先日終了した東京フィルメックスより、何とか鑑賞できた作品の感想をごく短めに。
『雪の轍』『冬の街』などのトルコの巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督による3時間17分の作品。
アナトリアの僻地にある学>>続きを読む
北野武監督最新作。
IMAXレーザー上映にて鑑賞。
信長の家臣・荒木村重が反乱を起こし姿を消し、羽柴秀吉、明智光秀らに捜索を命じる。秀吉の弟・秀長、軍司・黒田官兵衛の策で捕らえられた村重は光秀に引>>続きを読む
劇作家ティナ・サッターによる米国家機密リークした女性が受けた実際のFBI尋問音声記録をほぼリアルタイムで完全再現するという舞台劇を映画化した作品。
ドラマチックに魅せるような抑揚を一切排除した、引>>続きを読む
飼い主のダグに家から遠い場所に捨てられた犬のレジーが野良犬たちと出会い、飼い主に対する考えを改め、復讐に向かうというお話。
犬たちが活躍する映画ですが、行動言動から目的まで下ネタの比率が高めなので>>続きを読む
昨年第35回東京国際映画祭東京グランプリ作品。「理想郷」という邦題になって初めて鑑賞しました。
フランス人夫婦アントワーヌとオルガはスローライフ実現のためにペイン・ガリシア地方の小さな村に移住する>>続きを読む
「婚前特急」「まともじゃないのは君も一緒」の監督・前田弘二と脚本・高田亮による最新作。
雑誌の切り抜きをポケットに詰めて妄想でいっぱいの植木屋の青年トワは、コンビニで働く園子に恋をする。園子も廃工>>続きを読む
第24回東京フィルメックス プレイベント:Filmmakers' Homecomingより
来年1月公開のフィリピン映画。
マルティカ・ラミレス・エスコバル監督と石川慶監督によるトークショーと合わせて>>続きを読む
「真・鮫島事件」「きさらぎ駅」の永江二朗監督最新作。
ネット投稿小説をベースとしたホラー作品。
元ネタ知らなかったので、100%楽しめたかは疑問ですが、グロテスクになりすぎない表現と比較的低予算な>>続きを読む
東京国際映画祭より。
1880年のチリ・チロエ島。ドイツ人入植者に父親を殺害された13歳の先住民の少女が、村の祈祷師に助けを求めるが、ある理由により迫害、監禁される中、少女は報復へと動き出すお話。
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「女王陛下のお気に入り」「ロブスター」などのヨルゴス・ランティモス監督の最新作。
ベネチア国際映画祭金獅子賞受賞作品。
東京国際映画祭にて初鑑賞しました。
前作「女王陛下のお気に入り」から作風変わ>>続きを読む
東京国際映画祭2023上映作品から、『ツバル TUVALU 』『ブラ!ブラ!ブラ!胸いっぱいの愛を』などのファイト・ヘルマー監督最新作。
セリフを一切使わないスタイルで、ジョージアの美しい山の中を>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
自己愛に溢れていて、アーティストである彼への嫉妬から、自身に注目を浴びるために違法薬物に手を出し、可哀想な自分を演出しようとした結果の顛末を描く作品。
行き着く先がいい意味でクレイジーな展開になっ>>続きを読む
ヘアコンテストにて優勝候補と目されていた美容師が変死を遂げたことから、会場内の関係のある美容師やモデルたちが噂話や憶測を呼ぶお話。
映画の出来不出来以前に、会話先行で苦手なタイプの作品で、会話の中>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
『リリイ・シュシュのすべて』『リップヴァンウィンクルの花嫁』などの岩井俊二監督の最新作。
前提として、ここからすでにネタバレなのですが、今作は東日本大震災を物語に織り込んでいて、地震の描写が大きな>>続きを読む
「なぜ君は総理大臣になれないのか」「香川1区」の大島新監督の最新作。
安倍元首相の国葬が行われた2022年9月27日当日の日本の各地域で取材された映像から、その日を振り返るドキュメンタリー作品。
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『愛がなんだ』『窓辺にて』などの今泉力哉監督最新作。
銭湯を営むかなえの夫が突然失踪し、一時的に休業していたが再開する際に堀と名乗る謎の男がやってきて住み込みで働くことになる。一方で、友人から紹介>>続きを読む
太った容姿のためクラスメイトからいじめられているサラが、プールの帰り道、そのクラスメイトが謎の男に連れ去られるのを目撃するが、逃げ帰ってしまう。その後地元で騒ぎになる中、どうすべきかというお話。
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「第9地区」などのニール・プロムカンプ監督最新作。
プレイステーションの同名レースゲーム内オンラインイベント成績優秀者を実際のプロレーサーとして育成した実話を元とした作品。
Dolbyシネマにて鑑>>続きを読む
「インセプション」「テネット」などのクリストファー・ノーラン監督最新作。
日本語字幕付きの本編を観る機会に恵まれたので、ほんの少しだけ感想残します。
原作未見のため、予備知識なしで観ると登場人物の>>続きを読む
「わたし達はおとな」の加藤拓也監督の最新作。
前作が若い人にしか刺さらない設定と不毛なストーリーラインだったので、見送るべきか迷いましたが結局観ることになりました。
前作よりには、大人の鑑賞に堪え>>続きを読む
『これは映画ではない』『 ある女優の不在』などのジャファル・パナヒ監督最新作。
監督自身が出演するセミドキュメンタリースタイルでイランという国への批判を繰り返し、自国では上映禁止、今作撮影後に逮捕>>続きを読む
双極性障害を患う黒人のケネス・チェンバレンは医療用通報装置を誤動作したため、白人警官が駆けつけるが、その伝達ミスにより誤解が生じてしまった実際の事件を元に制作された作品。
黒人と白人の間にある見え>>続きを読む
「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」シリーズ最新作。
過去に映画化されたこともありましたが、あまり映画向きの題材には感じていなくて、今作も「コワすぎ!」のフォーマットをなぞりつつも、白石監督作品出演者>>続きを読む
林海象監督による「私立探偵濱マイク」映画三部作の2作目の4Kデジタルリマスター版。
続編ということで、前作のような古き良き日本映画のような荒唐無稽さは、若干影を潜めたものの相変わらず、物語というよ>>続きを読む
「A」「A2」「i 新聞記者ドキュメント」などのドキュメンタリー作品を手がけてきた森達也監督による初の劇映画作品。
1923年に発生した関東大震災直後の混乱の最中に起きた人種差別に起因する事件を様>>続きを読む
『グランド・ブダペスト・ホテル』『ムーンライズ・キングダム』などのウェス・アンダーソン監督の最新作。
ファーストデーと公開初日が重なって、満員に近い客席でしたが、相変わらずエンタメとは極北の難易度>>続きを読む
1994年製作の林海象監督による「私立探偵 濱マイク」シリーズ第一弾の4Kデジタルリマスター版上映で久しぶりに鑑賞。
過去作なので感想短めに。
大変懐かしい気持ちになりましたが、今の時代に観る>>続きを読む
グレタ・ガーウィグ監督、ノア・バームバック共同脚本作品。
「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」の直後に観てたのですが、感想なかなか書けなくてやっとです。
バービーランドで毎日幸せに暮らしていたバ>>続きを読む
チリに実在したコミューン「コロニア・ディグニダ」にインスパイアされたチリの2人組の映像作家によるストップモーションアニメーション作品。
コロニア・ディグニダについて、最低限の知識は必要ですが、大変>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
デヴィッド・クローネンバーグ監督最新作。
近未来、環境変化に対応するために痛みの感覚を失い、体内で新たな臓器を産み出す病気をを抱えたアーティストののソールは、パートナーのカプリースとともに、臓器にタト>>続きを読む
セルゲイ・ロズニツァ監督最新作。
同時公開につき、続けて鑑賞。
連続投稿失礼します。
1946年1月、キエフにて行われたドイツ軍関係者15名が人道に対する罪で裁かれる裁判の模様を収めた記録映像を映画>>続きを読む
「バビ・ヤール」「ミスター・ランズベルギス」などのセルゲイ・ロズニツァ監督最新作。
過去のアーカイブ映像を編集、音楽などの効果を加えて、製作されたドキュメンタリー2作が同時公開されました。
『破壊>>続きを読む
「クラム」のテリー・ツワイゴフ監督による2001年の作品をブルーレイにて鑑賞。
公開当時、大変影響を受けた作品で、翻訳版の原作コミックも読みました。
親友のイーニドとレベッカが高校を卒業後、進学も>>続きを読む
「クレヨンしんちゃん」の全編3DCGで製作されたアニメーション映画。
『モテキ』『バクマン。』などの大根仁監督作品。
内容はともかく、キャラクター造形が3Dなのに、動きも全く違和感がなく、見られる>>続きを読む
高校の吹奏楽部を描く「響け!ユーフォニアム」の新作中編アニメーション。
元々好きな作品シリーズではあるので、ひいき目に観ますが、原作の短さ通り、これからというところで終わってしまう消化不良感は残り>>続きを読む
過去作観てないのですが、アイザック・エスバン監督脚本によるホラー作品。
奇妙な病気にかかった妹の療養のため、家族とともに母の田舎で祖母と共に暮らすことになるが、その祖母の行動が不可解に見えてくると>>続きを読む