前に見た時よりも面白がれてる自分がいた。カウリスマキ作品見た後だと、最後のヘルシンキ編に出てきた人たちにすごく親近感。見るたびに好きなエピソードが変わって楽しい。
ティナ・ウェイマスのベースの弾き方にグッときて、トム・トム・クラブが好きになった。映画を見てる途中で疲れて眠たくなってくると、気分が少し整理されてきた。疲れるとどうでも良い悩みとか吹っ飛ぶ。意味を求め>>続きを読む
理髪店の店主がギターを弾きながら、「just call me lonesome from now(これから俺のことは寂しがりや屋と呼んでくれ)」と歌うシーンが好きすぎて調べてみたんだけど、call m>>続きを読む
Mac DeMarcoが突然出てきて、ビックリした。
痛いこと、辛いこと、悲しいことがどうしても忘れられない時は、新しいものがそれを塗り替えてくれるまでじっと待つしかない。忘れるまで食べて、寝て、ごち>>続きを読む
紅葉の中、ポニーテールの少女は8歳の自分の母親に出会う。2人はココアにミルクを注ぎパンケーキを作り、ボードゲームをして笑い合いながらお互いの時間を静かに、優しく、穏やかに共有する。そうしていくうちに、>>続きを読む
ラストで、赤ちゃんが産まれて新たな命に微笑みかけるマックイーン。これが彼の遺作なのはちょっと複雑な気持ち。映像的には、面白くなりそうな雰囲気があるけど、動機やらそれぞれの背景がほぼ描かれないから奥行き>>続きを読む
人生ってこんなもんでいいと気持ちが楽になった。下品さもおバカ具合もここまでくると愛しかない。こんな友達に出会えた彼らは最高。
ホラーかSFのどっちか見たい気分だったから、どっちも満足できるかもしれないと思って見た。
専門家とは思えないような衝動的な行動ばっかりでB級ホラーを見てる気分になった。SFの神秘さはないかな。
生きることも死ぬことも車の中でずっと語られている。そうしてよくわからない赤の他人ことばを聞いて勝手に納得したりしていくうちに、いいこともわるいことも全部ふつうになっていく。こっち側が、勝手に意味を見出>>続きを読む
人生を印刷し他人と比べることは楽しい。平山は他人の関心を自分に引こうとはしない。それは意外と難しいと思う。
自分で作った習慣に帰ってくる。そこは守られた場所で、帰る場所でもある。それが乱れ変わってしま>>続きを読む
父が不幸に見舞われ、迷いながらも悪行に手を染めていく。それをじっと見つめる息子の手は繋がれている。なんだか胃がキリキリした。
同じイタリアの映画「ライフ・イズ・ビューティフル」('97)が、父が息子に>>続きを読む
入り組んだストーリーテリングで、映画業界全体を少し皮肉っていて、この映画自体もその構造に飲み込まれているというラスト。彼にとってはハッピーエンドではあるけど、大局的に見ればバッドエンド。
冒頭、様々な>>続きを読む
設定としてはコメディにすらできそうなのに、カウリスマキが撮るとどうしたって不遇な男の人生になる。洗練されているとかに関わらず、カウリスマキが撮る映画は、意図していなくても必ずああなってしまうような気が>>続きを読む
ケンタッキーがどうしても食べたくなってUber。下の自販機でコーラも買った。こういう時は、コメディ映画を見たいと思って雰囲気の良さそうなこの映画をレンタル。
気の抜けたナードな高校生、ナポレオン。名>>続きを読む
最近、カウリスマキ映画を結構見ていた。これに先駆けていたわけじゃないけど、見ておいて良かったと思った。カウリスマキ映画が特に日本で評価される理由を考えていた。
たぶんそれは、「いつでも夢を」や「上を向>>続きを読む
見る前と見た後では、世界への視線が少し変わる。良い映画体験。日本だとここまで露骨に年齢蔑視を感じないせいか少し突飛な感じもしたけど、それは自分がそのくらいの年齢になっていないからなのかもしれない。これ>>続きを読む
割と自業自得で片付く部分が多い。でも、それは好奇心ゆえの冒険でもあり、誰しも簡単に当てはまってしまうような妙な親近感がある。SNSが一つの題材になりながら、単にホラーに収まらない、そこに置かれた若者の>>続きを読む
暴漢にあい記憶喪失になった男が、ホームレスになりながらも幸せを見つけていく物語。記憶を失う前の男は、仕事も家もあったが心は満たされていない。金がなくても夢はいつだって見なきゃいけないのかもしれない。そ>>続きを読む
ジェシカ・ハーパーがいないと成立しない。テーマは魔女。3部作らしいけど、この感じだと同じ味だろうからたぶん見ない。ツッコミどころしかなくて、演技も音楽も過剰で、視覚的にも赤が強調され過ぎてけっこう見づ>>続きを読む
エレーヌ・シャトランに恋した。でも、彼女は他の映画には一本も出てないみたい。
2024.2.11
シネフィルWOWOW 大塚明夫ナレーションで再鑑賞。割と短い期間でもう一度見ることになるとは思わなか>>続きを読む
カウリスマキがすごく影響を受けたと聞き、どんな映画なんだろうと期待を膨らませていた。いざ見ると、すごく言葉にしづらかった。これを頭の中で、撮ろうと思ったら監督がすごい。淡々と心の機微を描いている。物語>>続きを読む
全部見たわけではないから何とも言えないけど、カウリスマキ作品の中でもたぶん、一番見やすい気がする。他の作品に比べて展開が多くて、人に薦めるならこれかも。黒澤明の「生きる」を思い出した。似たようなテーマ>>続きを読む
いきがって臆病でウブで不器用でダサくて、全部いい。抜け目がない人より人間らしくて良い。
出てくる人がほとんどポンコツだったり、途中まで胸糞が悪い。でも、自分を含めそう言う出来事や他人にどう折り合いをつけて、楽しく過ごしていくか。そういうヒントがある。自分が死ぬ時もなんか胸糞悪いこといっぱ>>続きを読む
冴えないおっさんが実は…というベタ的展開。胸熱。誇張したコメディテイストのCGも笑いありで楽しく見れる。
自分が商品そのものになる怖さ。消費され摩耗し、精神崩壊していく様子がリアルで怖かった。大風呂敷を広げすぎない。身の丈を知ること夢を見ること、このバランスをちょうど良い感じにするのがすごく難しい。
あと>>続きを読む
人生の中でもこんなに好きになった映画ないかもしれない。大きな展開も感動もないのに、どうしてこんなに好きなんだろう。多分、頭の中で見たかった映像とついに出会えた喜びがでかい。台詞も少ない、オフビートな温>>続きを読む
うまくやろうとするな。人は賢いから余計なことまで心配して身を竦め、躊躇ってしまうことばかり。心配するのは明日くらいまでにして、脳を空っぽにシンプルにいきたい。
どこまでもユーモアを忘れないホーキング。誰かを貶めたりせず、互いに敬意を払いながら支え合う関係性がまぶしい。
一生を添い遂げる人はどこかしら尊敬できる人が良いな、やっぱり。