じたカレン・ギランはもちろん素顔もいい。母親ら女性先輩殺し屋達も存在感抜群。見栄えのいいシーンが続く。
 ただ、もっ
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X エックス(2022年製作の映画)

3.0

 79年、ポルノ映画撮影の為に田舎の部屋を借りた撮影班だが、家の持ち主の老夫婦が怪しく。。。

 『ブギーナイツ』の頃のポルノ映画界の不確定ながら何者かになる未来を描く若者達と対比される老夫婦。しかし
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インファナル・アフェアIII 終極無間(2003年製作の映画)

3.5

 インファナル・アフェア完結。Ⅰのその後を描く。

 やっぱりインファナル・アフェアはトニー・レオンとアンディ・ラウがいてこそ。Ⅰの裏を描くことで二人の心の距離が近づくのを感じる。やっぱりオーディオ屋
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インファナル・アフェアII 無間序曲(2003年製作の映画)

2.5

 インファナル。アフェア前日譚。二人がマフィアと警察に潜入する香港返還の頃を描く。

 インファナル・アフェアはトニー・レオンとアンディ・ラウがいてこそという感があり、この二作目はあまりハマれなかった
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.4

 10年に渡りマフィアに潜入した警察官と警察に就職し潜入したマフィアの交差を描く。

 三部作と記憶していたが、この一作だけで一応ちゃんと完結している映画だった。Ⅱが前日譚でⅢがおまけと後日談。
 完
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映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022年製作の映画)

2.4

 クレヨンしんちゃん映画30作目。

 30作目を記念してしんちゃんの生まれた時を絡めた話にしてるが、全体的には地味。
 『モーレツ大人帝国』あたりにあった大人も見れる尖った要素は親として見れるハート
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マルチバース・アルマゲドン(2022年製作の映画)

1.9

 アサイラムの映画のモンスター達が世界中に現われる!

 宇宙人がアサイラム映画を神話と勘違いしてモンスターを呼び出している(?)という設定は面白い。
 が、いつもどおりCGを使う時間が限られてるので
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パラドクス(2014年製作の映画)

4.1

 刑事が逃げる男二人を階段で追いかけ、一人の足を撃って捕まえる。1階から外に出られず、さらに階段を降りるとそこは最上階の9階だった。3人は永遠に続く9階の階段に閉じ込められる。。。

 『ダーク・レイ
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ダークレイン(2015年製作の映画)

2.9

 謎の大雨でバスの待合所から出られない人々。やがておかしなことが起き始め。。。

 ただ事ではない緊迫感と予想だにしない摩訶不思議な現象、なぜ彼の顔なのかという展開、なかなかに魅せるつくり。
 何か馴
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イップ・マン 黎明(2022年製作の映画)

2.3

 若きイップマンの高校を占拠した悪党はかつての師だった。

 あまりイップマンである必然性を感じなかった。格闘アクションとしてもすごくレベルが高いわけではない。
 あ、先生って詠春拳の師匠じゃないのか
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

2.9

  ミッション:インポッシブルシリーズ第6作目。

 え、まだ6作目なの? 96年スタートで5年刻みに新作が出るペースなのに、前作からの関連とか多くてちょっときつい。
 アクションのド派手さは前の方が
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ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

2.4

 廃屋探検をYouTubeに投稿するカップルが湖底の廃屋へスキューバダイビングで入る。しかし、この廃屋には凄惨な秘密があった。。。

 『屋敷女』の監督の作品。
 なので、怖いっぽい画のつくりは悪くな
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日本統一50(2021年製作の映画)

5.0

 日本統一がついに50作に。

 会議(話し合いと政治)を中心とした任侠劇も回を重ねついに50作突破。キャラクターの良さもあり、中毒性がとてつもなく高い。外伝的な展開も多いが、やっぱり本編が一番面白い
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偶然と想像(2021年製作の映画)

2.2

 『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介による3つのオムニバス。

 主に二人による会話劇。確かにどの話も偶然と想像がテーマになってる気がする。
 『寝ても覚めても』や『ドライブ・マイ・カー』は会話を退屈
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ゾンビの中心で、愛をさけぶ(2018年製作の映画)

2.8

 ゾンビパンデミックが発生した中立て籠る離婚寸前だった夫婦を描く。

 もっとコミカルなものかと思ったら、シリアスで良くも悪くも普通のゾンビ映画だった。子どもを失って破綻寸前の夫婦が危機の中で愛を育み
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ディープ・ブルー3(2020年製作の映画)

2.3

 知能の高いサメと戦うディープブルーがまさかの3作目。

 大作の1作目から時間が経ってパチモンみたいな2作目が出たが、この3作目は比較的まともな普通のホラー映画。逆にいうと、それほど見どころはない。
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Z Bull ゼット・ブル(2018年製作の映画)

2.5

 軍事産業の経理部でグータラ働く男。ある日、社員全員に試作品の軍隊向けエナジードリンクを配ったところ、狂暴化した社員達が殺し合いを始める。。。

 完全に狂暴化する感じと違い、それぞれの部署ごとの違い
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