リュルスミスさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

アウトレイジ(2010年製作の映画)

4.0

今期200作目

特に好みではないけど面白い。
その男、とか他の北野映画の方が断然好き。

静と動の切り替えがめちゃうまい(暴力とそうでないところ笑)キャスティングバケモンハマり
なんかこんだけ任侠映
>>続きを読む

アキレスと亀(2008年製作の映画)

3.9

今期199作目

多くの人には悲劇。時に喜劇。

ラストが秀逸でよい。
良いか悪いか、売れるか売れないかという二分論から排他された領域にまでいく狂気と熱(?)
武の頭の中の葛藤なのか、それとも他の何か
>>続きを読む

座頭市(2003年製作の映画)

3.8

今期198作目

普通におもろい。
時代劇はあまり得意ではないと思ってたけど、ちゃんと面白い。経験浅の自分は比較はしにくいが。

勝新太郎版は知りませんが、これは新たな時代劇の幕開け。
ユーモアももち
>>続きを読む

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.7

今期197作目


はい。。。最高カモン。

これが武じゃあ。日本よ。世界よ。
表面は暴力的で、内面は脆く人間味がある。えぐい暴力シーンや指を詰めるシーンも無駄ではなく、全てに意味があるしそれを含めて
>>続きを読む

BROTHER(2000年製作の映画)

3.9

今期196作目

いやぁ、ちょうどいい感じで日米が。

だろ?武強いだろ?って観てるこっちが気持ちい。そして常にストレートで、ユーモアも健在。

だけどなにか足りない。切れ味が少ないきがしたが、ただ面
>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.5

今期195作目

これがハンニバルか。
小さい時に観たはずだけどほとんど覚えていなかった。

人間の本質をなんとも絶妙に抉るこの感じ。
息遣いから面白い。
アンソニーホプキンスが演じる役は全て最適な人
>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.6

今期194作目

はい。ありがとう。
にわかだけど、どこかすっきり昇華した気分になった。

作品のテーマである円環と同じように、
我々はまた最高峰であり原点のTVシリーズにまた戻ろうじゃないか。

タロウのバカ(2019年製作の映画)

3.2

今期193作目

わからなかった。
作中でいうマイノリティの3人。彼らの言動や価値観、迷いや葛藤の描写が、ちょうど紙一重に自分と噛み合わなかった。

こうすればみんな喜ぶだろう系の、この作品わかってく
>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.4

今期192作目

2回目の鑑賞。

初めて観たのは三島を読んだことがなかったころ、
全然見えかたが違う。さいっこうに面白く、さいっこうに現代の我々も楽しめるコンテンツとしてのドキュメンタリー。

解説
>>続きを読む

屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

3.9

今期191作目

意外と、深い。意外と、面白い。
そして可能性を感じた。

不自然なCG画ではなくちゃんと動く違和感のない素晴らしい作画に、ジブリからの素晴らしい自立を感じて嬉しかった。子ども向けに寄
>>続きを読む

くじらの湯(2019年製作の映画)

3.7

今期190作目(ショートフィルムでごめんね)

よくあの感覚を覚えているな。そして上手く表現されているなぁ。

でもこの作画は7分には最高だが、長編には向かないだろうな。それゆえの設計だろうが。

更けるころ(年製作の映画)

3.3

今期189作目(ショートフィルムでごめんね)

さよならの質をあげたいんです。

これは使おう。

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.3

今期188作目

作品の表層的な美しさとともに、自分の頭と心の中でも美しく儚く虚しく消えていった。

詩情的なのだろうけど、自分にはまだ早かった。早いのか?わかんない
とりあえず思ってたのと違った

宇宙戦艦ヤマト 劇場版 4Kリマスター(1977年製作の映画)

3.6

今期187作目

熱意と欠陥の記録。
初期アニメとしての欠陥を綺麗に残しながら最高の熱意がある。

配給が個人名なのには痺れる。


宇宙戦艦ヤーーーマーーートーーー

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.6

今期187作目

久しぶりにゴジラに痺れた。
原点を残しつつ最高な飛躍を遂げた作品だぁ。
何度も観たゴジラの展開も音楽も全てが初見並に興奮するし、知ってるからこその興奮も誘引される。

個人的に良かっ
>>続きを読む

どうにかなる日々(2020年製作の映画)

3.3

今期185作目

"ふつう"に描いているのがいい。ラストもそのまま日常が続くというのも秀逸かつ意外である。
ただその分映画としての物足りなさはあって、あまり心には残らない作品

正欲(2023年製作の映画)

4.0

今期184作目

本との役割の違いは明確にある。
前者は作中でいうマジョリティの人々がページをめくるたびに衝撃を覚える展開となる一方で、後者はそれを早めに明るみにした後にそれがどうやって起きたかの描き
>>続きを読む

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.0

今期183作目

試写会にて。
多分全部が凄いんだろうが、なにがとはわからないが何かが自分の好みとはマッチしきらなかった。
でも面白かったに尽きる。

ツチヤタカユキという1人で映画が成り立つくらいパ
>>続きを読む

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.4

今期182作目

小松菜奈と菅田将暉なので。
キラキラしてるし可愛いしかっこいいし、重岡をはじめとした役者がアクセントいれるしっっっっ
っていうくらいしか感じなかった。

原作と比較して自己的評価をし
>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.2

今期181作目

ビジュアルから絶対おもんないと思いつつ鬼太郎が大好きなので観に行った作品。
(それにしてもポスターひどい)

面白かった。笑
オチである鬼太郎の誕生も全然当てつけではない、水木リスペ
>>続きを読む

スティング(1973年製作の映画)

4.3

今期180作目

いやぁおもろかったぁ。

単なる刑事ものでもミステリーものでもなく、「STING」というジャンルとして確立してもよい確固たる面白さと独特さがあった。
役者、音楽、そもそも製作された時
>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.5

今期179作目

正直期待しすぎた。というか1作目とそもそもコンセプトが違う。
もちろん面白いが単体としてみるべきで、深みは1作目ほどない気がする。良くない意味で"深いであろう"という予測をさせられて
>>続きを読む

神在月のこども(2021年製作の映画)

2.5

今期178作目

期待しすぎた。
早く終わらないかとずっと思っとった。

神話をテーマにしてここまで面白くなく作れるのかと新たな気づき。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

4.0

今期177作目

ロアルドダール原作はヴェスアンダーソンが監督すべきとも思ったくらい好き。

小説や絵本をそのまんっま可視化した感じ。シュールさもそれを引き立たせる。

海がきこえる(1993年製作の映画)

4.2

今期176作目

隠れた名作青春映画だあ。
甘酸っぱいと表現しては月並だが、そしてジャンルとしては青春映画としか分類はできないが、
その中でもなにか光り輝く魅力がある映画!

男女問わず登場人物の人間
>>続きを読む

風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.6

今期175作目

やはりジブリtop3に入る。
アニメは子どもたちのためなのは変わらない。だけどそれは一概にワクワクするエンターテイメントにとどまらず、「子どもにとって価値のある映画」としての姿でも構
>>続きを読む

On Your Mark(1995年製作の映画)

4.0

今期174作目

世界一短い濃密な時間。
アニメ×MVはどうしても後者がメインになりがちだが、どちらも最大限に楽しめる。
現代でもこの並列な共存は可能。

ちひろさん(2023年製作の映画)

4.5

今期173作目

今泉さんありがとう。Netflix映画へのイメージが変わりました。

不思議な余韻が残り、今も現実で映画が続いているような感覚。
意外とありそうなテーマをごく自然に描き切り、それがユ
>>続きを読む

デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING(2023年製作の映画)

2.1

今期172作目

時間とお金の無駄映画

主題歌と進化シーンの魅力以外なにもない。


楽しみにしていた子どもたちにトラウマを与える、デジモン嫌いにさせる映画になりかねない。

キングスマン(2015年製作の映画)

4.2

今期171作目

幼少期ぶりに鑑賞。

新しい形のスパイ映画にワクワクが止まらない、、
じっとりミステリー風、かっこいいアクション風なスパイ映画ではない。イギリスマナーと現代・未来的要素を兼ね備えた、
>>続きを読む

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.2

今期170作目

表面上は英雄譚、本質は戦争被害者の生涯

戦争映画として優れている。特異な戦争従事者を英雄視する『ハクソーリッジ』と描き方は違うものの、鑑賞後に空虚な戦争の実態と無意味さを突きつけら
>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.1

今期169作目

ジャームッシュの最大ヒット作。
「どこでもいつでも繋がっている」というテーマをもとに、何気ない車内での会話劇を映画に。

秀逸な会話劇は健在でジャームッシュ特有だが、個人的にはもうす
>>続きを読む

さよなら ほやマン(2023年製作の映画)

3.5

今期168作目

発掘映画感。
アフロ!!!

予告や冒頭で引き込まれた分は取り返してくれなかった

MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

4.7

今期167作目

二次元の原点であり頂点。

アニメ(anime)だからできる表現とぶっとび具合。
自由で奔放で表現豊かな物語は本当にオーバースピードのように見える。支離滅裂に見える物語と構成に付随す
>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.1

今期166作目

ある程度有名な監督だからこその、意義と面白さ、許容。

加害者がだれかというミステリーではなく、加害者が誰かが分かった上でその事件はどのように起こったのかというスタイル。

後者のス
>>続きを読む

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.9

今期165作目

普通とは
普通に生きるとは
なじめない
なじまなくていい
おれはおれ
みんなはみんな
でも不利益を被る社会

そんなテーマを扱った作品は好きだけど、いい作品感出すためのいらないシーン
>>続きを読む