仙台短篇映画祭にて鑑賞。
ゲストに川瀬陽太。
短いので考える時間もなく、解説がなかったら理解できなかったかもしれない。
一瞬も目が離せない。
アニメでも実写でも、こんなに釘付けになる作品にはめったに出会えない。
81分にぎゅっと凝縮されていて、無駄が一切ない。
公開から四半世を経た今、劇場で観るという体験ができて感動し>>続きを読む
それほど興味のないジャンルだったけれど、音楽のルーツを知るのが好きなので鑑賞。
やはり、ジャンルに興味ある人向けの内容だった。
音楽ドキュメンタリーとしては、淡々として退屈に感じる。
最大の謎は、再現>>続きを読む
マニアックすぎることなく、受け入れやすい構成。
音楽ドキュメンタリーとして普通におもしろかった。
シーナと鮎川誠は公私共にパートナーだったから、バンドのこともふたりの家族のことも、すべて詰まっていた。>>続きを読む
典型的な探偵もの。
この作品では事件そのものより人間関係が深く描かれ、ゆったりと進む。
1話完結の日本の刑事ものに近い。
残酷な事実、残酷なラストシーンが印象に残る。
撮影の数日前に結末が決まったとい>>続きを読む
タイトルにアイヒマンが入っているのに、本人をほとんど見せてくれない方式。
会話量の多い作品なのに、会話が全然おもしろくない。
それとも、脚本がイマイチなのか。
または、中東の作品が自分の肌に合わないの>>続きを読む
共感できることがすべてではないけれど、まったく共感できるところのない作品。
モラハラ気質で、更には遠回しな言い方をする文則が気持ち悪い。
不倫する人は本当に何回もするのだなぁとある意味感心した。
財力>>続きを読む
2018年から2022年までの夏が描かれている作品で、当然コロナ禍にも触れられている。
コロナ禍に入る前のザ・青春な前半部分とラストがエモい感じで、それ以外は宮崎大祐監督らしさ全開だった。
熱帯夜を彷>>続きを読む
退廃的な雰囲気に支配されたストップモーションアニメ。
軽い気持ちで映画館に足を運んだけれど、蓋を開けてみれば玄人向けの作品だった。
かなり作り込まれているので、隅々まで見渡そうとすると集中力を要する。>>続きを読む
主演の安倍一希氏の舞台挨拶付き上映にて鑑賞。
「陰」と「陽」の陰100%作品。
設定が非常に重いテーマであるし、雰囲気もずっと深海の水底のようで重い空気が漂う。
基本的に静かで、台詞が少ないシーンも>>続きを読む
数十年前の昼ドラのような雰囲気。
恐い人たちが登場したりして、開始5分で、失敗したかな?と思った。
とにかくツッコミどころ満載である。
ただ、こういった作品はたいていテンポ良く次々と事件が起きるので、>>続きを読む
警察が組織として腐っているし、様々な問題があるし、特に女性はアルジェリアで生きることが大変そう。
次々と困難に見舞われながらも必死に生きていくフーリアのお話。
とても親しみやすい作品で、99分が短く感>>続きを読む
ロードムービーは次々景色が変わるからわりと飽きずに観られるものが多いと思うけれど、この作品は全然だった。
会話量が多く、その内容が壊滅的につまらない。
文化の違いのせいだろうか。
子役は小生意気な感じ>>続きを読む
バカンス中に出会った10代の少年少女、夏の思い出。
常に夕方のような色彩が儚さを助長する。
少し年上の大人っぽい女性に憧れを抱く少年の気持ちはわからなくもない。
ただ、同性の自分から見てクロエがあまり>>続きを読む
原作未読。
文学的な台詞が特徴の個性的な作品。
40分くらいの短編なのに、序盤のお笑いライブのシーンが長い。
しかも、かなり寒いのに客がめちゃくちゃ笑っていて引いてしまった。
自分にはちょっと感覚が合>>続きを読む
アニメ版はもうとっくに観ていないので、知らないキャラが活躍していた。
ストーリーは、劇場版だからすごくドラマチックかといったらそこまででもない。
見どころは、やはり破壊。
リニアがまるでヘビのおもちゃ>>続きを読む
小学生の頃、健康ランドで大衆演劇を鑑賞した記憶があるくらいで、あまり詳しくは知らない。
大衆演劇とは珍しいテーマだな、くらいの軽い気持ちで鑑賞。
期待を大きく上回る秀作だった。
脚本がとても良い。
序>>続きを読む
ホラーと考えるとあまり怖くはない。
不気味、という感じ。
「得体の知れない力」が働いているのが北欧ホラーの特徴のひとつであるが、この作品のメインがまさにそれだった。
子供目線の話だけれど、子供っぽさが>>続きを読む
イタリアの庶民の暮らしを描いた作品。
家族の話で、人間模様がいろいろとある。
サンドロ役の子が天才。
表情といい堂々とした立ち居振る舞いといい、中に大人が入った着ぐるみではないか。
列車の走るリズ>>続きを読む
海兵隊になるための訓練を通して、ひとりの青年の成長や心の動きを描いた作品。
フレンチ役のジェレミー・ポープの演技がとても繊細で、彼が涙を流すシーンはどれも心を動かされた。
フレンチのキャラクターが純粋>>続きを読む
是枝裕和監督らしく、生活感がありつつも繊細な描写で、作品の世界に入っていきやすい。
室内のごちゃごちゃ感は見事。
前半は良かったけれど、嵐の中ふたりを探しに行くシーン以降は急速にトーンダウンし、時間が>>続きを読む
テーマ曲を聴いただけでわくわくしてくるし、その期待を裏切らない作品。
鍵のデザインが厨二病的なのが気になったが、もちろんそんな細かいことは途中で気にならなくなるほどアドレナリンに支配された。
自分はア>>続きを読む
今回初めて鑑賞。
幼い頃母親に捨てられ、京劇の世界に身を投じることになった小豆(蝶衣)の人生を描いた大作。
京劇にすべてを捧げた男の悲しい物語。
中国の歴史が大きく動く1930年代〜1960年代頃を主>>続きを読む
すべてが舞台作品っぽく、好き嫌いが分かれそう。
自分はあまりはまらず、全然笑えなかった。
一対一のアクションシーンをちゃんと見たくても、カメラが被写体に近すぎて全体の動きが捉えられていない。
アングル>>続きを読む
脚本がイマイチ。
ダークな要素をプラスした昔話風。
昔話風でも、いろいろと倫理観が狂っているので、子供にはあまり見せたくはない。
展開が予測できてしまうし、世界観が暗すぎるので子供も喜ばないと思う。>>続きを読む
自分にはひたすら難しかった。
多くない台詞から状況を読み取らなければならない部分もある。
ほとんどが刑務所の中のシーンで淡々と進んでいき、眠気に襲われてしまった。
直接的なシーンも意外とあり、ちょっと>>続きを読む
メンバーの舞台挨拶付き上映にて鑑賞。
曽我部さんは残念ながら体調不良で欠席だったが、田中さんのトークがおもしろくてけっこう盛り上がった。
サニーデイ・サービスについては、音楽性はわりと好きだがきちん>>続きを読む
無難な感じにまとめてくるのかな、という予想は大きく覆された。
3つの家族を通して、戦争の理不尽さや悲しさを描いた緊迫の122分。
状況が目まぐるしく変化するので飽きることはなかった。
悲しんでいる暇も>>続きを読む
完全に陽子が憑依している。
菊地凛子の演技には鬼気迫るものがあった。
陽子と出会う人々も、味があって良かった。
今の時代にひとりの女性が生きていく現実が、所持品もほぼなくヒッチハイクでたったひとり弘>>続きを読む
なるせゆうせい監督の舞台挨拶付き上映にて鑑賞。
事前情報なしで観たら、場面がほとんど変わらないコメディータッチの会話劇だった。
映画というより演劇。
個人的にそのような作品があまり好みではないので、>>続きを読む
悪くはなかったけれど、1がとても良かっただけに、本作はそれほどのインパクトはなかった。
戦場でのシーンが多く、それを自宅で観てしまったことも原因のひとつかもしれない。
戦闘の激しさや戦場のざわめきを体>>続きを読む
アオサギは、地域によって再生の象徴だったり、意識と潜在意識を自由に行き来できるとも言われているそうだ。
何かを読み取ろうとすると難しいのかもしれないけれど、それほど考え込まなくても普通にファンタジー>>続きを読む
評価が低めなのが引っ掛かっていたけれど、片山慎三監督の作品はパンチがあって好きなので、信じて挑んだ。
エピソードが6つあり、片山監督と内田監督が3つずつ担当しているそうだ。
なかなかカオスでエピソード>>続きを読む
たぶん、働く女性なら誰でも身に覚えがあるはず。
最低のセクハラ発言が本当に最低だった。
そういう問題じゃないんだよ……(怒)
いろいろとリアルだなと感心していたら、最後にその理由がわかった。
すごく静>>続きを読む
思ったよりもずっと叙情的な作品だった。
子供の頃の夏休みのけだるさが思い出される。
温かい家庭に育った人向けかな。
自分は子供がいる人の気持ちがわからないし、父とも仲が良くはなかったので、父と娘のバカ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ザ・思春期の映画。
二人とも、天才子役か!?
ちょうどその年頃の子供が思春期を表現するってすごく難しいと思うのだけれど、見事な演技。
けっこう早い段階でレミが出てこなくなってしまう。
最悪なことが起こ>>続きを読む