kitoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

アンチグラビティ(2019年製作の映画)

3.0

期待したほどには刺さらなかった。

だいぶ前にYouTubeでトレーラーと一部冒頭部分を観て、夢の中だとか記憶の中だとかいう世界観となかなか凄いCG映像に目を引かれた。

ストーリーはトレーラーだけだ
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スリザー(2006年製作の映画)

3.5

映像は気色悪いのだけど何だか妙に面白かった。

監督・脚本のジェームズ・ガンが本作の次に撮った「スーパー!」にはイマイチ、ハマらなかったので、あまり期待せずに見始めた。ところが、予想外に良くできた”B
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

3.5

はあー、全九話を観終わった達成感に満たされる。

「最終章」であれほどの大事件を経験した後のはずなのに「コックリさん」の冒頭で工藤Dが「ビデオの売り上げが右肩下がりなので、タイトルを"超コワすぎ!"に
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

3.5

とんでも展開に唖然となったけれど楽しめた。

オリジナルビデオのFILE1ー4がそれなりにまとまっていたので、期待して続く「劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い」「史上最恐の劇場版」「コワすぎ!最
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

3.7

夏場にぴったりで楽しめた。

監督・脚本の白石晃士による”癖つよワールド”が展開するので、好き嫌いがはっきり分かれるだろう。私は過去に「カルト」と「オカルト」の二作品を前情報なしに配信で観て、特に「オ
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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士[完全版](2009年製作の映画)

3.5

面白かった。ミレニアム・シリーズの2と3はひとつの話の前後編といった感じなので続けて観た方が良い。

ミレニアム1(ドラゴン・タトゥーの女)から1年が経過したところでミレニアム2が始まり、ミレニアム3
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ミレニアム2 火と戯れる女[完全版](2009年製作の映画)

3.3

まさに北欧ミステリーといった感じで楽しめた。

以前ダニエル・クレイグのハリウッド・リメイク版「ドラゴン・タトゥーの女」が公開・話題になっていた頃、今はなきGYAO!でスウェーデン版を先に観た。ハリウ
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ティル・デス(2021年製作の映画)

3.7

ストーリーは期待を上回り、かなり面白かった。

ただ、主役がもう少し可愛げのあるキャラとキャスティングだったらスコア「4」を付ける。バービー人形というかマネキンのような顔立ちのミーガン・フォックスには
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

4.3

いやもう、めちゃくちゃ面白かった。

例によってだいぶ前にYouTubeでトレーラーを観ていて「デンマークが舞台、マッツ・ミケルセン主演のアクション、デンマーク・アカデミー賞4冠達成の復讐劇、映画評価
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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

2.0

予想に違わず残念だったーー

観る前から絶対に"地雷"やんというセンサーが灯ったのだけど、恵比寿・渋谷という馴染みのあるエリアが舞台らしいので見始めた。やはりすぐ地雷確定だとわかったのだけど、結局"な
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ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)

3.2

けっこう序盤で大筋の予想がついてしまい、以降は答え合わせな感じで観ていたら、概ね予想通りだった。原題は「A Perfect Enemy」で、このタイトルもストーリー予想の手掛かりになった。

「ロスト
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かくれんぼ(2013年製作の映画)

3.2

いかにも韓国映画らしいスリラー。

FILMAGAだったか何かの記事で「おすすめ韓国ホラー」のリストに入っていた覚えがあり、ポチッとなと再生。てっきりスーパーナチュラルものホラーだと思っていたのだけど
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ベター・ウォッチ・アウト: クリスマスの侵略者(2016年製作の映画)

3.5

いささかムカつくのだけど、けっこう面白かった。

猛暑を吹き飛ばしたいと思って選んだら、それどころかなんならイライラで暑さが増してしまった。「ホラー版ホーム・アローン」などと言われているそうだが、あん
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FREAKS フリークス 能力者たち(2018年製作の映画)

3.5

けっこう面白かったーーのだけど、登場人物の誰ひとりとして感情移入できない終始、微妙にイライラな展開だった。

ビジュアルとタイトルから"超能力もの"だろうとは察せられるのだけど、前半は謎だらけで緊張感
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

いやいや、まさかまさかで、ハマってしまった。

シン・シリーズ、エヴァは別格として、ゴジラが超絶面白かったので、リアタイ世代としてウルトラマンには期待大だったのだが、蓋を開けるとぜんぜん響かずガックリ
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マンディブル 2人の男と巨大なハエ(2020年製作の映画)

2.7

うーん、好みに合わなかったなぁ〜
"ハエ転生"印度映画「マッキー」繋がり。

いかにもフランスのシュールなコメディといった感じ。こういう話も日本人の芸人が演じる10分くらいのショートコントだと面白く観
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X エックス(2022年製作の映画)

3.7

正直あまり期待していなかったのだが、なかなか面白かった。

観る直前にそれと知ったさすがのA24作品。悪魔や悪霊などのスーパーナチュラルは出てこず、ストーリーは至って単純。そしてワニのいる池の俯瞰など
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

2.8

懸念していた通り、やはりビジュアルに無理を感じ残念だった。

もう最初からエスターの顔立ちが大人にしか見えない。いや、そりゃあ、演じるイザベル・ファーマンは23歳だもん。それをCGやSFXを使わず遠近
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

3.2

航空物として映像的にはなかなか楽しいのだけど、最後まで喉に引っかかる魚の小骨のような"なんだコレ⁈"感はおさまらなかった。

主役のクロエ・グレース・モレッツ、何で観たっけと考えると「イコライザー」と
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.0

ほぼ一人称視点(POV)なくらい密着度が凄い。

決勝以外リアルタイムでは観なかった。熱狂こそしなかったものの、勝った結果を知った後、 "スポーツファンあるある" なネット動画を観まくっていたので出来
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光の旅人 K-PAX(2001年製作の映画)

4.0

こういう少しファンタジックなドラマは昔から好み。

自らを遥か彼方、琴座のK-PAXという惑星から来たと称するケビン・スペイシー、精神病院で彼を病だと診断し治癒しようと苦闘する精神医学者のジェフ・ブリ
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真木栗ノ穴(2007年製作の映画)

3.2

期待とは違ったものの、それなりに面白かった。

観始める前は何となく「異人たちとの夏」のあのノスタルジックな感じを期待したのだけれど、終盤以外はずっと青春エロコメのような雰囲気で、ホラーというよりは微
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青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

4.0

非常に面白く、TVシリーズ全13話と劇場版を二晩で一気見した。

Amazonでつらつらメニューを見ているうちにタイトルの”青春ブタ野郎”というワードに食いついてしまった。”ブタ野郎”とはなんともアレ
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.7

邦画のサスペンス・ホラーとしては久しぶりに面白かった。

この手の犯罪ものは、どうしてそうなるという感じで登場人物たちはおバカ行動ばかりするし、警察は24時間無能っぷりを曝け出すし、アクションも何だか
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.0

うーん、何だか微妙な感じだった。

いったい、何が起こっているのか、主人公たち二人は何がしたいのか、何を思っているのか、どうもよくわからないまま話が進んでいく。刑事と被疑者が禁断の恋愛に陥っていくスト
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ビースト(2022年製作の映画)

3.0

わかりやすく、手堅くまとまったパニック・サバイバル。

ヴェロキラプトルをライオンに置き換えたまんまジュラシック・シリーズ風なので、主役の家族は助かり、密猟者たちは全滅するなどお約束な展開が続く。新味
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ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

1.5

絶望的に面白くなかった。

ギブせず最後まで観た自分を褒めるべきか、見切りが悪いと反省すべきかのどちらかを問うなら、さっさとやめて寝た方がはるかに省エネでSDGSにかなっていた。

7-8割、水中撮影
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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

3.7

期待通り正統派ハードボイルドの私立探偵ものとして面白かった。

ジョナサン・レセムの原作は未読なのであくまで推測だけど、長尺であったり、主人公の心情吐露のナレーションが入ったり、できるだけ原作の雰囲気
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.7

モノクロの静止画とナレーション、オープニングの音楽のみで綴られる幻想的なアート作品。

核戦争により荒廃した世界を救うためタイムトラベルに挑む主人公の物語。今では星の数ほどあるSFストーリーだが、19
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ダークサイド・セオリー(2020年製作の映画)

3.2

私立探偵ものとして上手くまとまっていると思う。

低予算映画なのだと思うが、それを逆手に取ったような手持ちによるブレる一人称視点に近い映像は、私立探偵もののテンプレで雰囲気が出ている。

レビューでは
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ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス(2020年製作の映画)

3.2

いやはや、怪作というか奇作というか、やはりハンガリー映画は面白い。

20世紀初頭、ハンガリーの小村に赴いた遺体写真家がそこに住む少女とともに凶暴な幽霊を成仏させるというお話ーーなのだけど、全編にわた
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.5

評判通り面白かったが、少し違う点に萌えた。

バスケットボールにもバスケシューズにもまったく関心がなく、はたしてちゃんと楽しめるのだろうかという懸念を抱きつつ見始めた。ファンならより楽しめるのだろうけ
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.7

いろいろな意味で"ホラー"だった。

結構、考えさせられる内容で、それでいてジャンプスケアもあり、しかもクライマックスは雰囲気が変わって、まさかの”B級ホラー”なテイストになり、ちょっと笑ってしまった
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左様なら今晩は(2022年製作の映画)

3.5

心温まる恋愛ファンタジーで良かった。

坂道3グループとも箱推ししていて、Amazonの配信告知で「おや、久保ちゃん」となった。ただ、冠バラエティと楽曲は好きだけど、映画は正直あまり期待していなくて、
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.3

思っていたのと違い、非常に面白かった。

スパイものというだけの前情報で、007やミッション・インポッシブル・シリーズ的なエンタメを想像していたが、実話ベースの至ってシリアスなドラマだった。

主演の
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原点(2016年製作の映画)

3.3

ハードボイルドな雰囲気で、なかなか面白かった。

昨秋からときどき観ているハンガリー映画も本作で6本目になった。脚本もカメラワークもしっかりしていて、人口1千万のハンガリーにおける映画制作レベルの高さ
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