HiromiAさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

HiromiA

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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

 原作は読んでませんが、ちひろのあっけらかんとした性格にとても惹かれました。ちひろという源氏名がかつてちひろが幼いころに何度か助けてもらった風俗嬢のなまえを貰った感じだったけど、源氏名って自分でつける>>続きを読む

コンペティション(2021年製作の映画)

3.8

 とても楽しい映画でした。スター映画俳優と実力派舞台俳優のぶつかり合いは当然として、監督の演出方法が特殊で、あそこまで要求することってあるんだろうかと思うほどでしたが、それに俳優が答えてしまいOKが出>>続きを読む

映画 ネメシス 黄金螺旋の謎(2023年製作の映画)

3.4

 元のドラマを見ていないので人物相関図というか登場人物の関係がいまいちわからなかったけど、アンナの特殊能力によって事件を解決することとか、そういった事件の背後には世の中を牛耳っている富裕層なる集団がい>>続きを読む

らくだい魔女 フウカと闇の魔女(2023年製作の映画)

3.4

 ラノベのアニメ化作品と違いしっかりジュブナイルでした。健全で主人公たちの成長が見えるのですがやっぱり少年少女向けに収まっていました。それでもアニメーション制作がProduction I.G.だからな>>続きを読む

メグレと若い女の死(2022年製作の映画)

3.5

 原作は未読ですがその結末は違っているそうです。映画ではメグレが、亡き娘にルイーズやベティを重ね合わせる形で真相を追い求める感じになっていて、田舎からパリに出てきて目の出ない若い女性たちの苦労を推し量>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.5

 基本は黒澤の「生きる」と同じに思えた。イシグロの脚本はそのエッセンスをうまく盛り込んでいたと思うが、なぜウィリアムズは新人役人のピーターに手紙を残したんだろう。あの手紙がウィリアムズの心情を伝えたこ>>続きを読む

零落(2023年製作の映画)

3.9

 エンタメとアートが混然としている世界の作家は、深澤と同じ問題に悩まされているんじゃないのだろうか。自分が作りたいものを追求すれば同人誌でやってくださいと言われ、商業ベースに合わせると自分のプライドが>>続きを読む

茶飲友達(2022年製作の映画)

3.8

 実際に「茶飲み友達募集」という広告をだしていた高齢者売春クラブが摘発された事件にヒントを得て作られた映画とのことでした。確かに年金だけでは十分な生活ができないことが多く見受けられますが、困窮する独居>>続きを読む

独裁者(1940年製作の映画)

3.5

 この作品が第二次大戦中というかドイツがポーランドに侵攻した頃に作られたことが一番の驚きですね。アーリア人優性主義はアメリカではどういう風に映っていたんでしょう。まあユダヤ人排斥に対してはかなり批判的>>続きを読む

チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

3.5

 一人殺せば悪人で100万人殺せば英雄とか、世界は大量殺人のための破壊兵器を作っているのでその点で自分はアマチュアですとかそういった台詞が有名ですが、「独裁者」ではまだコメディ要素の残っていたものがす>>続きを読む

雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)

3.5

 出だしが悪ガキ4人組の犯罪行為だったので、なんだこいつらって感じだったのに次第に引き込まれていったのは監督の手腕なんでしょうか。リュウゾウの家庭は警察が介入するほどの父親による家庭内暴力が凄かったし>>続きを読む

巴里の女性(1923年製作の映画)

3.4

 チャップリンが監督に徹した作品で、コメディでもないドラマ。恋愛がメインではあるがマリーの心情の変化がサイレント映画なのにしっかり描かれていた。チャップリンはコメディの才能があったためその方面で成功し>>続きを読む

チャップリンのゴルフ狂時代/のらくら(1921年製作の映画)

3.4

 一人二役はチャップリンの得意技なのか、無声映画時代の常識なのか。二人のギャップが笑いを誘うけど周りの人間はなぜ気づかないんだろうとふと思ってしまう。それほどおおらかな時代だったのか、そういう設定にす>>続きを読む

サーカス(1928年製作の映画)

3.4

 チャップリン演じる放浪紳士の必死の行動が笑いを呼ぶ姿は、今見ても王道ですね。行動の必死さとその結果の意外性、すれ違いや勘違い、そしてちょっとした失恋。エンタメですなあ。スタントなしですべて演じ切るチ>>続きを読む

一日の行楽(1919年製作の映画)

3.4

 まさに無声映画時代のコメディ。人を踏みつけたり殴りあったり。船上で組み立て式のビーチチェアーがどうしても組み立てられない様子はいまだにコメディの王道かも。出港しそうな船に乗ろうと桟橋と船の間に横たわ>>続きを読む

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.5

 「パディントン2」はそこまで泣ける映画だったかなあ。「カリガリ博士」は多分見ていない。でもあらすじはなぜか知っていて、結局はみな精神病患者というオチは他の映画でもいろいろ使われていた気がした。ニコラ>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.5

 バイトの殺し屋兄弟が結構強かったのは驚きです。これだけの逸材がバイトなのになぜにまひろとちさとは協会に所属できたんだろう。女子高生殺し屋というキャッチフレーズで何となく所属できたんだろうなあ。それが>>続きを読む

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

3.4

 これまで登場した人登場しなかった人が次々登場し楽しませてくれたのですが、構造が複雑で、もともとアカネの作り出した世界のはずなのにそれと現実世界やDYNAZENONの世界、さらにはガウマの世界が混然一>>続きを読む

劇場版アルゴナビス AXIA(2023年製作の映画)

3.4

 話の筋はバンドを描く作品ではよくある話ではありました。ただ那由多と父の関係とかは全く理解できず、伊龍恒河が那由多に何を求めどうなることを期待したのか、それでも才能がないと突き放すのかはわからなかった>>続きを読む

ロストケア(2023年製作の映画)

3.7

 安楽死すら許されない日本で、本人の意思を確認できない介護老人を殺害するのは罪を待逃れないでしょう。それでも介護疲れで殺人を犯したり無理心中を図ったりする例が後を絶たないことを重く受け止める必要はある>>続きを読む

シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

3.5

字幕版で鑑賞。ライルは本当にワニだったんだろうか。確かに動物園では他のワニたちと一緒にいたし、ヘクターに襲い掛かったワニを撃退するほどに強かったけど、歌はうまいし料理はできる。人間の手のように前足を使>>続きを読む

REVOLUTION+1(2022年製作の映画)

3.4

 なんだろう、ただの再現ドラマなんだろうか。銃撃犯の心情の変化が描かれてはいるし、殺したいという気持ちと誰か止めてくれという気持ちの葛藤は垣間見れるんだけど、母親に対する気持ちが、心から憎んでいるのか>>続きを読む

モダン・タイムス(1936年製作の映画)

3.5

 フォーエバー・チャップリン~チャールズ・チャップリン映画祭~in仙台フォーラムでデジタルリマスター版を鑑賞。
 チャップリンは歌は歌うけど台詞は一切なしで、サイレント映画のように字幕が出る。一方工場
>>続きを読む

バニシング・ポイント 4Kデジタルリマスター版(1971年製作の映画)

3.4

 高校生の頃に見た記憶があるが、当時はかっこいいという印象しかなかった。今回コワルスキーの回想からその背景を多少なりともわかった気はしたが、なぜ彼が予定の時間よりかなり早い15時間後あるいは翌日午後3>>続きを読む

ハンサン ―龍の出現―(2022年製作の映画)

3.4

 日本人を演じたパートを日本語吹替で、朝鮮語に対しては字幕という部分吹替版。そのため役者の口の動きと吹替に違和感を覚えてしまったが、まあ韓国映画にしては日本人武将に対してそれなりに描かれていたかな。そ>>続きを読む

シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.4

 前作に比べてコメディ要素が少なかった印象がある。前作では子供たちがスーパーパワーを手にする面白さがあふれていたが、今作はスーパーパワーに頼ることなく成長する姿やスーパーパワーを手にした責任を果たすと>>続きを読む

わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

3.5

 陰陽師だらけの国のお話でした。まあそういった善意の異能者が国を治めることで成り立っていた世界なので映画としては特殊効果が使い放題で見ごたえのある作品になっていました。そこに悪意を伴った異能者が現れれ>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

 冒頭仮面ライダーがショッカーの下級構成員を倒していくんだけど、血飛沫が飛び交うかなりグロテスクな描写となっていて、それが本郷のトラウマと重なることでその心理的葛藤を描くことになるのだけど、対ショッカ>>続きを読む

The Son/息子(2022年製作の映画)

3.5

 精神疾患を甘く見るんじゃねえ。あれだけ精神科の主治医が入院治療の継続を訴えたのにニコラスの様子をちょっと見ただけで家に連れて帰るなんて。家族が手に負えないと考えたならプロに任せることが大切なんだとい>>続きを読む

長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

3.6

 ウルフは本当は死神なのでしょうね。プスが命の大切さを悟ったことでその命を召すことを先延ばしにしてくれました。このウルフとプスの戦いは結構見ものでしたね。それにしても物語の登場人物が叶えて欲しい願いっ>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.5

 ほぼお遊びのコメディ映画でした。初めはブランドをそして食事の会計からの男女格差問題。そこには女性モデルの半分以下のギャラなのにどうしてモデルを目指すのかというカールへの質問の答えはなかった。ヤヤのカ>>続きを読む

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

3.5

 何もしなければマイケルは施設に預けられ里親が現れなければ施設で成長していくんだろうか。ジョン自身がそういった経験をしているためマイケルにはちゃんとした両親を用意したいと口にしていたが、結局マイケルを>>続きを読む

小さき麦の花(2022年製作の映画)

3.5

 誰に対してもロバに対しても優しかったヨウティエが1回だけクイインに役立たずと怒鳴りつけロバにまたがったのだが、あれは何を意味していたんだろう。弱きものへのやさしさはある意味では同情なんだけど、叱責は>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

3.5

 理系の研究バカは金子のように警察に言いくるめられちゃうんだろうなあ。警察の調書にサインするとそれが有力な証拠になることは一般の人は実は知らない。裁判で覆そうとしてもなかなか難しい。さすがに今時あんな>>続きを読む

ひとりぼっちじゃない(2023年製作の映画)

3.4

 リアルなのかファンタジーなのか境界のない作品だった。どうしてもススメの心情の変化が捕らえられなかったが、宮子の方もとらえどころがなかった。車に足を轢かれたシーンも痛さを感じられずはじめは冗談かと思っ>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

3.6

 元映画と同様でオットーとその亡き妻ソニアの愛の物語でした。ソニアの愛ソニアへの愛がオットーと世間をつなぐ架け橋だったのにそのソニアが亡くなって世間と付き合えなくなったオットーが自殺を企図するが、強引>>続きを読む