dirさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

恐怖のメロディ(1971年製作の映画)

3.2

古典的な愛憎劇。一夜の関係で終わるはずが、次第に豹変していくストーカー女に翻弄されるイーストウッド。女のサイコぶりもエグいが、やばいと分かってる女にお色気誘惑されると安易に乗ってしまう男も男だ。

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.0

レベッカ・ファーガーソン、すげー綺麗。キューブリック作品の続編は、あまり期待を超えないことが多い。「2010年」とかも期待外れだったし。
もちろん本作では、キューブリックが作品に留めた不思議な伏線のほ
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.0

予告編で見た通り、基本チャイルド・プレイと同じかんじ。ただ技術進歩でオモチャが高度化した分、チャイルド・プレイで見たチャッキーの鈍臭さや愛らしさみたいなのは完全に消えて、ただ心無い人形の豹変殺人鬼映画>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.2

Amazonプライムが、今日まで配信してるので久しぶりに見た。こんな奇妙で起伏のない映画だったっけ。起伏がないから、どこら辺を楽しんでみるかで映画の印象がけっこう変わりそうだ。これは、何かしらの考察見>>続きを読む

キンダガートン・コップ(1990年製作の映画)

2.8

途中で飽きてみるのをやめた。最後まで見終える自信がない。アーノルドシュワルツネッガーの演技があんまり好みじゃない。

コーカサスの女虜、もしくはシューリクの新しい冒険(1967年製作の映画)

3.9

ソ連コメディを初めて見た。個性的な俳優たちのユニークな演技と広大なコーカサスの大地で繰り広げられる誘拐劇がテンポのいい痛快な喜劇にまとまってあっという間に見終えた。かなり軽快で心地いい。本国では、国民>>続きを読む

市民ケーン(1941年製作の映画)

3.2

名画という評価が広まり過ぎて、過度に期待し過ぎたかも。上映当時としては撮影技法だったり、弱冠25歳にして監督出演も手がけてしまうという画期的な点が、評価されたのかもだけど、物語としては普遍的であって今>>続きを読む

さよなら、人類(2014年製作の映画)

3.8

何度も繰り返される「元気そうで何よりね 元気そうでよかったわ」という他人行儀な言葉。
映像は殺風景で、終末観が漂い、絵画が動くようないい違和感があった。

真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.5

不器用な人間が、その境遇から逃れようとする中で大事な人を見つける。そういうはぐれ者に、希望を見るのか、絶望を見るのかは見ている側に委ねられている。
一緒に脱獄した人間は、希望を目の前にあっけなく死んで
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

5.0

色んな出来事や出会いを通じて、偏狭な先入観が薄れてきて人生がどんどん色味を増して楽しくなってくるこの感じ。すごく勇気付けられた。

スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.5

パーツが一個ずれるだけで何もかもうまくいかなくなる。こんなはずじゃなかったのに…と深い自己嫌悪に堕ちて、恵まれた環境に気が付かないままなりふり構わず当たり散らす憂鬱な思春期。うーん、結構見ていてイラッ>>続きを読む

グリンチ(2000年製作の映画)

3.7

最近一気に寒くなりひと足先にクリスマスを感じている流れで見た。視覚の面白さとジム・キャリーのいつものユニークな演技がこの作品を最高に仕上げる。「クリスマス・キャロル」と似たような不変な愛をくれる。

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.7

多感な時代にSNSに囲まれて育つとはどう言うことなのか。自分はダイレクトにその世代ではないけれど、中学校の終わりくらいからSNSが盛んになって、大学生になった今では、知り合いのインスタを見ては、自分と>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.5

サイコホラーという言葉が先行しすぎたせいか、思ってた映画ではない感じ。頂点まで登り詰めた先には、いつ振り落とされるか分からない恐怖しか待っていないのかもしれない。結局信じられるものは、自分しかいないと>>続きを読む

許されざる者(1992年製作の映画)

4.0

勧善懲悪の西部劇のハードボイルドとは全く違った。どこかで観たことあるなーと思ったら、舞台が違うだけでやってることはたぶんダーティハリー。
裁き裁かれる合い、善と悪の境界線が曖昧な、自分が見てきた西部劇
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.9

正直、前半はただのシリアルキラー映画で動機も見えてこないしこのままいくと退屈かも…と思っていたけど、後半にかけて突然ついていけなくなるほど予想せぬ展開が押し寄せて、久しぶりに訳の分からない映画が見れて>>続きを読む

ハロウィン(1978年製作の映画)

2.9

セックス前後で殺人に及ぶのはよく意味がわからない。性的コンプレックスが殺人の動機なのかな。単に、殺人鬼はセックスしてる奴がめちゃくちゃ嫌いな童貞なのか。
ただひたすらに悪意に満ちた一方的な殺人だからあ
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リオ・ブラボー(1959年製作の映画)

3.5

ディーン・マーティンとリッキー・ネルソンが歌う『ライフルと愛馬』と『シンディ』が、すごく良かった。

ダーティハリー3(1976年製作の映画)

3.5

新しい相棒の登場で、新鮮な展開がありつつも敵役がどんどんショボくなってる。

ダーティハリー2(1973年製作の映画)

3.8

一作目よりもアクションが派手になってる気がする。ただ、一作目ほどのキャラハンに期待感は持てなかった。ジョン・ウィックのポスターに似てる。

アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.3

勝手に今泉力哉作品は、恋愛系ばかりだと先入観があった。でも、これは自然に入り込めた。
否が応でも、SNSを通して器用な人たちの都合良く切り取られた映像を大量消費していくうちに、いつの間にか劣等感に苛ま
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

2.9

ファンタビの世界観があんまり好みじゃないかもしれない。一作目が一番分かりやすくて好きだった。グリンデルバルドとダンブルドアの関係にあんまり興味が湧かないし、結局見たかったのは過去じゃなくて未来に向かう>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.5

どうしたって前作シリーズと比べてしまうのだけどやっぱり少し見劣りする。ハリーポッターは、ハリーの成長を見守るという若干の当事者意識を持って見ていたのかもしれない。ファンタスティック・ビーストはやや客観>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

4.0

超大作なシリーズ物だからそれぞれのキャラクターがかなり濃い分、あっけなく死んでまうと喪失感がすごい。最後のヴォルデモートとの最終決戦は意外とあっさり淡白で終わった。
一週間でシリーズ全部見返したので、
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

3.9

学園ファンタジーの域を飛び越えてダークファンタジー感がどんどん強まっていく。ロンの被害妄想には若干うんざりしつつもやっぱり憎めない。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.8

アンブリッジがめちゃくちゃしすぎる。チョウ・チャンは告げ口して以降、謝らせてももらえず登場もしなくなる。青年期の葛藤への描写もだいぶ増えてきて、さらに面白くなってきてる。

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

3.9

今のところ一番完成度高い。もはやキャラが立ちすぎて何してても面白い可能性すら感じる。

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

3.7

2作目から、たったの2年しか経っていないのにみんな成長しすぎじゃない?前作に比べると大きな展開はさほどなく、明確に何かを成し遂げた達成感はあまり感じられないままエンディング。ただ、その後も重要になって>>続きを読む