となりのデルトロさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

パプリカ(2006年製作の映画)

4.0

久しぶりに見返した
夢空間のぶっ飛んだ映像表現がとにかく凄い
性的でグロテスクな悪夢的描写
林原めぐみのクールで官能的な声が最高 
平沢進の音楽もベストマッチ
今敏の鬼才ぶりが遺憾無く発揮されてる
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くもりときどきミートボール(2009年製作の映画)

1.0

食物粗末にすんな 
前半の印象が悪すぎて後半ほとんど頭に入ってこなかった…
ゼリーの質感と鶏肉の気持ち悪さが印象的

情熱のピアニズム(2011年製作の映画)

4.0

先天性の病気で骨に問題があり、身長が1メートルも無かったペトルチアーニ
だがそのピアノは誰よりも強靭だった
人生を決して恨まずエネルギッシュにピアノと向き合い、女とやりまくった人生
潔いし、その潔さが
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さびしんぼう(1985年製作の映画)

3.0

大林宣彦濃度高めの珍作
終始甘くセンチメンタルな雰囲気なのに急に正気を疑うセリフが出てくるから油断できない
時かけも変な映画ではあるが、これに比べたら遥かに抑制が効いてる
呑み込みずらいにも程がある話
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.5

良いんだけどどうしてもストップ・メイキング・センスと比べてしまう

カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

3.0

コッポラの中でも評価の高い一作だが刺さらず
ひたすら暗くじめじめした話でカタルシスもない
トイレのシーンが中々強烈
ラストの電話はそもそも本当にあったのか?

カプリコン・1(1977年製作の映画)

3.5

「火星着陸」の場面は皮肉極まりない名シーン
後半の空中戦は近年観たアクションシーンで一番驚いた
あれ本当に撮ったの??

ブロブ/宇宙からの不明物体(1988年製作の映画)

4.5

事前情報なしで何気なく観たら、めちゃくちゃ面白かった
最近こう言う映画との出会いなかったから嬉しい
B級SFホラーとして理想的な作り

なんと言っても特殊効果が今見てもよく出来てる
ぬめぬめぐちょぐち
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ヒドゥン(1987年製作の映画)

3.5

ターミネーター、ブレードランナー、遊星からの物体xなど、80年代SFの要素を上手くブレンドした良作
最初からあの武器使えば良かったのではというツッコミはあるが、最後までテンポ良く見れた
オチが意味深
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この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)

3.5

昔映画館で大林監督のトークショー付き上映会で観て以来
最初見た時は圧倒的な情報量にひたすらクラクラしたが、今回はすんなり観れた
70過ぎで作ったとは思えないくらい実験的でエネルギッシュだが、同時に死の
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時をかける少女(1983年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ここまで誤解されてる映画も珍しい気がする
一般的なイメージは美しい尾道を舞台にした古風なラブストーリー
実際は性的なメタファーと男の支配欲に満ちた非常に暗く歪んだ物語(としか自分には見えなかった)
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.5

原作を非常に丁寧に映画化してた
役者も皆んなハマってたし、邦画にしてはかなり映像も頑張ってた
ただ丁寧にやるあまり、少しテンポ悪かった気がする
話あまり進んでないような…
料理はどれもマジでめちゃくち
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

Blu-ray持ってて何度も見てるし、わざわざ劇場で(しかもお高いimax)観るかどうか迷ってたんだが…
結果的に見て大正解
ここ数年で間違いなくベストの映画体験だった
見てる間とにかくニコニコ。ずっ
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

3.5

ショーシャンクの元ネタ!
ドン・シーゲルらしい渋い作りだった
バッツさぁ…

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.0

処女作にはその作家の全てが詰まってるとはよく言うが、ここまで極端な例は前代未聞では?
一作目から作家性全開、もうほんとにやりたい放題
あまりに不自然な事態や画の連続に無限に突っ込める
この不自然という
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ラリー・フリント(1996年製作の映画)

4.0

最近考えることの多い「表現の自由」についての映画なので、グッときた
法廷で表現の自由の重要性を説くシーンが素晴らしい
自由は素晴らしいと皆んな言うが、自由とは不快な表現の存在を認めなければいけないこと
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アメリカン・ポップ(1981年製作の映画)

3.5

とある理由で円盤化されていない幻のカルト作
4世代に亘るユダヤ系アメリカ人家族の物語
ロックの時代に入ってからが面白かった
最後の演奏は圧巻!

人魚伝説(1984年製作の映画)

4.0

凄かった。伝説的カルト映画だが、伝説になるだけのことはある
主人公の顔つきが最初と最後でまるで別人
おそらく監督が徹底的に追い込んだのだろう
主人公が大暴走する後半はもちろんだが、最初の殺人シーンの凄
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岸和田少年愚連隊(1996年製作の映画)

4.0

瑞々しい暴力青春映画の傑作
ひたすら喧嘩に明け暮れてるけど、笑いとカラッとした空気感があるのが良い
周りの大人も喧嘩全然止めないし

出演してる吉本芸人は皆んな好演してるけど、一番良かったのはおかん役
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メランコリック(2018年製作の映画)

5.0

偏愛してる一本
ぬるい環境で育ち、世の中や人生を甘く考えてる感じが他人事ではない笑
明らかにヤバい世界に足踏み入れてんのに呑気に彼女作ったり笑
松本が主人公の甘さにブチギレるシーンは本作の白眉
「危機
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悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

4.0

登場人物が多く人間関係がとにかく複雑!もう一度見たらより楽しめそう

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

2.0

「オフビート」を勘違いしたひたすらだらだらと冗長な会話シーンが続く。つまんねえ。期待してただけに残念

東京オリンピック(1965年製作の映画)

4.0

これは日本人として観てよかった
当時の熱気や選手の緊張感をよく捉えてる

半世紀以上前の大会なのに、普通に興奮して応援しながら見てしまった
選手の真剣な表情や、スローモーションで映る躍動する筋肉が美し
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ザ・レイド GOKUDO(2013年製作の映画)

3.5

140分はちょっと長すぎ。
話はイマイチ
だがアクションはどれも気合入ってた
スタンドが心配になるほど痛々しい
し、カメラワークも凄かった
カーチェイスが白眉!

ショーガール(1995年製作の映画)

4.0

これがラジー賞の作品、監督、主演女優受賞とかどうかしてる
特にエリザベス・バークレーの主演女優賞は本当におかしい!
実にガッツのある、見事な演技だったよ
ダンスシーンの迫力たるや!
確かになかなか感情
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ボーイズ’ン・ザ・フッド(1991年製作の映画)

4.5

瑞々しく痛々しい傑作。登場人物がしっかり描けてるからこそ、ある悲劇にドスンとくる。
暴力の連鎖は本当に虚しい。
ダメなフッド(地元)からはさっさと逃げ出すに限る

ヒップホップ好きなので、こういう環境
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クリープショー(1982年製作の映画)

-

ロメロとキングの組み合わせだったらもっと面白くなりそうなのに…こちらも途中で断念

アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

-

エンタメ性皆無。最初から説教くさい。残念ながら途中で断念

真夏の夜のジャズ 4K(1959年製作の映画)

3.5

アニタ良かった!
サッチモも流石の貫禄!
観客がやたらクールなのが印象的

ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

3.5

作り込まれた世界観、漫画のようなキャラクター、キザなセリフ…
独特な魅力があり、カルト的人気があるのも納得だが、個人的には同じウォルターヒル監督作のウォリアーズのほうがリアルでザラザラしててより好み
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迷宮物語(1987年製作の映画)

3.0

オムニバス3作品の中で、唯一大友克洋のエピソードだけ良かった。
世界観が面白い。
あとの2作は映像表現としては見応えあるが、話は無いに等しく自己満足的

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

4.0

久しぶりに見直し
80年台のVFXは今見ても楽しいな
ぐにゃぐにゃになるテレビ、銃と手の融合など、どれもインパクト抜群
物語もSNS時代に見ると説得力より増してる

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

4.0

久しぶりの見直し
opからエネルギーが爆発してる
皆んなやたら自己主張激しかったり、人種間で対立してたり、アメリカで生きていくのは大変だと痛感