おくむらひさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

バビロン(2021年製作の映画)

1.8

古典映画へのトリビュートが随所に散りばめられているのだろうけれど、それよりもまず強く感じたのはバズ・ラーマンのThe Great Gatsbyとクエンティン・タランティーノのOnce Upon a T>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

1.4

このレビューはネタバレを含みます

映画後半でカウンターアースは滅亡させられ、大勢の命が奪われた。サノスなど比にならないほど大規模で悪辣で理不尽な形で。しかしこの作品は、大勢の命が失われる瞬間をスクリーンに投影しておきながらも、それに少>>続きを読む

ゴーステッド Ghosted(2023年製作の映画)

1.0

アナ・デ・アルマスとクリス・エヴァンスを目当てに観たが、監督が誰かを確認するのを忘れてた。コメディであろうが何であろうが、ともかくデクスター・フレッチャーにまともな映画を撮れるわけはなかった。
世界中
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リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

1.5

キャンセル・カルチャー、リンチ、アウティングをイシューとして扱いながら、最後はとにかく家父長制に毒された男が一番悪い、ってそれで丸く収まるわけないでしょ。家父長制という言葉を繰り出しはするけれど、リベ>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.5

この作品で暖かな光を見ることができるのは、若き兵士たちがドイツ国内で愛国心由来の闘争心を激らせている間のみ。前線にあるのは、美しく映されてはいるが同時に殺風景な、雨、霧、血の色と混ざり赤くなった泥濘、>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

1.8

駄作
ソニー/コロンビアで最後まで作らせれば良いものを、下手に映画会社を動かしたのが間違い
キャリー・ジョージ・フクナガが安易に持ち込む日本モチーフの薄っぺらさ
007、スパイモノとしてのフェティシズ
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.1

前作のパーソナルな描写から、世界的陰謀へとシフト
慰めの報酬で見せたシャープな新自由主義批判と比べれば、地に足がついておらず中二病くさい
オープニングのワンカットから始まるアクションは最高

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.7

慰めの報酬と比べて、ボンド個人によった描写にシフト
撮影監督とバビエル・バルデムと予算で成立してる

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

4.3

コチャバンバ水紛争←IMF 新自由主義政策への批判
帝国主義的な傾向が見られる007にしてはかなり切り込んだ内容
ダニエルボンドでは1番良い
マチュー・アマルリックの存在感

連続でシリーズ見たので一
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

1.8

タイミング合ったから観てきたのだが、すごく嫌な気持ちになった。THEアニメ的なキャラクター造形やポエム的なセリフに表れるエモさはまぁ苦手なのだが、それよりも主題とモチーフとそこから導く結論がつらかった>>続きを読む