眠る猫さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

眠る猫

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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

5.0

待ちに待って、やっと我が町にやってきたので鑑賞。

リチャード3世といえば、やはりシェイクスピア戯曲のイメージだった。

リチャード3世の遺骨が駐車場から発掘されたというニュースは強烈な記憶として今も
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エリザベート 1878(2022年製作の映画)

3.8

オーストリア皇后エリザベート40歳。
ミュージカルは宝塚版も東宝版も初演から何度も観ている。

映画はエリザベート自身の内面が描かれている。
美貌の皇后と言われ、美しくあることが自分の政治の武器になる
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ふたりのマエストロ(2022年製作の映画)

3.8

クラシック界、それも指揮者の話ということで鑑賞。
ミラノスカラ座の指揮者ということで、勝手にイタリア映画だと思い込んでいたらフランス映画だった。
そしてフランス映画らしかった(笑)
話の起結は予告編と
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沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

3.9

原作は未読。
映画としては面白かった。 米軍と相対しているところは見応えもある。でも話は?だった。
海江田艦長の行動の意味が、わかるようなわからないような。そして、え?終わり?という感じで終わってしま
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劇場版 ねこ物件(2022年製作の映画)

3.0

猫を愛でる映画。
ドラマの後日譚と過去の話。

猫と美味しそうなご飯で癒される。
悪い人は出てこないし、事件が起こるわけでもない。ほっこりする。

俳優さんたちもみんな柔らかい演技でストーリーにあって
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

ジワジワと面白い映画だった。
劇中劇?でちょっと理解するのに頭の中で混乱。

全体的に画は可愛らしい感じ。
2-3秒後にクスっとなる。
家で観るには向いてない、映画館でジワジワと感じる映画。
台詞のや
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

4.5

原作漫画は未読、ドラマのみ。
普通に面白かった。
最初に喋り過ぎた感があったので、怪しいなと思って見てたらやっぱりか、だった。

確かに原爆ドームや宮島、市内電車など広島だけど、話の舞台が広島である必
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こんにちは、母さん(2023年製作の映画)

3.3

山田洋次監督・脚本。
ある意味、とても山田洋次監督らしい作品。
寅さんは今見ても面白いけど、昭和だったから面白かったんだなと改めて思う。
そこはかとなく昭和・平成風味の違和感が流れている。色々と気にも
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.5

この映画を見るまで、この事件のことを知らなかった。それだけでも、見て良かったと思う。
とても考えさせられる映画だった。
人の怖さ愚かさは、時代は変わっても変わらない。

関東大震災の後の混乱に紛れて行
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猫と、とうさん(2022年製作の映画)

3.5

猫と暮らす男性達のドキュメンタリー映画。
冒頭で、アメリカでは猫が好きな男性は変人と言われると言っていたが、そうなんだ…

コロナによる非常事態宣言の中、家族や友人に会えなくなった時に猫が心の支えに
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バッテリー(2006年製作の映画)

3.5

野球の才はあるが、性格に難ありな少年。
少年が家族、友人と共に成長していく様子を丁寧に描いている。

病弱な弟のため、特に母親の愛情に飢え、孤独をひたすら野球に打ち込む。

最後、天海祐希さん演じる母
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

3.3

綾瀬はるかのモガと美しさとアクションをひたすら楽しむ映画。
豪華すぎるキャストな割に、それぞれの人物像の背景が中途半端なことと、ラスト暗殺者Xの登場を合わせて考えると、続編を暗示しているのかもしれない
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ゲキ×シネ「薔薇とサムライ2 海賊女王の帰還」(2023年製作の映画)

5.0

ゲキ×シネ ありがとう
地方に住んでいると劇団⭐︎新幹線の舞台観劇はなかなかままならない。
本当に映画館で鑑賞できるのがありがたい。

天海祐希さんの魅力満載、満載過ぎる。
舞台で輝く役者、天海祐希を
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.0

綺麗なドレスに憧れて、パリに行くことを決意したロンドンのハウスキーパー。
ディオールのドレスを買うために必死にお金を貯める。
幸運が舞い降りるように良いことが続いて、いざパリへ。
1950年代、飛行機
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

4.5

離婚した夫婦が、娘の早過ぎる結婚を阻止すべく奮闘する話。
ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツの2人の掛け合いが絶妙。

娘の結婚に自分を重ねてしまう母をジュリア・ロバーツが演じていて、年を重ねて
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ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

5.0

さすがバズ・ラーマンとしか言いようがない。
素晴らしい。

ミュージカルを観る前に、予習と思って鑑賞。
ユアン・マクレガーが若いし、ニコール・キッドマン美しい。
ジドラーはファルスタッフみがある。
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.5

面白かった。
今回は嬴政の過去、王騎将軍の過去の話から戦闘シーンへ。
紫夏のシーンはグッとくるけど、あの回想は舞台と同じように子役の方が良かったのでは?と思った。子役じゃなかったから、嬴政が紫夏から受
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テノール! 人生はハーモニー(2022年製作の映画)

4.9

ひとつの出会いが人生を変える。
フランス、パリが舞台。寿司の出前のアルバイトををしつつ、仲間とラップバトルを楽しんでいる青年。
たまたま出前で訪れたオペラ座ガルニエ宮で出会ったオペラの歌声。
場違いを
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⾼野⾖腐店の春(2023年製作の映画)

4.8

先行上映にて鑑賞。
広島の尾道が舞台。
町の一角で豆腐屋を営む父娘と、近所に住む人々の暮らしが丁寧に描かれている。
尾道の町並み、行き交う船、夕陽も楽しむことができる。
父の作る豆腐を愛し、職人である
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.2

うーん
鳥が苦手な人は辛いかも。

もののけ+ラピュタ+ハウル+その他もろもろ。
こだま+まっくろくろすけ要素。
そんな感じ。

小さい子供には向かないかも。

どう生きるか?って言われても、生きるし
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向田理髪店(2022年製作の映画)

3.5

過疎化した田舎町を舞台に繰り広げられる、親子、友人、地域の付き合いが描かれている。
かつて夢破れて東京から戻り、家業を継いだ父親と、東京から戻って家業を継ぎたいという息子。
かつて町おこしを頑張って何
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RRR(2022年製作の映画)

4.9

やっと鑑賞。
面白かった。展開がジェットコースター並みで3時間という長さも感じさせない。
イギリス植民地時代のインド。インドの人達を弾丸の価値と比較する。背景はそういう時代。
テーマは重い暗い話なのに
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探偵マリコの生涯で一番悲惨な日(2023年製作の映画)

3.0

これはコメディなのか?ファンタジーなのか?

前情報なしに、キャストだけ見て面白そうかなと思って映画館へ行ったものの、想像とは違う映画で、ずっと不安定な感情に支配されたまま鑑賞を続ける。自分の予想とは
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オレンジ・ランプ(2023年製作の映画)

3.9

39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された男性の実話に基づいた映画。
どんな病気でも、診断直後は戸惑う。
それが30代働き盛りで認知症と言われれば尚更だろう。
本人の葛藤もさることながら、妻や家
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ノートルダム 炎の大聖堂(2022年製作の映画)

4.5

「ウソのようだが、全て実話だ」の文字から映画は始まる。

当時ニュース映像を見ても信じられなかった。
ノートルダム大聖堂の火災。その消火活動にあたった消防士にスポットを当てた映画。

実際の映像を織り
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ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

4.2

思っていたより楽しめたし、泣けるところもあり。
自分の(勝手な)フランス映画のイメージとは違う映画だった。

移民問題、彼らの教育などがテーマだけれど、あまり政治的なメッセージは強すぎず見ることができ
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大名倒産(2023年製作の映画)

3.8

痛快時代劇。引越し大名とか、利息でござるとか、そういう感じの軽い娯楽時代劇。

コメディもこなす演技派俳優で固めた豪華キャスト。本当ならちょっとシラケてしまいそうなシーンも、そうならない演技力。真剣に
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ギャラクシー街道(2015年製作の映画)

3.0

三谷幸喜さんの映画。
当時(映画館で)見たような気がするけど、内容はほとんど覚えていない。
笑っていいのか、笑えないのか。
シュールすぎてついていけないけど、徐々に慣れてきて、この不思議な世界観に笑え
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がんばっていきまっしょい(1998年製作の映画)

4.5

松山を舞台に女子ボート部を立ち上げた女子高生の奮闘が描かれる。
1998年の映画。
当時も見たけど、細かいところは覚えていなくて新鮮な気持ちで鑑賞。
あどけない田中麗奈さんが可愛らしい。
女子高生達の
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.0

海宝直人さんの歌声を聴くために吹き替え版で鑑賞。
ディズニーアニメは見たことがなく、劇団四季の舞台でしか観たことがないので、ついていけるかな?と思いながら鑑賞したけど、楽しかった。

海の中のシーンは
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

4.7

ニコラス・ケイジを満喫できる。
とにかくニコラス・ケイジ。
カッコいいニコラス・ケイジ。
かっこ悪いニコラス・ケイジ。
全てニコラス・ケイジ。
ニコラス・ケイジがハリウッドで落ち目のニコラス・ケイジを
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パリタクシー(2022年製作の映画)

4.8

タクシー運転手のシャルルと乗客のマドレーヌ、ほぼ2人の会話で話は進む。

タクシー運転手のシャルルは金もない、休みもない、不機嫌で仕事をしている。そこに現れた終活に向かうマドレーヌ。彼女は目的地の老人
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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

3.8

宮沢賢治といえば妹のトシだけど、父の視点よりに描かれている。
まず最初に、メイク(と照明)の技術ってすごいなと思った。
役所広司さんが演じる父の若い頃の肌艶が本当に若者のようにシミもシワもない。そして
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

色々と考えさせられる作品。
脚本家の坂元裕二さんが、信号待ちで歩行者が横断していたことに気づかずクラクションを鳴らしてしまったことがきっかけでこの作品を書いたという。
なるほど、物事を色んな視点から見
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.0

坂本龍一さん追悼ロードショー4K修復版で鑑賞。
オリジナルは1983年。もう40年も経っているのか!そっちに驚く。
当時はまだ10代で、映画を見てもなんだかよくわからなくて、結局何が言いたいのか理解で
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

5.0

映画になっても十分に楽しめる。
ドラマ版を見ていない人でも楽しめるように作ってあったと思う。

黒い絵を求めてルーヴルへ。
映画とあって、不可思議さは抑え気味かな。

若き露伴先生は白い服。出会う絵は
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