horryさんの映画レビュー・感想・評価

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警官の血(2022年製作の映画)

3.8

チェ・ウシクの位置と変化がよく練られている。
勧善懲悪の否定がベース。その上にウシクの疑心が描かれる。
エンディングに至るまで、ウシクが揺れ続けるのと、いまいち冴えないスーツと太眉がリンクしているのが
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ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気(2015年製作の映画)

3.8

結構、淡々と進んでいく。
実話ベースなんだけど、もう歴史の範疇なんですよね。

異人たち(2023年製作の映画)

5.0

私的にパーフェクトな作品でした。
かけてほしかった言葉、抱きしめてほしかったタイミング、泣いていることを知ってるなら部屋に入ってきてほしかったこと。もう叶わないことだから、自分を捉えて離さない事々。そ
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ビニールハウス(2022年製作の映画)

4.0

しんどい映画ですが、見ごたえありました。キムソヒョン様がすごすぎ。説明的なセリフが排除された映画なので、彼女の身振り、視線、表情が深い意味を持つのですがそれに十二分に応える演技でした。ベテランのヤン・>>続きを読む

サバハ(2019年製作の映画)

4.0

主役クラスの方々がサブキャラに勢揃いで豪華。オカルトミステリーって感じでシナリオもよく出来てます。映像もきれいで迫力あるし、なんで評価低いのかな?カタルシスを得るタイプの作品ではないけれど。

ロ・ギワン(2024年製作の映画)

2.0

移民というテーマはとても重要だし、脱北者でもある設定はよいのだけど、全体としてちゃち過ぎた。設定がてんこ盛りに入っていて、ことごとくリアリティに欠けるせい。脚本の問題だと思う。原作小説があるそうなので>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

いやー、怖かった。女3人の欲望とプライドのぶつかりあい。衣装がものすごく良い。セットも。

男の存在があって、ようやく自分の存在意義が確立される時代、そこで生きる女性ということが大きな背景になっていた
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

よかったです。音楽と衣装、セットが迫力あるので映画館で見るべき作品。

女性のリプロダクティブ・ヘルス/ライツとセクシュアル・ヘルス/ライツがテーマでそれを成長譚にのせてます。My body my c
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この心亡き者(2022年製作の映画)

4.0

なんで低評価なのかな?ミステリー部分にはあまり重点がないサスペンス。
女性コンビの刑事で事件にあたるのだけど、パートナーを自殺で亡くして不安定になってる先輩と、成績優秀だけどあまりに子どもっぽい後輩と
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

おもしろかった!アガサ・クリスティ調のミステリーで犯人だと思ってもひっくり返しがくる。でもメインは犯人探しではなくて、主人公の移民女性である看護師がその正直さ・まともさで、排外主義の人を見下す成金たち>>続きを読む

バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

2.0

韓国作品で食傷気味の世紀末的世界+人体実験(クリーチャー化)というモチーフ。
ところどころ面白い部分もあったけど、時間つぶしに見るならいいかな、という作品。「コンクリート・ユートピア」の世界観とつなが
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生き残るための3つの取引(2010年製作の映画)

4.0

ダークなファン・ジョンミンが良い。韓国映画の容赦なさが貫かれているので、苦手な人は苦手だろうけど私は好きです。
テンポよくバンバン裏切っていく描写は、なんというか、カタルシスのようなものを感じます。

バービー(2023年製作の映画)

4.0

こういうテーマをこれだけ大きなバジェットで製作できるのがすごいと思う。
インディゴ・ガールズの曲が重要な場面で使われているのは嬉しい。

SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー(2016年製作の映画)

3.5

インタビューに答えてるメンツ、エピソードに出てくるメンツがすごい。
一瞬で駆け抜けた人生だったのだけど、二人はその死だけでなく、パンクの歴史の1シーンだったことがよく分かるドキュメンタリーでした。

スピリットウォーカー(2020年製作の映画)

2.5

ユン・ゲサンの変身っぷりがすごかったです。
前半は面白かったんだけど、中盤以降はストーリーは進むのだけどイマイチだったかな。

毒親<ドクチン>(2022年製作の映画)

3.0

韓国の芸能ニュースで見るようになった毒親問題。しんどい内容を、それぞれの登場人物を丁寧に描くことで奥行きを与えていたと思う。ただ、その分冗長で、見ていて中だるみしてしまった。

母親を失った子が毒親で
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ウンナム(2021年製作の映画)

3.5

ほのぼのとしたコメディ。アクションもあるけどオフビートの笑いがメインでした。
豪華なキャストが揃っていて、イキイキと楽しんでるのが伝わってくる。映画館で見るより、テレビで放送してるのを家族と一緒に見た
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インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.5

とにかく豪華なキャストで、銀行強盗とミステリーが重なってます。
スパイク・リーなので黒人に向けられるものでない様々な人種差別の批判が良かった。巨額のお金が汚く作られることへの怒りと、格好いい黒人カップ
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バレリーナ(2023年製作の映画)

3.0

「ペーパーハウスコリア」を見た人はより楽しめるかと。
チョン・ジュンソがとても格好良く美しく、キム・ジフンがイキイキとしてました。が、エグいです。
映像がとにかく美しい。ブラックジョークも良かった。

サウナのあるところ(2010年製作の映画)

3.5

サウナで人生での喪失についてトツトツと語る男たちの作品。
男性が自分の悲しみや苦しみを言葉にできない傾向があるというのは、失業や介護のジャンルで論じられていて、語る練習が必要だと言われたりしてます。
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毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

4.0

「応答せよ1988」では、アン・ジェホンのファンなのにリュジョンヨルに釘付けだったこともあり、なんとなく避けてた本作を視聴。
期待してなかったのにすごく面白かった!

麻薬をめぐる争いなんだけれど人間
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.5

若くはないヒーローが無敵というアクション映画。
デンゼル・ワシントン格好いいけど、ずーっと殺しやエグいシーンが続くのでぼんやりと見るにはいいかと。

ブラ! ブラ! ブラ! 胸いっぱいの愛を/ブラ物語(2018年製作の映画)

4.0

アゼルバイジャンで撮られたということで、おとぎ話のような風景と線路を挟み込むようにして建つ家々が主役級の作品。クストリッツァ的(主演俳優はまさに)であるのだけど、クストリッツァよのうにハチャメチャ感は>>続きを読む

僕と幽霊が家族になった件(2023年製作の映画)

4.0

婚姻の平等が達成されている台湾で作られた男性同士の「冥婚」(生者と死者の結婚)。ホモフォビックがなくなった訳ではないことを描いた作品に『親愛なる君へ』(2020)があるけれど、こちらの作品はもっとサバ>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

4.0

結構、ムカつくストーリーではあるのだけど、イ・ソンギュンうまい。よくこんなこと考えるなぁ。

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.5

前作よりスピードアップしてて、楽しめました。
ソンソックがヒール役をいきいきとやっていて、かなりセクシー。
パク・ジファンは今回も良かった。

前作は空港のトイレの強烈バトルでエンディングだったのだけ
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