ロランスさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.8

うーん…怖かった。
Mom…

突き詰めると変なところもあるけど、けっこうハラハラした。「Search」の監督なんですね💡

ところで、クロエが夜中に起きてきた1階の奥に人の影があったんですけど…
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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

4.2

TBSのドキュメンタリー(民放でこんな番組が作れるのかという驚き…)を観て、ノルウェーの解放的な刑務所の存在を知り、また、ウトヤ島の惨事を知った。

ワンカットの臨場感…。怖い。

こんな惨劇の場に居
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聖なる証(2022年製作の映画)

4.1

音の効果が印象的。
違和感ともなる音楽の数々…

でも、意外と馴染んでいるのか指摘されている様子もあまりない。

“異宗教”を追体験的に味わう映画としたら、とても価値のある映画だと思う。生きづらさの理
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.5

自分が知っているムーミンは、ムーミントロールの物語のほんの一部に過ぎないんだなぁと思う。

アニメ化されていない原画を観るとどこか不穏な雰囲気もあって、それが作者の葛藤に由来するものだとしたら少し納得
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エッシャー 視覚の魔術師/エッシャー 無限の旅(2018年製作の映画)

3.8

幼い頃に、祖父母の家で彼の画集を観た記憶があり、その不思議な世界観が強く印象に残っている。

だまし絵のエッシャーとしてしか知らなかったので、絵の変遷や人となりを知ることができて面白かった。

実際の
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きみがくれた物語(2016年製作の映画)

3.4

友人からの映画捜索?をきっかけに、観ることになった🔮

恋愛ものの映画にはうとい…

なぜだろうな。疑似体験としてハードルが高いからかなぁ…?

これは舞台が素晴らしい🌳🛥️✨
自然が美しくて、最高の
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世界で一番ゴッホを描いた男(2016年製作の映画)

3.8

すごい世界があるものだ。

どう見てもゴッホ“風”でしかないのに…。でも買う人がいるから注文が来るわけで。

しかしこんなに身を粉にして働いても、20年ゴッホ風の絵を描き続けても、1日の大半を工房で過
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.0

ずっと気になっていて、でも長いからタイミングが難しかったけど…やっと。

いやーグロい怖い恐ろしい。
夜に観るもんじゃない…😅

韓国映画は、どこまでグロく描けるのか見えない誰かと勝負してるのか?!と
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.0

原作買いました。読みます。

阿部サダヲの瞳がどこまでも暗くて深くて、深淵とはこのことかと。

なぜ怖いのか?
まばたきが極端に少ないのと、目に動きがないから人間離れしているのだと気づく。

ほぼ山崎
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.0

すんごい皮肉というか…☺️

グルメを突き詰めるとよく分からなくなる領域があると思うけど、それを映像化したような感じ。もはや大喜利では?という。

あとは、料理の原点みたいところにも光が当てられていた
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アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.3

脚本かなぁ…うむ。
申し訳ないけど寝てしまった😴

前回は4人で脚本書いているので、洗練されていたのかもしれない。

ミッキー・ロークは、強面だけど、目が可愛い。あのムチのような武器が強すぎる…笑

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.6

塚地さんが幼い子どものように見えた。

障害のある人たちのグループホームに対して、住人たちは果たしてあんなに冷たいだろうか?と違和感を覚えつつ。

結局のところ問題が解決していないようにも思えるけど、
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アイアンマン(2008年製作の映画)

3.8

今さらすぎるけど…
かっこよかった。

ロバート・ダウニーJr
久々に観たような👀

グウィネス・パルトロウ👠が秘書だったら、仕事が捗りそう…←

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.4

タイトルや表紙からは想像できなかった、とても美しい描写の数々。最終的には、美しいだけではない、ゾクッとする怖さも……

もう一度見直したい…
見え方が変わってくるかも?

これが「湿地の娘」でなく「青
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.7

SFなようで、どこかぼんやりと感覚的というか、理詰めではない映画。不思議な光のシーンや余韻を長めにとる編集が、とても印象的だった。

倍賞千恵子さんの話し方や声が祖母に似ていて、途中とても切なくなる。
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トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

3.7

読んでいた本で紹介されていたので。

*****
リストラされたことを家族に伝えられないなんて、なんだかとても寂しい。そんなときこそ一緒に頑張りたいのに。

もし自分がこの父親や母親の立場だったらどう
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.3

ウェス・アンダーソン監督、とうとう架空の雑誌を作り上げてしまった😌笑

彼は本当にアメリカ人??作品から溢れ出るヨーロッパ臭はどこから…?!

恥ずかしながら、わたしの頭では理解に及ばないところも多々
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ピノキオ(2022年製作の映画)

4.0

ダンボの実写化で少々躊躇していたが、これは観てよかった…!

ゼペットが亡き息子に重ねてピノキオを作ったという序章で、切なくなってしまった。そんな背景があるなら、むしろアニメ版でも描いたらよかったと思
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still dark(2019年製作の映画)

4.3

よかった。

「サラメシ」で盲目の男性がお弁当を作っている回があった。見えなくても、自分の把握する空間や道具で料理を作るのは可能なんだとわかった。
だから、この主人公もナポリタンをちゃんと作れそうな気
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101匹わんちゃん(1961年製作の映画)

4.2

子どもの頃にたくさん観た😊
まさかの1961年制作とは…

今また観返してみると、なんだかお洒落な作品だった。絵画のような色合い、イラストぽいタッチ、コミック風な画面の使い方。

子どもの頃には分から
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ダンボ(2019年製作の映画)

3.0

うーむ。

オリジナルのダンボが好きなので、ストーリーも主人公も違う、あまりにも人間都合なこの作品は受け止めきれない😏

そもそも手品やサーカスみたいなものが個人的に好きじゃないのもある。「すごいだろ
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

3.9

ディズニープラス強化月間🌱

イタリア行きたい
パスタ食べたい
海に入りたい
夏が恋しい…

そんな色んな欲求が
湧いてくる映画でした。
(なんか頭悪い感想…😅)

そして父になる(2013年製作の映画)

4.0

3回目鑑賞。

子どもが生まれたこともあって、視点が少し変わるかなぁと思い。

相変わらず心地よい映画だった。
季節や温度を感じる画面、彩りを加えつつ邪魔しない音楽が好きだ。

6歳ってすごく微妙な年
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.8

好みや性癖は人からとやかく言われることじゃないけど、性犯罪とかに結びつくならば責められて然るべきで、そのボーダーラインは明確かと思う。

主人公たちは「ロリコン」「頭がおかしい」とか色々言われていたけ
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.8

マリコとシィちゃんは2人とも脆くて、お互いだからこそ精神的に支え合えるような、凸凹なところがあったのかな…って思う。

ただ、本当に状況的にも支え合うには、あまりに若すぎた。離れてしまった。

漫画が
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.0

「旅立ちの日に」…泣ける🥲

とっても性善説な作品。
いい人ばかり。とくに泉が原さん(市村正親だから妙に強い説得力…いい人過ぎて笑けてくる😂)。

前情報なしで(あらすじとかも未読で)観たほうが楽しめ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.1

ジョーダン・ピール監督。
不穏な空気…怖いもの見たさ。

ちょっと難しく考え過ぎたというか、謎解きしようと構えてしまった。もう少しシンプルに観てよかったのかな。

個人的には、
謎はなぞのまま…
でも
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老人Z(1991年製作の映画)

3.8

大友克洋は未来から来たのかな…?

介護保険制度ができたのは2000年なのに、1991年の作品でここまで描けるかな。今の超高齢社会の様相とか、AI暴走の可能性も、なんだか的確に描かれすぎて。

東京オ
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.9

映画らしくないほど平和…!笑

ロケーション変えてみようと(?)冒頭には京都へ行ったけれど、それも一瞬であとは日常が戻ってきた…!笑😂

とても癒やされた〜👏

20時に帰ってきてぶり大根を作り始める
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私は世界一幸運よ(2022年製作の映画)

3.4

久しぶりのミラ・クニス👀
相変わらず綺麗でした。

過去とようやく向き合える主人公。
時間がかかっても仕方ない。

1つ思うのは、子どもにあんなにつらいことがあったとき、相談できるような親でありたいな
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ブロンド(2022年製作の映画)

3.9

予想以上の闇(病み)でした。

マリリン・モンローが経験したであろう苦しい出来事やぼやける視界、削がれる自尊心、そういった重いところが多々描かれており、観る側にもかなりの負荷が…

表現方法は多彩で、
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.0

早朝に伸びる青髭と、
目の下の黒いくまが、
リアリティを強くさせた。

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.7

こんなに崇高な「力」の使い方を見たことがなかった――

観なければと思い早数年…
もっと重苦しい映画だと思っていたが、そんなことはなかった。テーマこそ重厚だけれど、3時間以上を飽きさせない技術とエンタ
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余命10年(2022年製作の映画)

4.0

病気もの・余命ものは少し苦手だけど、この映画はちゃんと最後まで観られた。

よくある“お涙ちょうだい”にはとどまらず、丁寧に構成された画面や展開、さらに美しい瞬間がいくつもあって、自然に感情移入できた
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