見て思ったのは、『インディ・ジョーンズ』というシリーズは、スピルバーグのシリーズだったんだな、ということだった。本作でもシリーズのお約束や、ジェットコースターのように連続するアクションをやってはいる>>続きを読む
【監督特集29 宮崎駿】
「男って、本当に馬鹿」という感じの話で、宮崎駿の自意識が過剰に出てしまっている作品(豚(=宮崎駿自身)に、わざわざ森山周一郎をキャスティングし、美女と美少女に想いを抱かれ>>続きを読む
【監督特集29 宮崎駿】
本作にかかわった片渕監督は本作のターゲットを「経済的に自立した女性」としていたそう。確かに本作は魔法が出てくる作品だけど、やってることはキキが知らない町に来て事業を始める>>続きを読む
【監督特集29 宮崎駿】
やはり途轍もない傑作…!「子供目線」の映画。いや、「子供に合わせて易しい内容にしました~」とか、そんな生易しいもんじゃない。新しい家、階段の暗闇、軒下の空間、そして周りにあ>>続きを読む
正直、世間で言われているほどの大傑作とは思えなかったけど、良作だったことは間違いないと思いました。
フラッシュの初単独映画とのことですが、初心者にも分かりやすい作りになっています。まず、冒頭の人>>続きを読む
前作も傑作だったけど、本作も傑作だった。前作がマイルスが「スパイダーマンになる」話だったのに対し、本作は彼が「スパイダーマンの運命」に抗おうとする話。IMAX字幕と吹き替えで2回見た。
本作は、>>続きを読む
【監督特集28 宮崎駿】
見返して思ったけど、上下のアクションが続く。冒頭でシータが落下し、続いてパズーとシータが飛行石の力で落下する。そしてその後、ラピュタを目指して空に行く。『カリオストロの城』>>続きを読む
【監督特集28 宮崎駿】
世界観は完全にディストピアだけど、それが「人が汚した地球を浄化しているから」なのが面白い。つまり、人はかつてのツケを払っている。しかし、人はそれでも生きようとする。「地球は>>続きを読む
『チャッキー』と同じ線上にある、「人形ホラーもの」の最新作。本作はホラーとしてはそこまで怖くはないけど(これは製作側が意図的にそう編集したらしい)、現代批評映画としてとても面白かった。
本作のミ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
是枝裕和×坂元裕二×坂本龍一という、夢のタッグが実現した日本映画。是枝監督が自分で脚本を書かないのは『幻の光』以来。坂元裕二とのコンビでどのような作品が出来上がるかと思っていましたが、思っていた以上>>続きを読む
実在の事件を基にしているけど、本作は寓話なのだと思う。つまり、この世界で、性暴力にさらされながらも、声をあげられず、そして主体性すらも奪われてきた女性たちが自らの意思を表明するという話。撮影によって>>続きを読む
良くも悪くも、「TVドラマの映画化」な映画。一応、映画ということでルーヴル美術館で撮影を行ったり、音楽面で力を入れていたりはする。だけど、せっかく「黒い絵」という、映画館にピッタリな要素があるにもか>>続きを読む
『クリード』シリーズ3作目。前作でドラゴとの因縁が決着し、アドニスの物語、そしてロッキーの物語は終わったかに思えた。本作の敵はアドニスの忘れたい「過去」。過去からやってきたデイミアンと対峙し、過去を>>続きを読む
監督の想い出に触れる映画。撮影が素晴らしいと思った。1つ1つのショットから、この想い出の主にとって、あのひと夏がどれほど大切でかけがえのない時間だったかが分かる。そして、空港で別れるラストが本当に切>>続きを読む
『THE WITCH 魔女』から始まる魔女ユニバース第2作。本作の主演であるシン・シアは、前作のキム・ダミから変わり、マジで何も分からないキャラとなっていて、彼女が普通の家族と触れ合い、「人の心」を>>続きを読む
昨年一部界隈で大いに話題になった中国アニメーション。『羅小黒戦記』と同じく日本語吹き替え版にて全国ロードショーされましたので、早速鑑賞しました。しかしまぁ最近の中国アニメの追い上げはすごいな。
>>続きを読む
最初から最後まで「そうはならんやろ」「な・・・何ィ!?」の連続。ハリウッドが誇る超大バカアクション大作完結篇の前編。ちなみに邦題の通りファイアーでブーストします。死んだ奴らもどんどん生き返り、「そう>>続きを読む
ジェームズ・グレイの自伝的作品。周囲に馴染めない少年が黒人の少年と交流を結ぶも、人種や貧富の差という社会的なしがらみによって別れる話。この社会には自分ではどうにもできない仕組みやしがらみがあり、本作>>続きを読む
「PSYCHO-PASS」シリーズは熱心なファンというわけではなく、TVシリーズは1期からリアルタイム(もう10年前か・・・)で追っていますが、劇場版は1作目しか見ておらず、最近やった3期の続編と番>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
冒頭、オーダーメイドのスーツに身を包み、「完璧な」リディア・ターが登壇する。本作はこの完璧な彼女が凋落していく物語です。映画自体もこの彼女の精神状態に沿った演出が施されており、前半は長回しが多用され>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ナメてたわけではないが規格外の化物すぎた女子高生の掌の上で踊らされた上に皆殺しにされました映画。続編に備えて鑑賞。彼女には私も騙された。他の韓国映画のアクションとは違い、MCU作品のような、言ってしま>>続きを読む
事前情報として、「池松壮亮と寛一郎、黒木華が出てて、時代劇で、モノクロ」程度しか知らないで見に行ったのですが、めちゃくちゃ驚いた。こんな糞まみれの映画だったとは。
本作の時代は幕末になると思うの>>続きを読む
ダリオ・アルジェントの新作を映画館で見られるとは。ちょっと感激(『サスペリア』しか見たことない)。しかもそれが監督のルーツであるジャッロであり、これが中々面白いので、ますます嬉しい。
脚本は大雑>>続きを読む
原作は読んでいないけど、今泉力哉監督だから見た。ちひろさんを演じる有村架純の存在感が色んな意味で異質すぎた。日常の中で色んな悩みを抱えている存在に寄り添って、人々をつなぐ役割を担っている。そんな役回>>続きを読む
【シリーズ特集 インディ・ジョーンズ】
これね、実は思い出の映画で、中三のときに友達と見に行ったんです。そして当時の私は「めちゃくちゃ面白いじゃん!」って思って大変満足したんですよね(そしてその後、>>続きを読む
【シリーズ特集 インディ・ジョーンズ】
『魔宮の伝説』よりは面白かった。親父がショーン・コネリーなのになんか惚けてて、インディとの親子漫才が面白い。自分のことにかまけてる問題のある父親と和解するとい>>続きを読む
MCUはフェイズ4に入ってから何とも言えない作品が多くて、本作に関しても全く期待していなかったんだけど、やっぱりジェームズ・ガンですね。3部作としてちゃんと完結させてくれた最高の映画でした。
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【シリーズ特集 インディ・ジョーンズ】
あれ?冒頭30分くらいカットされてない?ってくらい話が途中から始まる。インディーはもう上海に行ってて悪党と取引をしてるんだけど、シリーズお決まりの下りがすっ>>続きを読む
現在、全世界でメガヒット中の本作。私はマリオは「スーパーマリオブラザーズ2」しかまともにやったことがなく、「マリオカート」も友達の家でやったくらいのマリオ弱者なのですが、これがまぁ面白かったですよ。>>続きを読む
【シリーズ特集 『インディ・ジョーンズ』】
6月公開の『運命のダイヤル』に合わせて。学生のときに午前十時の映画祭で見て以来なので、10年ぶり。次から次へとアクションが起こり、ハラハラドキドキの連続。>>続きを読む
本作のマイキーは信じがたいカス人間で、自己中だし、他者を利用することしか考えていない(しかも都合が悪くなるとバックレる)。いちいち過去の武勇伝を語ってきて、ウザいし、うるさい。その上、マチズモ的な悪>>続きを読む
排他的な村を寓話として描き、日本の閉塞感を示して見せる。藤井道人監督の欠点(だと思っている)として、全ての映画がテーマありきで作られているところがあり、それ故に映画のキャラが記号的に見える、というの>>続きを読む
【監督特集27 ポール・ヴァーホーベン】
傑作だった。ナチスに家族を殺された女性がレジスタンスに入り、スパイとして活躍する、という話だけど、さすがヴァーホーベン。出てくる人間がどいつもこいつもロク>>続きを読む
ここまで傷つきやすい人を描いた映画、今まで無かったと思う。本作に出てくる登場人物は、白城を除いて、皆傷つきやすい。七森はアロマンティックだけど、自身が男性であることで女性を傷つけているのではないかと>>続きを読む
聖地マシュハドで起こった娼婦連続殺人事件、と聞けば、連想されるのは『羊たちの沈黙』や『セブン』のようなシリアルキラーもの。しかし、本作は、その事件を追う女性記者を通して、ミソジニーにまみれた世界を描>>続きを読む
最近のコナン映画は、作りが圧倒的にキャラに偏っていて、もはやミステリ要素などはキャラを動かすための要素に過ぎない。前作『ハロウィンの花嫁』はこのバランスが意外と良かったのだけど、本作は100億突破を>>続きを読む