いはんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

Poor things観てからずっと見なければと頭にはあったけれど、身体が気持ちについていけてませんでした。

Who was and who is the favorite?
権力を持つもの純粋に愛
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.5

この映画が与えてくれる全ての一瞬が好き。
二人が見つめ合う瞬間も、二人が相手の存在を感じる瞬間も、二人が触れ合う瞬間も、二人が環境に溶け込む瞬間も、そして二人が別れる瞬間も。後作を知っている私たちは、
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あなたは私の婿になる(2009年製作の映画)

3.8

ウリgrandma、ノムイェポ!!!!!!
私もこんなおばあちゃんになりたいでござんす👵

ラブコメって素敵なジャンルだなとつくづく思います。愛も笑いも与えてくれるなんて、良いんですかこんなに貰っちゃ
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ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

3.8

シャーリーズセロン様☺️
最初から最後まで目の保養ありがとございました。というかこの映画、私の大好きな人たちが集まってる。ノートンやらステイサムやらでどこに目を向ければ良いか笑

話は、ちょーっとはち
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プリシラ(2023年製作の映画)

3.5

こんなにも全身が戦慄立ち、気持ち悪いと脳が信号を送ってくる映画は久しぶりでした。意図的にそのような映画にしているのならば、それは天才的な出来だったと思う。映画は上出来たが、これ以上高い点数を出せません>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

ぬああああ、なんだこらぁ(いい意味で)!!!
ヨルゴスランティスモだから元から構えて望んだのに、私の脆弱な盾など一瞬で木っ端微塵にされた気分。白黒の世界から色彩溢れる世界になる。使い古された感じのトラ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

私たちは一生を、自分たちの選択が及ぼす結果に対して責任を取るというサイクルの中を永遠と回っている。逃れようのないサイクルの中で、受動的にであれ能動的にであれ、代償を払い続ける。誰も、自分の代わりにはな>>続きを読む

冷静と情熱のあいだ(2001年製作の映画)

3.5

原作と映画を混ぜるな、混ぜるな、混ぜるな、と繰り返し自分に言い続けたが、もう遅かったです。私の脳内は、江國香織と辻仁成の紡ぎあげた美しく、儚く、冷静と情熱の間を駆け回る物語でいっぱいだったので、そこか>>続きを読む

希望のかなた(2017年製作の映画)

4.0

タイムラインに絶えず流れてくる『枯れ葉』のレビュー。私だって観たい、、、でも田舎に枯れ葉をやってくれる映画館なんて。こういう時、無性に関東に帰りたくなる。文化的サービスに困ることのない場所でしたね。>>続きを読む

レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

5.0

マドンナのLike a Virginから派生される一連のbullshitから華麗に始まる私のオールタイムベスト映画。いつかこの映画をスクリーンでという思いは、いつも何処かにありました。

こいつ、本当
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藍宇(ランユー) 情熱の嵐(2001年製作の映画)

3.8

今年は中国映画いっぱい観るぞという思いを胸に、前々から気になっていたけどなかなか手をつけれなかった作品たちに少し”強制的”向き合うことにした。

映画における成功の要素の一つに、キャスティングがあると
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クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

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もう言うまでもないが、好きです。
本筋ではないが、ティムロスの喋り口調、アクセント大好き人間として、このドキュメンタリーのティムロスはマジで最高だった。

クエンティンの作る映画は、どの瞬間も細胞を刺
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四月物語(1998年製作の映画)

4.0

“先輩有名だったから。”
“うそ?”
“私には。”

初恋や青春を撮らせたら間違いない岩井俊二。少しだけ真意を隠したような会話や行動が、後から思い返すととてつもなくキュンとする。短い60分の中に、この
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シャドウプレイ(2018年製作の映画)

4.2

ロウイエの映画を観なければならないと思ったのは、どこかで目にした彼のインタビューのお陰である。”Censorship makes Chinese local audience a second-tie>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

イニードであり続けたい自分と、生きていく上で必然的にレベッカとなる自分がいる。大人の段階を登るとも言えるし、丸く従順になったとも言える。要は考えような気がする。映画をみて、少しだけ憂鬱になりそうな瞬間>>続きを読む

ヒポクラテスたち(1980年製作の映画)

3.8

年始に信じられないくらい気持ちが沈む映画に手を出してしまった。軽いタッチで描かれているのとは裏腹に、ストーリーそのものは、エグく、何処か現実味があって、ゾッとする。

夢を抱いた若者、それも医者の卵た
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卒業(1967年製作の映画)

3.8

2024年の一発目はダスティンホフマンの映画が見たい、なんでもいいから見たいという欲望のままに彼の最も有名な作品の一つである本作品を鑑賞。

過渡期、モラトリアム。
学生時代を通じて、すべての必要な装
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ニューオーリンズ・トライアル(2003年製作の映画)

3.9

これは、中々の名作。
夢物語ではあるし、“まともな”手段でもないが、希望を持たせてくれる映画なのではないだろうか。と言ってみるものの、そもそも銃社会に生きた経験の無い私には到底その切迫も、恐怖も、必要
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シティ・オブ・エンジェル(1998年製作の映画)

4.2

ベスト10ラブロマンスに食い込む素晴らしい作品であった。天使ケイジの胸毛と若干のサイコ感は気になったものの、それを全て打ち消すストーリーと音楽がありました。

“That’s life.”
そうなのだ
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幻の光(1995年製作の映画)

4.3

凄く良かった。
初長編でこのクオリティとは、流石としか。

傷をどうやって癒すかなんて誰にも分からないし、気づいたら癒えていたり、そう思えばまた不意に襲ってきたりする。私たちはただ嵐が過ぎ去るのを堪え
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.8

うひょょょょょうううう!!!
シャーリーズセロンは、なぜ、どんなキャラクターでも、どんな服装でも、どんなメイクでもカッコいいのでしょうか?????
なぜなんだ、一体なぜなんだ。

トムバーディもなかな
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.1

なんて単純な映画なんだろうか。
そしてこの単純極まりない映画の中に何故こうも沢山のことを詰め込めたのだろうか。

友達は、時間の経過や環境が左右し、移り変わっていく。でも、一部の友達について、彼•彼女
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.3

もうね、こういう作品を心と身体が欲していた。観ていると、訳もわからなく目尻がじーんとなり、身体がふわふわして、幸せになる映画をとても欲していた。

成長の話なんだが、生きることの話でもある。成長して、
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.8

フライト内で鑑賞。長すぎるフライトが身体に応えまくる年齢になり、15時間のフライトで一本しか映画を観終えれず。衰えって怖いね。

え、これガイリッチー映画なのとびっくりすること間違いなしの映画。それと
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

自分、ティモシーファンなので、
ファンフィルターばりばり掛かってます、ご了承を。

これは、子供がいて、一緒に見たら楽しそうだなと開始早々感じる。まぁ、子供以前に結婚もしてないので、実現は程遠い。そこ
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その日、カレーライスができるまで(2021年製作の映画)

3.5

進撃の巨人鑑賞後、全てのコンテンツを手にする事にストレスを感じる。ズタボロにされた心がまだ新たなコンテンツを受け付けていない模様。そんな中無理矢理に再生したこの映画。短めな映画でも見てリハビリしようと>>続きを読む

愛・アマチュア(1994年製作の映画)

4.0

ハルハートリー映画からしか摂取できない栄養がある。話だけ追うと、ありふれた、ちょっと悲しみを帯びた映画で終わる。でも、ハルハートリーが空いてる隙間に欠かさず自分の要素を詰め込んでくるから、観終わった後>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.2

覚悟してたのに、その覚悟を超えるつまらなさで、どうしようという気持ちになった。なぜこんな出来になったんだ、そしてなぜこんなに歌を聞かさせているのか、🤦

これはワンピースの本当のレベルじゃないと、一ワ
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.7

このオールキャストがそのまま戻ってくるなんて、それだけで感動。あと、エマストーンのおめめの大きさにもいつも感動する。それと、2作目でこけなくてありがとう。

Hasta la vista, baby!
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茶飲友達(2022年製作の映画)

3.8

そっか、このように物事って進んでしまうのか。刹那の幸せが垣間見れたような気がしたのに、歯車はどんどんズレ出していく。“正しく”なければ本当に幸せになれないんだよと、社会が嘲笑っているようだった。

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許されざる者(1992年製作の映画)

3.8

何かちゃんとレビュー書きたいという思いを胸に、鑑賞から既に1週間経とうとしている。書かないと内容すら忘れてしまうので、ちゃんとしたレビューは一旦何処かへ置いておこう。

結局誰が、誰にとってUnfor
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.2

キャラクターも、話も、音楽も、映像も、全てがわたしの感性に刺さりまくり。マイケルファスベンダーとデヴィッドフィンチャーのコンビなんて観る前から期待値マックスだったのに、それを超えてくるあたりがもうね、>>続きを読む

アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.6

この世界観はとても好き。
思い出話の中はどの瞬間を切り出しても絵画になりそうなくらい美しい。でも、わからずじまいなことが多く、少し残念。原作があるそうですね、私の疑問は原作が解決してくれる感じかしら。
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.7

中々なハードボイルドデカだったぜ。
こういう役をやらせたら超一流なクリントイーストウッド、超絶カッコよかったでござる。

最近シアターキノが30周年らしく、その記念に若き日の映画本という本が出版された
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.3

もうね、好きよ。
最初の3チャプターらへん、すごく我慢させられた。そしてその分だけ、その後のチャプターで満たされた。

私たちは偽りながら生きている。でも、その偽りの中には本当の自分が居たりする。だっ
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白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

3.8

あはは、ファンフィルターが掛かっちゃいました。池松壮亮を見た瞬間にウキウキが止まらない。こう言っては映画自体を否定しているような気もするが、池松壮亮が演じたからこそ趣があったように思う。演技力というが>>続きを読む