fiorinaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.6

13年振りの『エスター』の続編だけど内容は前日譚を描いている。

25歳でエスター役を演じるイザベル・ファーマンがすごいし良い意味で恐ろしい。子どもっぽい大人が大人みたいな子ども(31歳という設定だけ
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透明人間(2019年製作の映画)

3.7

H・G・ウェルズの小説『透明人間』をを現代風にリブートしたリー・ワネルの作品。

1933年のバージョンはモノケインという薬だったけど今作はドラえもんも驚く透明スーツ。『透明人間』はホラー要素の強いS
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あなただけ今晩は(1963年製作の映画)

4.0

元警官の男が愛するイルマを娼婦から救い出そうと奮闘するコメディ

ビリー・ワイルダー、ジャック・レモン、シャーリー・マクレーンの組み合わせはハズれないね。撮り方とか構図は美しさのかけらもないから苦手だ
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.9

車椅子での生活を送るクロエが献身的に世話をする母に疑念を抱き対立する様子を描く。

お母さんがちょっと怪しい行動をするんだけどそれが自分の考えすぎなのかそれとも本当におかしかったのかの魅せ方が秀逸で全
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ブロンクス物語/愛につつまれた街(1993年製作の映画)

3.9

ロバート・デ・ニーロが監督と出演を務めたドラマ。

イタリア系アメリカ人の少年・カロジェロが地元マフィアのボス・ソニーと知り合い、組織犯罪への誘惑と勤勉な父との狭間に立ち葛藤しながら成長する様子を描い
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シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)

3.7

テレンス・マリックが1978年の『天国の日々』から20年振りに監督を務めた戦争映画

太平洋戦争の激戦地・ガダルカナル島を舞台にアメリカ陸軍の若き兵士たちの姿を描いた作品。

大自然の中で闘う兵士たち
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カメラマンの家で(1900年製作の映画)

3.5

世界初の女性映画監督アリス・ギィの短編作品

カメラマンが写真を撮ろうとするが客の男がふざけたり花を持ったりする様子が描かれている。120年以上前の作品でもクスッと笑える。

オールド(2021年製作の映画)

3.5

急速に年老いていくプライベートビーチを舞台に、時間の恐怖を描いたM・ナイト・シャマランの作品。

老化するビーチという作品の設定よりも人間が年老いていくという現実の方が遥かに怖いと思いながら鑑賞してた
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.8

世界で初めて性別適合手術を受けた人物・リリー・エルベと妻のゲルダ・ヴィーグナーを題材にしたトム・フーパーの作品。

女性として生きたいリリーと自分の前では男でいてほしいゲルダの苦悩が繊細に描かれていて
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トラスト・ミー(1990年製作の映画)

3.7

妊娠して中退したマリアと電化製品の修理工を辞めたマシューやその家族が織りなすドラマ

娘が父親にビンタして死亡するという変わったオープニングから始まる。

終始陰鬱とした雰囲気であんまりハマらなかった
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アルファヴィル(1965年製作の映画)

3.8

ゴダールが1965年に公開したディストピアSF?映画(SFというよりフィルム・ノワールっぽさがある)

諜報員のレミー・コーションが感情や思想が排除された都市アルファヴィルへと潜入し任務を行う様子を描
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.8

凄腕の殺し屋を護衛することになったボディガードの奮闘を描く。

アクション映画なのにどこか抜けているところやコメディを取り入れていてなんともいえない絶妙なバランス

アムステルダムでのカーチェイスや船
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ゲーム(1997年製作の映画)

3.7

デヴィッド・フィンチャーが監督したサスペンススリラー

投資銀行を経営するニコラスが弟からの誕生日プレゼントでCRSという会社からのゲームに参加することになり、その後次々に不可解な出来事が連発する。
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

3.8

監督、脚本、制作、主演を務めたスパイク・リーの出世作(勘違いされやすいがデビュー作ではない)

ニューヨーク・ブルックリンのピザ屋付近で巻き起こる騒動や人種差別を題材にしていて登場人物みんなが怒鳴った
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.8

ダン・ブラウンの世界的ベストセラーを原作にロン・ハワードが映画化。キリスト教の聖杯を巡るミステリーを描いている。

ルーブル美術館から始まってタイトルがダヴィンチだからてっきり絵画の話だと思ってたらキ
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ビートルジュース(1988年製作の映画)

3.7

ティム・バートンが注目されるきっかけとなったホラーコメディ

車の事故死した夫婦が幽霊になるために修行したり、自分の家に越して来た家族を追い出そうとする様子を描く。

家の外の砂漠の異世界とか『カリガ
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

4.3

永遠の旅立ちを決めた恋人との切ない恋愛を描いたラブストーリー

エミリア・クラークが出演してる作品観るの何気に初だけどめっちゃ表情豊か(困り眉なところ)で可愛らしい。ファッションも見所。

外側から見
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ハロウィン(1978年製作の映画)

4.1

スプラッター映画と呼ばれるジャンルの元祖的存在として知られている。

主人公が油断しすぎたりブギーマンが全然追いかけなかったり(移動速度が遅い)とツッコミどころは結構あったけど、反復する音楽とか冒頭の
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.3

高速鉄道「KTX」で巻き起こるパンデミックを描いた作品。

ゾンビ映画だから無意識に避けてたけどとても面白かったし感動もしたしもっと早く観ておくべきだった。

暗くなったトンネルを駆使して電話を掛けた
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.8

終始PCの画面上だけで物語が展開する異色な作品。

サスペンスとして普通に楽しめた。

行方不明の娘を探すためにインスタやFacebookなどにログインして色々情報収集するんだけど自分だったらSNSを
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.1

マッチ工場で働く少女・イリスの反抗を描いたカウリスマキの作品。

冒頭のマッチ制作の過程を映像にするのが面白い。
初めて行ったディスコで売れ残ってしまったイリスが給料でドレス買うところ可愛い。

ドレ
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死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

1.0

墓場に迷い込んだカップルがミイラ男と狼男に捕らわれ、墓石に縛りつけられて死霊たちの裸踊りを見させられるという内容。

判ってたことだけど全てのクオリティが低いしとても観れたものじゃない。裸踊りする女が
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.7

タイムトラベルとウイルスをテーマにしたテリー・ギリアムの作品

冒頭の空港シーンと電話のメッセージや壁の落書き(ここからウイルスが?50億人が死ぬ?)の伏線回収が良かった。

ブラピの鬼気迫る怪演も見
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サタンタンゴ(1994年製作の映画)

4.5

配信がもうすぐ終了するということでこのタイミングを逃すと一生観ない気がするので覚悟を持って伝説の映画を遂に観た。上映時間はなんと7時間18分でありカット数は約150カット。人物や風景の長回しがほとんど>>続きを読む

トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

4.9

キェシロフスキ監督の『トリコロール三部作』の第三作目。

ヤバい。今まで観てきた映画の中で5本の指に入るぐらいカメラワークが素晴らしすぎてその映像美に見惚れてしまった。車のシーンやボウリングのシーン、
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トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

4.0

キェシロフスキ監督の『トリコロール三部作』の第二作目。

性的不能が原因でフランス人の妻ドミニクから離婚を求められポーランドに帰ることになった主人公のカロルが変わった復讐を立てる。

ところどころ挿入
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赤い影(1973年製作の映画)

3.7

イギリスの女性作家ダフニ・デュ・モーリエの短編を原作にニコラス・ローグが監督。

ヴェネツィアを舞台にしたオカルト色が強いサスペンスで、終始赤色を効果的に用いた編集が特徴的。

過去に「映画に出てくる
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軽蔑(1963年製作の映画)

3.8

ブリジット・バルドー演じるカミーユとその夫ポール夫婦の破綻寸前の様子を描いている。

『メトロポリス』や『M』などの大傑作を監督したフリッツ・ラングがゴダールの映画に出演していることに興奮した。

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ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

1.2

スーザン・コリンズのヒット小説をゲイリー・ロスが映画化。12地区から選ばれた男女24名で殺し合いをするという内容。

うーん、思ってたのと全然違った。アクションなのに終始暗い雰囲気だし、タイトルのハン
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.9

スコア3.4は流石に過小評価されすぎだと思う。。全然悪くないじゃん。

時間が通過という近未来の世界を舞台に青年ウィルと大富豪の娘シルビアの逃避を描いた作品。

25歳から歳を取らなくなり、時間が通貨
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.7

ケリー・ライカートの長編映画デビュー作。

フロリダのマイアミ郊外で暮らす30代の主婦コージーと同じく現実に失望する男リーと共に行動する様子を描いている。

キャッチコピーの「ロードの無いロード・ムー
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バニシング・ポイント 4Kデジタルリマスター版(1971年製作の映画)

4.1

ヤク中の元プロレーサーのコワルスキーがデンバーからカリフォルニアまでダッチチャレンジャーを駆使して爆走するアメリカン・ニューシネマ。

ヒッピーとか薬とか「THE 70年代」を感じさせる映像は良かった
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女は女である(1961年製作の映画)

3.8

ゴダール初のカラー作品。一応ミュージカルらしいが出演者が歌い踊るシーンはほとんどない。

24時間以内に赤ちゃんが欲しいアンジェラとそれに反対する彼氏のエミール。前からアンジェラに気があるアルフレッド
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ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972年製作の映画)

3.7

ブルジョワ階級の日常を奇妙に描いた不条理劇。

視聴している間でやりたいことができないもどかしさでムカムカしてくる。それが狙いなんだろうけど。回想や夢が多く挿入されていて観てるこっちが夢を観ているよう
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昼顔(1967年製作の映画)

3.7

ジョゼフ・ケッセルの同名小説を原作にブニュエルが映画化した金獅子賞受賞作。

弱冠24歳のカトリーヌ・ドヌーヴが昼は売春婦、夜は貞淑な人妻という二面性を持つセブリーヌを演じている。

撮り方とかは良か
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.2

離れ離れになった高校時代の仲間たちを探すと同時に回想シーンを挿入する手法がとても自然で全然飽きなかったし楽しかった。

大人になるとどうしても高校の友達に合う機会がなくなる(少なくなる)からこうして会
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