いはんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

キスより簡単(1989年製作の映画)

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原田芳雄がかっこいい映画。
それと倫理観が崩壊する映画。
ギリギリ耐えたのは、まあ子の軽さゆえではあるが、その軽さゆえに崩壊しているのだから矛盾である。

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.3

観ていると自ずと笑顔が溢れる作品。
そんな作品には中々出会えないものです。

息子の音楽も、娘のファッションも理解できず、夫の無能さにも腹を立たせる。錆切ったモーテルと、コーヒーマシンのないカフェをな
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アジアの天使(2021年製作の映画)

4.2

天才か、この監督。
人と人の関係、そしてそのバランスを撮るのが上手すぎるよ。観れ隠れする感情に、思わず泣きそうになってしまった。

私たちは、繋がれるんですよ、ビールと愛してるの言葉だけで。どれだけ心
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.8

2023年にもなって、この設定でまだ人は映画を作るのですね。ただ、確実にストーリーで勝負する映画ではなく、映像美で勝負する映画だから許そう。近年のCGってどんどん現実離れして、ついて行けないことが多々>>続きを読む

ギャング・オブ・ニューヨーク(2001年製作の映画)

3.8

この映画の主人公は間違いなく、DDL扮するビルカッティングである。残酷で、非常で、生粋な民族主義者であり、誰が何処から見ても“悪者”である。でも、その悪者には情があり、彼なりのやり方で周りの者を大事に>>続きを読む

殺し(1962年製作の映画)

3.4

面白いかって?
全く面白くないさ。
でも、デビュー作であることを考慮して、少しは許してあげようと思う、少しだけね。

1200本目だから、一応節目な感じだから、おもしろい映画が観たかったな。この間まで
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シェルタリング・スカイ(1990年製作の映画)

4.0

皆の目を引かんとばかりな激しさを伴って愛はやってくる。でも、私たちが愛に慣れた頃、愛も底深くに潜み込んでしまう。愛する気持ちが変化せずとも、私たちは愛していることにすら気づかなくなる。でも、死が迫る前>>続きを読む

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

4.3

観終わって思わず深いため息。身体が若干痺れているのを感じる。何か、残さねば。この瞬間感じていることを書き出さねば、という義務感に駆り出される。

理性とは、ある種の狂気の様な気がしてきた。理性ある人間
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(2023年製作の映画)

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白鳥とネズミ取りの男がヒットしなくて、でも、観なきゃなという気味感に苛まれて、観た。意外と話がスムーズに入ってきた、でも、話が入ってくるのとそれが面白いと感じるのはまた違う。やっぱりおもしろくなかった>>続きを読む

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

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白鳥同様、全く響かず。
義務感で見続けていることもきっと私が物語からナニかを受け取ることを邪魔する。きっとそうだ!!!

白鳥(2023年製作の映画)

3.6

まず、短編(特に20分以下の類のモノ)に対して感情を抱きにくい。始まった始まったという間に終わっているし、この10何分か一体何をみていたっけという気持ちになる。それはウェスアンダーソンにも変えることで>>続きを読む

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.9

ロアルドダールの世にも奇妙な物語に色をつけるウェスアンダーソン。特徴的な構図が、物語のおかしさを更に強調し、想像を超えるケミストリーを起こす。

朝起きてFilmarksを不意にチェックすると、あなた
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.5

あの、まず一つ言いたいのは、ホラームービーであるのならば先に言ってくれ。世の中にはホラーがマジで観れない人間も存在するので。それと、面白いから面白くないかと言うとあまり面白くない。飛び飛びで抽象的だし>>続きを読む

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

3.6

観る前にあらすじを読んだせいか、最初から若干イライラ。何故気分の悪い彼女にご飯を作らせるの、そしてなぜそんなに献身的なのって。最初のシーンがもうきっと、二人の関係性の終焉点を指し示してたんだろうな。>>続きを読む

落下の王国(2006年製作の映画)

4.6

“Are you trying to save my soul?”

好きの一言に尽きます。
前々から本当に心から好きな物事に対して、付随的に説明を加える必要なんてないと思っている。その説明が好きの純
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逃げた女(2019年製作の映画)

3.9

ホンサンスの映画を何本か見たが、いずれも見たという実感を得られなかった。でも、この映画の最後に、押し寄せるように広がった”真実”を目の当たりにし、初めて彼の映画を見たという気持ちになれた。

主人公は
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ミニオンズ(2015年製作の映画)

3.6

酔ってから観るミニオンズは最高。
不思議と聴き取れてしまう。

アフタースクール(2008年製作の映画)

4.0

このゆるっとどんでん返ししてくる感よ。
返してからもゆるっと話が進んでいくのがまた良し。

Vivantが終わって、激しく堺雅人ロス。彼を観れるのであればなんでも良い、という気持ちで再生開始をしたのだ
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アメリカン・アサシン(2017年製作の映画)

3.5

登場人物の幼稚っぷりにビビってたら映画が終わりました。本当に核爆弾が爆発するとは思わなかった。もはやそれが最大の驚き(めちゃ近いのに放射線濃度が低いって、そんなことあるん???)。

何はともあれ、み
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ワース 命の値段(2019年製作の映画)

4.3

誰かが悪者になる必要があるならば、それを背負って立とう。そのやり方が完璧で絶対的な公平を持つ訳ではないが、彼は自分が考えうる最善を実行していたし、そこから2年間ベストを尽くし続けてきた。彼は、プロであ>>続きを読む

若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

4.2

身体が王家衛映画を求めてたので、満たしてあげる事にしました。可能ならば映画館で、包まれるように鑑賞したかったけど、田舎に王家衛4kはやって来ませんでした。

触れられ、触れる。
一方的な、抑圧された愛
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.7

こんな話だったんだ!!
アトラクション何回も乗ったのに全く記憶にない!!中涼しかったなっていう思い出しかない😇
 
オーウェンウィルソンが出てたら、そりゃ観るよね。絶対自分が好むテイストじゃないと分か
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

飛行機で見つけてしまった時、嬉しさと本当にこんなちっちゃいスクリーンで観ていいのかと結構悩んだ。が、やはり我慢できず。

Consequence.
ジョンウィッグが人生を賭けて守りたいものは、約束のよ
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.6

次はもう、素手でメグ殺れるのではないかと思わせるくらいにステイサムが強い。話も意味わからんが、ステイサムも意味わからんくらいに強い。あと、パパ感がえぐかった。戦闘と女だけのステイサムも良いが、パパサム>>続きを読む

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.7

設定は結構好き。
二人の時間が、何十年後にやっと重なり合う。
なんだかロマンチック、、、と言いたいが、男性の方の行為はストーカーぽくも見えてしまう🙀

愛情の話を抜いてみる。
時間という軸の中で、人々
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

4.0

命懸けで起こした革命は、何だったのか。
我が身を捨てる思いで、より良い国を目指した革命は、いつ終わっていたのか。いつのまにか腐敗が始まり、再び青瓦台を飲み込んでしまったのだろうか。もはや最初から革命な
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.7

数々ある恋愛映画の中でも、これまたぶっ飛びレベルが高いな。大統領の息子と、皇子さんか🤦

まず、ユマサーマンが大統領になっている世界線が羨ましすぎる。本当にそんな世界になったら何が何でも移民する🤩
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.8

二人が変わらずで安心。
もう、めちゃわかるで、知らん契約が気づいたらめちゃすごい金額になってるの。わかる、わかる。よく分からん言葉使ってる奴いるよね。わかる、わかる。そして知らぬ間に自分もそのよく分か
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.8

うん、やっぱり映画館で観るべきだった(でも、吹き替えしかやってなかったから、、、)。

なんだかんだ好きな俳優、クリスパイン。
最近はクリスから始まる有名俳優が多すぎて、埋もれがちなんだけど良いんです
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.0

王騎将軍!!!!!!
もう、かっこよすぎです、うふふふ😏

ここの話になるのか、
とても好きなかつなくてはならない一戦であるが、心が痛い一戦でもある。でもどうやら、後半戦は次作に持ち込まれたようですね
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バービー(2023年製作の映画)

4.1

何か達成しなきゃいけないとか、何かにならなければいけないなんて馬鹿らしい。誰もがそんなお飾りに惑わされず、自分が自分になるために生きれたらどんだけ素敵なんだろうね。

この映画が、父権制下で生きる女性
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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.7

定期的に韓国映画を求めている。
(それと同様に日本映画も、フランス映画も、昔の香港映画も求めている。)

普通に面白い。
リズムも良く、話もまぁスムーズ、そしてアクションも観ていて楽しい。でも、どこか
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トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011年製作の映画)

3.6

おいおい、ミカエラに捨てられたちゃったのかよ。外国映画のこういうさらっと終わってる設定、いつも悲しくなっちゃう。と、悲しむのも束の間、新たな彼女チャン登場。そして、これまたえっらい美人さん。サムは前世>>続きを読む

トランスフォーマー/リベンジ(2009年製作の映画)

3.7

なんだろう、、、
なんか不思議とこの雰囲気が好きになってきた。それでも尚、観ている最中に敵と味方の区別がつかなくなる🤖

最近Green dayにハマり直しているものとして、21 gunsが流れるたび
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トランスフォーマー(2007年製作の映画)

3.6

脳死映画で有名なマイケルベイ、その一番の代表作なのかな??新作予告を観て、すこーし惹かれたので過去作をとりあえず観ることに。

まず、私が求める脳死映画じゃない。スタイリッシュさに欠けるのよね。メカの
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

冷静に、”脚本、監督: 宮崎駿”という字面だけで感動できる。そういう風に私たちは彼の作品に魅せられてきたんだなと自覚する。

芸術作品は観る人を映す、それをひしひしと感じた映画。監督がどんな事を想像し
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