ヒノモト

遥かな時代の階段を 4K デジタルリマスター版のヒノモトのレビュー・感想・評価

3.5
林海象監督による「私立探偵濱マイク」映画三部作の2作目の4Kデジタルリマスター版。

続編ということで、前作のような古き良き日本映画のような荒唐無稽さは、若干影を潜めたものの相変わらず、物語というより描きたいシーンやカットを物語に落とし込んだような作りで、雰囲気優先の印象に残りにくいお話でした。

結局何でロシアン・ルーレットで命運を決めたのかが印象に残らなかったですが、前作よりは濱マイクの物語中心の物語になっている分、観やすかったし、前作同様、佐野史郎さんの演技だけが、この映画の世界観にハマっていました。

きっと3作目も観ることになるのは、濱マイクとこの世界観に魅力があり、当時の軽やかな日本映画の良さを感じられること、その懐かしさに触れる喜びなんだと思います。
ヒノモト

ヒノモト